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【社員紹介】デザインチームにインタビュー、クレジットエンジンの目指すプロダクトデザインって?

Photo by Tirza van Dijk on Unsplash

こんにちは!コーポレートチームの木山です。
気づいたら3月も半ば、毎日花粉症と闘いながら日々を過ごしております。ストーリーを書くのも久しぶりすぎて、どうやって書いてたっけと記憶を奮い起こしながらの作業です(目指せ月1更新、、うん)

2024年 第一弾(遅い)のインタビューはデザイナーチームにしてみました!クレジットエンジン(以下、CE)のプロダクトデザインがどのようなプロセスで行われてるのか、デザインチームがどんなやりとりをしているのか、いろいろ聞いてみました。

<メンバープロフィール>

三橋 敏孝(ミツハシ トシタカ)
大学、大学院でデザインを専攻するも卒業後はSIerにSEとして入社。その後デザインとSEのバックグラウンドを活かして業務システムを扱うデザイナーに転身。クレジットエンジン入社後はCE Loan、CE Collectionの仕様策定、UI設計を担当。

Eunice Yeung(ユニス ヤン)
アメリカの大学でグラフィックデザインを専攻し、卒業後は香港のマーケティング、ブランディング会社に入社。来日後はSIコンサルタント会社のUI/UXデザイナーに転職したことをきっかけに、自社サービスの運用改善に興味を持ち始め、クレジットエンジン入社後はCE Loanの仕様策定やUI設計を担当。

担当業務を教えてください

三橋さん:デザインチームのリードです。具体的にはリソースやタスクの管理、あと採用ですね。元々はCEのメインプロダクトであるCE LoanやCE Collectionの設計に携わっていましたが、昨年10月からリードになったのでデザインチームのマネジメントに範囲が及んでいます。リードとして他職種のメンバーとの横断的な仕事が多いですが、プレイヤーとして手を動かしたりもします。

ユニスさん:主にプレイヤーとして仕様や画面の作成をしており、デザインの標準化も進めています。

なぜデザイナーになろうと思ったのか?

三橋さん:大学でデザインの勉強をしていましたが、家具家電といったいわゆる”プロダクトデザイン”を専攻していました。自分なりに一生懸命やりましたが、そこまで秀でた成績ではなかったので新卒でその道には進まず、SIerにSEとして入社しました。学生のときはデザインスキルが足りないと思っていましたが、仕事の中で評価を受ける機会があって、もしかしてイケるんじゃね?と。社会人になってから身につけたエンジニアとしてのノウハウとデザイナーのバックグラウンドを使って、デジタルプロダクトを扱うデザイナーになろうと思ったのがきっかけです。

ユニスさん:6歳くらいから絵画教室に通ってて、大学は美術専攻。でも両親からは卒業した後に食っていけるように専攻を選んでくれと言われましてね。入った大学は当時、油絵・彫刻・版画印刷・美術教育・グラフィックデザインの専攻があり、その中で一番仕事になりそうだったのがグラフィックデザインかなと。グラフィックデザインの勉強をし始めてみたら意外と学問としてロジカルな部分があって、他の専攻とは違って「お客さまの課題を視覚的に解決する」ことで、「人の夢を応援できる」、「専門性がある知識を人に教えられる」、「人の役に立つ」ことに気づいて、広告・マーケティング・ブランディングなどに専門性を持ったデザイナーを目指すようになりました。でも、いざ仕事をやり始めるとビジュアル的にはどうしても解決できないことがあって(売ろうとしているコンテンツが微妙だったら、どう頑張っても売れないことに気づいた)、来日の際、グラフィックデザイナーからUI/UXデザイナーにジョブチェンジしました。

クレジットエンジンに入社した理由・きっかけは?

三橋さん:CEで働いている前職でお世話になった人からの紹介で入社しました。「今ちょうど面白くなるフェーズだからどう?」って。自分は社会課題を解決することに関心を持っていて、そこがフィットしていました。金融かどうかなど、ドメインはあまりこだわりませんでしたね。

ユニスさん:アナログなオペレーションをどうデジタルに落とし込んでいくのか経験したいと思ったのと、内山さんとのカジュアル面談で「融資のデジタル化を推進することで、ステークホルダーが本来やるべき業務により集中することができる=人の役に立つよね」と聞いて、自分のデザイナーの理念に近いと思ったからですね。あと前職だとリリースした後にどう使われてるのか見えないというのがあって、そこも見える会社に行きたいなと。

クレジットエンジンに入る前と後で感じたギャップ

特に三橋さんはまだ20名にも満たない頃からのメンバーですけど、約4倍の規模になってきてどう感じます?

三橋さん:
(入社前)ギャップを感じるほどの印象を持っていませんでした。フェーズとしてはゼロイチの段階で、昨日のアイデアが翌日にはひっくり返るのが日常でした。ホワイトボードの前にみんなで集まってあーだこーだ言う感じの雰囲気でしたね。

木山:なんかスタートアップって感じですね(笑)

三橋さん:
(入社後)会社っぽくなってるなという気がします。ある程度お仕事をいただけるようになってきて、誰がやっても一定以上の成果を出せるような標準化に進んでいると思います。

ユニスさん:
(入社前)アカデミックに仕事が進んでいくと思っていました。
(入社後)いい意味で思った以上に泥臭い(笑)THE現場。今までの職場と比べると他職種のメンバーとの壁がないです。とてもありがたいですね。

CEの組織・デザインで「ここは違う!」と胸を張りたいポイント

三橋さん:弊社のサービス特性上、センシティブな情報を取り扱ってるので、導入企業様がどのように操作しているか観察できないのがネック。ですがCEでは自分たちが作ったものを実際に運用しているオペレーションメンバーがいるので、フィードバックをすぐもらえます。銀行業務に精通したメンバーも多くいるので、答えのないプロダクトを作っていかなければいけない中で、デザインの根拠を得るにはとてもいい環境だと思ってます。

ユニスさん:一般論の仮説に基づいた機能ではなく、実在する業務課題に合わせた機能を作れる環境ですね。PM/BizDevメンバーは銀行出身者が多く、業務に精通したメンバーとの関係もフラットなため、提案したものに対する意見をもらいやすいと思います。機能設計をするときも思い込みのニーズではないと確認しながら進められるのが助かります。

クレジットエンジンでデザインをやってて一番面白いと感じることは?

三橋さん:ただタスクをこなすのではなく、そのタスクを進めることでどのように人の役に立つか見えるのが面白いですね。例えば郵便の督促を送った後に、住所不明などで大量に戻ってきたとき、記録として登録するオペレーションがあるのですが、手動登録では人的コストがエグいので、オペレーションをするメンバーが困っている様子を目にします。課題や、取り組む意義に対する理解が深くなるので、自信を持って業務に取り組めます。自分がデザインすることで、誰かのために役立つことがわかるのがいいですね。

木山:確かに、それは嬉しいし、次回以降も頑張ろうってなりますね。

ユニスさん:フラットに仕様検討を議論(社内では”ラップバトル”と称される)できること。職種が違うメンバーと意見が合わなかったとしても、お互いの立場を尊重して議論できるので終わったあとも仲良く一緒にご飯してたりします(笑)

木山:それは聞いてて嬉しいし、素晴らしい関係ですね。ラップバトルは今度見学しよう。

三橋さん:セクショナリズムもないし。

ユニスさん:うんうん

木山:素晴らし!!

逆にクレジットエンジンにここは直してよ、って思うことはありますか?

三橋さん:人数が多くなってるからなのか疑問に思ったことを口に出すメンバーが少なくなっている気がします。言われたことをやることも大事ですが、自分で考えて価値を付加できる人がもっと増えるといいなと思います。それと余裕がなくてできてないんですが、リファクタリングしたいなぁと。運用してみた結果として検討が甘かったとわかったものは見直したいです。

ユニスさん:めちゃくちゃ早いスピードで進めていたので、デザイン負債が溜まってきています。今まで実践してきたことを振り返る余裕が欲しいです。

木山:ありがたいことに案件ボンボン降ってきますもんね。これはデザイナーに限らず、どのチームにも共通する課題な気がします。

どんな方に参画をおすすめしたいですか?

三橋さん:最後までやり切る根性のある人。自分たちのアウトプットがユーザに直接影響が出るポジションなので、責任を持って最後までやり切れる人がいいです。進めていく中で発生する困難に向き合って乗り越えられる人かな。だから根性のある人です。上手な絵を描いておしまいにならないように。

ユニスさん:とにかく手を動かす・自分の考えを持っていてそれが説明できる人。あとスピード早く色々やるのが好きな人かな。プロのデザイナーとしての自覚を持って仕事に取り組んでいることが1番大事な気がします。

お二人が情熱を持ってデザインをしているということがよくわかるインタビューでした!
デザインチームはPM陣ともエンジニア陣とも連携をとる、正直ストレスフルな中で業務をしている印象でしたが、ユニスさんが「お互いの立場を理解・尊重して議論できるので、議論が終わったあとも後味悪いことがない」とおっしゃっていて、とても安心しました。
あとはそうですね、、根性大事(笑)これだけ聞くとCEって体育会系なの?って思われるかもしれませんが、「実現まで責任もってできる人」これに尽きると思います。
三橋さん・ユニスさん、楽しい時間をありがとうございました!

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