新卒1年目×ベテランエンジニア対談「自社プロダクトづくりに懸ける想い、開発という仕事ならではの醍醐味」: Beyonders Story Vol.6
こんにちは!クリエイティブホープの亀井です。
クリエイティブホープには「Credo committee」という社内グループがあり、インタビューを通じた社員紹介や社内イベント開催など積極的に行っております。
今回はinvyのサービス開発携わっているエンジニア2名に対談形式でオンラインインタビューを行いました!
実は弊社invyは、立ち上げ当初よりパートナー企業様の多大なるご協力のもとプロダクト作りに励み、サービス提供を行ってきました。そこで今回のインタビューには弊社メンバーだけではなく、invyが発足してまもない時期からサービス開発にお力添えいただいているC-Table株式会社CTOの凄腕エンジニア矢野宗一郎さんにもご参加いただき、invyの歴史からエンジニアとして働くことの醍醐味についてお話いただきました!
「自社サービスの開発に関わりたい」「クリエイティブホープでのエンジニアの働き方」など気になる方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください!
※invyについて:※invy事業部に関して:invy(インビー)とは、クリエイティブホープが運営するSaaS事業です。累計200社を超える企業の「お友達紹介キャンペーン」の実装、運用支援を行っています。
※C-Table株式会社について:官民連携まちづくりに関する事業、イノベーション事業、デジタルマーケティング事業を行う企業。人口減少社会が抱える課題を「機会」と捉えて、デジタルを活用した新しいまちづくりを進める。また、「官民連携」×「デジタル活用」でまちの人が幸せに暮らすための「新しいサービスモデル」の構想・実現にも取り組む。
※タイトルに関して:クリエイティブホープではいわゆる「グレード」といわれることが多い評価等級を「Beyonder」という造語で定義しています。結果ももちろん大事ですが、とにかく「Beyond」している人へ、どんどん難易度高いお仕事を任せていきます。そんなクリエイティブホープに集う「Beyonder」達へのインタビューです!
矢野 宗一郎(C-table株式会社)
C-table株式会社 CTO 山梨県都留市出身。システムエンジニアとしてSony Ericssonでフィーチャーフォンの開発、日立製作所で大規模システム開発を経験。その後ベンチャー企業の開発部マネージャーとしてWebサービス開発、新人エンジニアの教育・マネジメントを実施。故郷である都留市でのプログラミング人材育成とデジタル事業開発にジョイン。
S.U(弊社invy事業部)※本人希望により匿名紹介
株式会社クリエイティブホープ invy事業部 エンジニア 大学時代にプログラミングを始め、インターン等でエンジニア経験を積む。ワーキングホリデーで海外生活をした後、2023年株式会社クリエイティブホープに入社。
――そもそも、なぜお二人はエンジニアの道に進もうと考えたのですか?
S.U
最初エンジニアの道に興味を持ったのは大学の時です。プログラミングという分野の存在自体は、大学1、2年生の時に知っていたのですが、現在のMeta社を作ったマーク・ザッカーバーグ氏の大学時代に焦点を当てた「ソーシャル・ネットワーク」という映画を見たことをきっかけにやりたいなと思いました。
マーク・ザッカーバーグ氏が一夜にしてウェブサイトを作り、大学内の生徒がそのサービスを使い始めるようになるシーンがとても印象的ですごいなと思いました。他には、新しいエンジニアメンバーの募集の仕方が印象的でした(笑) お酒を飲ませながらコードを書かせるコンテストを開催して、最後まで潰れずに残った人が新メンバーに決まるシーンですね。
少し話が逸れましたが、この映画を見た後からコードを書いて何かサービスを作り、世の中に広がっていくというプロセスに興味を持ちました。
最初に使い始めたのは「Ruby on Rails」というフレームワークです。当時は「Rails Tutorial」というSNS開発やWebサイトを作りながら学ぶことができるチュートリアルが流行っていたので、ひと通りやり終えた後にネットでインターンを募集している企業を探して正式にエンジニアとして動きだすことができました。
(画像出典:https://brah3.com/entry/the-social-network)
矢野
私の場合S.Uくんと時代が違いまして、親がファミコンを買ってくれない家庭だったのですが、パソコンは家にあったんですね。PC-9800というMS-DOSの前に出ていたものでして、父親がプログラミングの本を買ってきて、自分でオリジナルのゲームを作り始めたことがきっかけでした。当時はもちろん構文とか何も分からない状態でしたけど、やっていると分かることできることも増えてきて、オリジナルのゲームを作った経験が小学校2年生くらいだったかと思いますね。
でも実はそれからずっとプログラムをやっていたわけではなく、大学を出た後はスピーカーなど音響系の企業に入ることを志したんですね。ただ、希望が叶わなかったということもあり、じゃあ昔やっていたプログラミングはどうかなと思ってエンジニアの道を進み始めたという流れですね。決して「将来、俺は絶対プログラマーになるんだ」という感じではなかったです。
(画像出典:https://support.nec-lavie.jp/navigate/application/history/20120911/index.html)
――新卒で入社したS.Uくんですが、クリエイティブホープに興味をもった理由を教えてもらえますか?
S.U
オーストラリアでのワーキングホリデーから帰ってきて、早く就職しないとなと感じたことから就活を始めました。どの分野のエンジニアになるかを考えながら企業を探していたのですが、しっかり修行できそうだなと感じて挙げていった企業の中にクリエイティブホープがありました。その頃は、早くエンジニアとして身を立てないとなと思っていたので、いかに自分が学べる環境を探せるかということにフォーカスして探していました。
選考に関して思惑通りではあったのですが、エージェントやメディア経由で応募するよりも、会社公式サイトから直接応募する方が採用担当者に見てもらえる確率が上がるかなと狙って応募しました。もともとは、データエンジニアの職を探していたのですが経験がない領域だったこともあり、希望していた職種ではなかったですけれどもまずは受けてみようと思い、お話を聞いてみました。
お話を聞いてみると、invyという自社サービスがあり、サービスをまさに作りこんでいるフェーズにあると知ったので、まずはデータエンジニア関係なくエンジニアとして新しく何かを作っていく経験を積んで、自分ができる幅を広げていきたいなと思いました。他にも何社か受けていたのですが、一番最初にオファーをいただけたので入社を決めました。
――クリエイティブホープとしても初の試みで、入社後いきなり矢野さんの下(山梨県都留市)での修行期間もありましたがいかがでしたか?
S.U
最初そのお話を聞いたのは内定承諾前だったのですが、入社後からいきなり馴染みがない土地で住み込み研修をするというのはびっくりしましたね(笑)都留という地域の存在を知らなかったということもありましたけど、いざ行ってみたら面白い経験になりそうだなとも感じましたし、まあそんなこともあるかと思って内定承諾しました(笑)
クリエイティブホープは全社員がフルリモートですが、エンジニアの場合リモート勤務は珍しいことではないので、僕自身も働く場所にはそんなにこだわりがなかったですし行くことに迷いは特になかったですね。あと、僕は旅が好きでオーストラリアにも行きましたし、アジアも色々巡っていたので、知らない場所に行くことには抵抗ないですね。新しいところに行けばそれはそれで面白いのだろうなと考えていました。
山梨県都留市の風景(画像出典:https://furunavi.jp/catalog/Municipal/Detail?municipalId=807)
――矢野さんには新人エンジニア受け入れの話があった際の率直な感想をお聞きしたいです!
矢野
確か御社役員の藤井さんと弊社社長の田邊と私の3人で話してる時に「今度クリエイティブホープに入ってくる新卒エンジニアを1ヶ月くらい都留に行かせてもいいですか?」みたいな話をいただいて、「え?来る??」と思ったのが正直なとこですね(笑)うちが嫌とかではなくて、新人の子からしたら結構めちゃくちゃな話じゃないですか(笑)自分だったらちょっとウッとなると思ったので、その子自身が大丈夫ならと思ったのが正直なところですね。
ただ、これから一緒にリモートでinvyを作っていくと話を伺ったので、初めからリモートで何の面識もないままでやり取りをするよりは、初めは一緒にやっていった方がいいだろうなとは思っていたので、いま振り返ってみてもいい機会だったなと思いますね。
S.U
最初は、新しく出会う人とコミュニケーション取るということに緊張した部分はありましたけど、C-tableさんのオフィスで机とディスプレイも貸していただけて、しっかりと教えていただける環境があったのでスムーズに仕事をすることができました。矢野さんに色々と聞ける体制があったので不安も特になかったです。
矢野
弊社の若手のメンバーもS.Uくんと同い年ぐらい子が多いので、仕事終わりに若手が集まって遊びに行ったり、食事に行ったりもしていたりと一緒に仲良くやれていたのですごく良かったなと思いますね。
C-Table株式会社のオフィスにて①
――都留で一緒に働き始めたS.Uくんの印象はいかがでしたか?
矢野
今時のデキるエンジニアの若手像そのままという感じでしたね。採用面接に出席した時は、ちょっと頭が固いのかなとか、「僕技術以外のことについては興味ないっす」みたいな感じの子なのかな、という印象は少しだけあったのですが、いざ一緒に仕事をしてみたらすごく素直ですし、悪い面が全くなくて単純に素直でデキるエンジニアでした。私が教えていなかったとしても自ら伸びていくタイプのエンジニアだなという印象ですね。
ある意味すごくいいギャップがあったという感じですし、クリエイティブホープさんはいい宝に出会ったな、純粋に羨ましいなと思っています。
C-Table株式会社オフィスにて②(手前:矢野さん、奥:invy事業部リーダー冨依さん、右:S.Uさん)
――お二人にとってinvyというプロダクトでエンジニアとして働くことの醍醐味を教えてください!
S.U
invyに入ってから半年ちょっとが経ったいま、解決すべき課題がかなり見えるようになりました。特にシステム面でまだまだやるべきことがあると感じていますが、それをひとつずつ解いていくことを楽しめていますね。
自分みたいに途中から参画するメンバーにとっては、すでに明確な課題があるとやるべきことも分かりやすくて良いのかなと思いますし、今後プロダクトをどのように作っていくか、どんな新しい機能を作っていくかということを考える修行として良いと思います。
invyは4年以上も本番環境で動いており、データも毎日入ってくるプロダクトなので、そういったプロダクトを扱うことができるのはエンジニアとして幸せなことですし、やりがいを感じています。
※S.Uさんは新卒入社1年目ながら以下の評価から「2023年10月の全社月間MVP」の表彰を受けました!
※日々のアウトプット量がものすごいです。
矢野
そうですね、私がinvyに関わることになった最初期の話を少しすると、もともとinvyを作っていたクリエイティブホープのエンジニアさんが退職されることが決まって「invyのエンジニアがゼロになるから矢野さん助けてください!」というところがきっかけですね。
あの時は引き継ぎ期間も1週間くらいだったかな(笑)ただ、1人ぼっちになった時になんとかする力を発揮できるのが私の強みなので(笑)
まず初めに取り掛かったのは、invyの管理画面からデータをCSVファイルでダウンロードすると5分かかるという問題ですね。当時はCSVデータ作成処理がめちゃくちゃ重かったんですよ(笑)それをまず直したのがスタートで、それからはinvyメンバーからの要望に対して最速で打ち返すというのが1番の楽しみですね。
エンジニアって既にあるシステムの保守であったり、機能改善を繰り返したりという仕事の方が多いんですね。なので、新しい要望を受けた時も過去どういう設計思想で現在の仕様になったのかということを推測しながら、今あるべき姿に変えていく必要がありますし、そのプロセスに楽しさを感じますね。
――お二人は今後invyをどんなプロダクトにしていきたいと考えていますか?
S.U
エンジニア目線で少し具体的な話になりますけど、invyのインフラや仕様をさらにモダンな構成にしていきたいです。もちろんこれは徐々にやっていくしかないとは思うのですが、GCPとかAWSなど提供されているインフラも進化し続けているので、サービスの形や仕様も追従していかないといけないなと強く感じています。
プロダクトとしてはinvyも今より機能を充実させて、お客様自らフル活用できる環境を整えて導入メリットを感じていただけるプロダクトを目指したいと思っています。
矢野
invyには、非常に貴重なユーザーの紹介・行動データがたくさん溜まっていると思うのですが、そのデータを最大限活用できる余地がまだまだたくさんあると思いますね。
自社の商品を紹介してくれるお客様がいるって非常にすごいことですし、企業が最も大切にしなくてはいけないお客様だと思うんです。invyを使うことでその貴重なお客様たちの存在や動きは可視化できているのですが、まだそのデータを活かしきれていないのではないかなと感じますね。
invyを導入することで既存のお客様がお友達や家族に商品を紹介する機会が増え、そのお客様から次のお友達へ紹介が起きてという連鎖が生まれているはずなのですが、それが事業にどれぐらいのインパクトを与えていて、紹介の連鎖を生んでくれている大元のお客様がどんな属性であるかということもまだ可視化しきれていないので、そういった点を強化できれば導入企業にとってさらに良いプロダクトになっていくのではという気がしています。
また、エンジニアの目線でいくとinvyはもう4年以上続いているサービスなので、モダンな構成に変えていくというのは決して簡単なプロジェクトではないですが、そういった経験は他の企業であまり味わえる機会ではないのでぜひ成し遂げたいなという気持ちもあります。
今ってもうボタン1つとかでコードが書ける時代なので、新しく作ることは簡単にできるし普通は新しく作ってしまおうという発想になりやすいんですよね。ただ、そこに逃げずに導入企業様がたくさんいる中で、既に動いているサービスを新しくする経験をしている方が、エンジニアとしての市場価値は圧倒的に高いですよね。
ーークリエイティブホープ、invyにぜひ来ていただきたいエンジニア像について教えてください!
S.U
invyで一緒に働くならという視点で言うと、クラウドの設計に詳しい方ですね(笑)
あとは、現状に疑問を持ってクリティカルシンキングで物事を進められる方ですね。最新技術や言語を知っていたりというよりも、invyのエンジニアとしてプロダクトの進化に必要な情報取ってくることができて、実際にアクションできる方が良いなと思っています。
矢野
まず大前提として、クリエイティブホープはフルリモート勤務なので自走できるエンジニアでないと厳しいと思いますね。
自ら解決策を模索しにいく。S.Uくんみたいに1つ情報を与えたら、そのあとは自ら考えて進んでいける方でないと活躍するのは厳しいなと感じるのが1つ、あとは新しい技術にチャレンジして、グイグイ行動していける方がいいですね。「矢野や他メンバーが言ってたからこうしなきゃいけない」と思考停止するのではなくて、S.Uくんのように「これやりたいんです。矢野さん、これをやるにはどうしたらいいですか?」というような質問の仕方をしてくれる人の方がお互いやりやすいですし、お互いにスキルアップできるんじゃないかなと思いますね。
ーー最後に、クリエイティブホープの会社として好きなこと、今後どんなエンジニアになっていきたいかについて教えてください!
S.U
社内の空気・雰囲気の良さがクリエイティブホープの好きなところです。Slackのchachatチャンネルという社内X(旧Twitter)というような、いわゆるなんでも書けるようなチャンネルに新人が自由につぶやいても、他の社員さんがコメントを返してくれますし、萎縮しないしさせないという社内の空気が良いなと思っています。
同期入社の新卒メンバーを見てものびのび仕事をしていると感じますし、他部署でもSlackを通じてバリューを発揮している方の存在や活躍が伝わってくるところが良いなと思っています。
今後のことですがこの1~2年でいうと、いま統計の勉強しているのでその知識を絡めた職種としてデータ分析やデータエンジニアリングといった領域にも挑戦していきたいなと思っています。
長期的に見てこうなりたいという理想像はまだないのですが、本音を言うと働かなくてもいいような仕組みを作ることが目標ですかね(笑)たとえお金にならないことだとしても、楽しいと感じることに多くの時間を費やしていけるようになりたいですね(笑)色々な意味で、楽をするためにいま頑張るという考え方はすごく大事なことだと思っています。
今回はinvyのサービス開発携わっているエンジニア2名に対談形式でインタビューを行いました!今後もクリエイティブホープ社員のインタビューをはじめ、「クリエイティブホープってどんな会社なの?」「クリエイティブホープってどんな働き方なの?」といったコンテンツを増やしていきますので、今日のストーリーが参考になった方は、ぜひ「いいね」と「フォロー」ボタンを押していただけると嬉しいです!