Web3黎明期の2018年から国内最大級のブロックチェーンゲーム『CryptoSpells』を自社開発・運営。その知見を活かしてNFT・ブロックチェーンゲーム領域で自社開発・開発支援・コンサルティングを行い、急成長を続けるCryptoGames株式会社。
今回は、6月末にリリースされた自社ゲーム『NFTWars』の開発メンバーである、エンジニアとプランナーの2人にインタビュー。
なぜいま、新たにブロックチェーンゲームを出すのか。
開発、運営は、どのようなことを考えているのか。
最先端領域で、新しい仕組みを作る
──まずは簡単に自己紹介と経歴からお願いします。
青山 NFTWarsプランナーをしております、青山と申します。
僕は、新卒からITスタートアップの経歴です。社長と二人三脚で、エンジニア以外の業務はほとんどやってきました。
慶應義塾大学卒業。ITスタートアップ複数社を経て、CryptoGamesに入社。現在はNFTWarsのプランナーを務める。趣味はブロックチェーンゲームとフットサル。
その後、ブロックチェーンゲームと出会って、ご縁があってCryptoGamesに入社しました。
上田 NFTWarsエンジニアを担当しております、上田と申します。
僕は新卒でCryptoGamesにエンジニアとして入社しました。
上田凌(うえだ・りょう)龍谷大学大学院理工学研究科卒業。CryptoGamesに新卒入社。現在はNFTWarsのエンジニアを務める。趣味は、料理・運動・ピアノ。作るパスタが異様に美味しい。
NFT売買プラットフォームの「NFTStudio」の開発や、NFT売買サイトの受託開発、協業でのブロックチェーンゲーム開発を経て、NFTWarsチームに入りました。
──おふたりはなぜCryptoGamesに入社されたのでしょうか?
上田 実は僕は、入社当初ブロックチェーンゲームをほとんど知らない状態でした。
就活はスタートアップに絞っていて、その中で、ブロックチェーンとゲームの組み合わせがおもしろそうだなと思って、興味本位で入社したんです。
大企業に入ると、自分が何をしたらいいのか見失いそうだけど、ここならやることが明確でいいなと思っていました。
実際、入社してからたくさんのプロジェクトに関わらせてもらって、常にやることがあるのでありがたい環境だと思っています。
CryptoGamesは、一時時価総額8000億円を超えた「元素騎士オンライン」や、合同会社DMM.comが開発する「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」などの開発支援を行っている。
青山 僕はもともとCGの自社ゲーム『CryptoSpells』のユーザーで、代表の小澤さんとも面識がありました。
ブロックチェーン×カードゲームの領域で何かやりたいと思って転職活動をしている中で、小澤さんにお声掛けいただいて。
『NFTWars』について聞いて、めちゃくちゃおもしろそうだと思ったので入社を決めました。
──NFTWarsのどんなところに「めちゃくちゃおもしろそう」と感じたのでしょうか。
青山 一番は、画期的な仕組みですね。
今までのブロックチェーンゲームは、新規ユーザーから集めたお金の一部を既存ユーザーに配るような、いわゆるポンジスキームと揶揄される仕組みが大半でした。
それがNFTWarsの場合、ゲーム外から報酬原資を調達して分配するため、ポンジになりません。
また、提携プロジェクトのNFTをゲーム内のカードに変換してプレイできるので、「NFTのユーティリティ」という課題の解決にもつながっている。
もちろん無料でプレイできて、ゲーム自体もおもしろい。本当に画期的で素晴らしいプロジェクトだと思っています。
ブロックチェーンゲームという最先端の領域で、新しい仕組みを作り続けるのは、小澤さんないしCryptoGamesの強さですよね。
──『NFTWars』は6月末にリリースされました。リリース直前はかなりハードワークでしたね。
青山 毎日何かしら起きるので、大変でしたけど、楽しかったですね。
仕様やバグの確認がてら、社内のメンバーでワイワイNFTWars大会をしたり。メンバーの仲が良いので、お互い熱量を高めながら取り組めました。
一番思い出に残っているのは、リリース前日ですね。
上田 朝までバグ修正しましたね(笑)。
リリース前日に僕と青山さんで「遂にリリースですね」みたいな感じで話していたら、社内のシニアエンジニアの方が「最後にバグの確認しましょうか」とやってきて。
そこから朝までデバッグが続きました。
青山 バグが一つ見つかって、それを検証しているとまた新しいバグが見つかって。
一つずつ修正して、気づいたら朝になっていました(笑)。
理想は間違っていない。NFTWarsの今後
──朝まで!大変ですね。
青山 完全に不具合がなくなったわけではありませんが、プレイできる状態でリリースできたのでよかったです。
やっぱりこうやって良い意味で時間関係なく働けるのは、スタートアップならではですよね。
入社してすぐにNFTWarsのインプットを受けて、立ち上げに関われたので、めちゃくちゃ楽しいですよ。
上田 そうですね。自分は今回、小澤さんに「自社ゲームに関わりたい」と伝えて部署を移動させてもらってNFTWarsに関わっているので、そういう形で好きにやらせてもらっているのはすごくありがたいです。
──リリースから1ヶ月が経ちました。どういったところに難しさを感じますか。
青山 最近ずっと考えているのは、どうすればもっとユーザーの皆さんに楽しく遊んでもらえるか、です。
自ら大会を主催し楽しんでいるユーザーも。
カードゲームは、初心者が勝ちにくいゲーム。そこの差を埋めるには何が必要なのか。ずっと考えています。
まだまだやることはいっぱいですね。
上田 まずはユーザーの皆さんに不便なく使って頂きたいので、そこを固めていく事ですね。
NFTWarsをリリースしてから、ユーザーの皆さんの声・ご意見色々ありますが、その中でもNFTWarsに期待してくださってる方の声を聞いてると、やはりすごくうれしいです。
モチベーションにもなりますし、皆さんが納得いくものを早く作りたいと思いますね。
青山 NFTWarsが目指してるところは間違っていないと思いますし、可能性のあるプロジェクトだと思っています。
早くユーザーの皆さんが納得できる、友人におすすめしてもらえるプロジェクトにしていきたいです。