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戦略人事を目指す若手人事が解体工事DXのスタートアップ企業に入社するまで


こんにちは。クラッソーネ採用担当の守屋です。
私が解体工事DXに取り組むスタートアップ企業「クラッソーネ」に入社してから、早くも1年の月日が経ちました。
今まであらゆる環境変化には難なく適応してきた自負がある私でも、クラッソーネで過ごした1年間は、今までとは比べものにならないほどに変化が目まぐるしく、まさに「激動の1年」であったと言えます。
ただその一方で、人事(特に採用担当)としての成長・人事の醍醐味である「人を通じて事業成長に寄与している手触り感」を感じられるような、かけがえのない大切な時間でもあったと思っています。

そんな私は、現在クラッソーネの採用担当として、中途・派遣採用の推進と入社後のオンボーディング業務を担当しています。
この度、組織内で新メンバーを採用することになり、私の入社エントリがあった方が候補者様に理解を深めていただけて良さそうだということとなり(本当は入社直後に書いた方がよかったのですが…苦笑)執筆することにしました。

本記事では、私がクラッソーネに入社するまでの間の経緯を書き連ねています。
当社へご入社を検討されている方はもちろんのこと、私と同じように人事キャリアを歩まれている方にもご覧いただけますと幸いです。

20社以上の就業経験で培った「自由に働く」就業観

高校時代までは地元の学校に通っていた私でしたが、大学からは東京都内の学校に進学しました。
大学入学後は「東京で大学生活をエンジョイするぞ!」と意気込んでいたのでしたが、入学早々厳しい現実を突きつけられることになります。

周りの友達はサークル等で充実した日々を送っているのかと思いきや、大学1年生ながら就職活動を始め、色んな就活セミナーに足を運んでは情報収集をしたりインターンシップに参加したりしている様子だったのです。
実際に友人・先輩から話を聞くと、入学してからも就職活動を頑張らないと自分の思い描く仕事への就職は難しいとの話がありました。
高校時代までは「偏差値の高い学校に行けば、理想的な企業への就業が叶う!」という教えを信じながら部活・勉強に勤しんでいましたが、大学入学後、更に就職活動を頑張らないと納得できるキャリア選択ができない現実を思い知り、高校の時に持っていた就活への認識との間に大きなギャップがあることに気がつきました。

一方で、アルバイト経験もない私が「働きたい環境」や「自分にとっての適職」をイメージするのは非常に難しく、その当時は就業観をなんとか1から作り上げていく必要がありました。
そのためにも、まずはいろいろな業界・業種のインターンやアルバイトに参加し、様々な働き方を知ることが重要だと考え、飲食店のホールや、塾講師、家電販売等の大学生が経験できそうなアルバイトはもちろんのこと、農業ベンチャーの商品企画やレーベル会社のマネジャー補佐などの珍しい業界・業種にも挑戦をするようになりました。

実際にやってみると、ボランティアでは味わえない顧客への貢献感を味わうのがとても楽しく、結果としては常に3つ以上のアルバイトやインターンを掛け持ちし、週5回の行き始発〜終電帰り生活を2年間送っていました。(友人からは「いつ寝てるの?」と常に言われていました笑)
いろいろな働き方を経験した私ですが、最終的には「いつでもどこでも、自律的に働けるフリーランスとして仕事をしたい!」という想いを抱くようになり、その働き方を実現するにはどのような経験をしなければならないのか、ということを内省し、就職活動の軸に落とし込んでいきました。

その結果、目標を最短で実現させていく上では「若手から裁量ある仕事を幅広く任されて、自分のキャパシティギリギリでやり抜いていく経験」が必要だと見立てて、就職活動に取り組んでいくことになります。

「人事」との出会いと夢に向けた武者修行の日々

私が就職活動をした結果、最終的に選んだ会社は「人材業界のプライム上場企業における営業職」でした。
「いつでもどこでも働けるようになりたい」という働き方観点での目標は明確にはなっていたものの、「これが天職だ!この仕事をやりたい!」と胸を張って言える職種との出会いはなかったため、まずはtoBの営業としてアポ取り〜受注後のフォローに至るまでの業務を幅広く経験し、ビジネスパーソンとしての確かなスキルをつけることに注力しようと決めました。

しかしそんな決意も、入社後の配属発表で大きく覆ることになります。

なんと配属先として発表されたのは「人事部 新卒採用チーム」と、営業部門とは全く関係のない部門だったのです。
これまで、新卒1年目で新卒採用チームへの配属事例はなかったとのことで、発表当時は驚きを隠せなかったのですが、配属先の上長(内定者時代当時からお世話になっていました)からは、採用チームの若返りと採用力向上に寄与してほしいとの期待や、営業職同様に難易度の高い仕事を幅広く経験できるというお話をいただき、自分の想定とは違ったものの「これはこれで面白そう!むしろ楽しめるように頑張ってみよう」と意気込んだことを覚えています。

そんな訳で、私と「人事」という職種の出会いは偶然で、この頃の私は、将来人事キャリアを歩んでいることなど想像もつかなかったものと思います。(笑)

実際、人事部に配属されてからは、新卒採用担当として企業説明会の運営・面接&面談実施・学生さんへのアトラクトなどのオペレーション業務はもちろんのこと、選考フローの設計・イベントや説明会の企画運営・SNS運営などの企画業務にも携わらせていただきました。自分の実力と求められているアウトプットレベルの差分の大きさを常に感じる中でも、素敵な上司から適切なフィードバックをいただいた上で改善できる環境があることは私にとって非常にありがたく、そういう意味では、入社前に求めていた「裁量ある仕事を幅広く任されて、自分のキャパシティギリギリでやり抜いていく経験」が出来ていたのではないかと思います。

その会社で採用担当としての経験をある程度積めたと感じた2年半後に、かねての夢だったフリーランスへの転身を決意しました。

夢を叶えたものの「モヤモヤ」が多かったフリーランス時代

フリーランス転身後は、「時間・場所を選ばない働き方」を叶え、仕事内容としては前職で繋がりがあった東京のITスタートアップ企業様に対して(特に新卒採用の)採用代行を行っておりました。

実際ITスタートアップの企業の社長とお話してみると、人に関する悩みは深く、お悩みに対して私の得意領域である採用で解決していくことは非常にやりがいがありました。
ただその一方で、企業への課題を深く知れば知るほど、働き方にモヤモヤを感じるようになりました。今振り返れば2つのモヤモヤがあったように思います。

1つ目は、企業様の課題を深くヒアリングすればするほど、「人」に関する課題は採用だけでは本質的な解決にならないことが多く、むしろ入社後の育成・MVV浸透・定着施策などにも複眼的に取り組むことが重要である中で、私は採用以外における専門性は高くなく、思うようにお力添えが出来なかったということです。(企業様が困っているのに対して、思うように貢献できていない歯痒さを何度も味わいました…)企業様の本質的な課題を解決しようと思うと、自分がもっと人事として扱える領域を広げていく必要性を感じました。

2つ目は、私のような採用経験のみの者が業務委託(フリーランス)として企業様に関わるとなると、契約上どうしても採用業務の一部を切り出して依頼されることが多く、提供される情報にも限りがあったので、仮に既存の委託領域を越えた価値提供をしようとしても提言がしづらく、組織の一員のように経営課題にコミットするという動き方が難しかったということです。

そんなモヤモヤを抱える中で、いつしか「時間・場所を選ばない働き方」よりも「企業の一員となりながら、本質的な課題解決ができる力を伸ばせること」の方が重要なのではないかと考えるようになりました。

キャリアを諦めかけていた私が、クラッソーネへの入社を決めるまで

私がフリーランスとしての働き方を本格的に見直し始めたのは、結婚を機に名古屋へ引っ越しをしたタイミングでした。
改めて、自身の中で「採用代行のフリーランス」or「事業会社の人事」どちらが良いのだろうと内省してみた結果、先述の通り今の私には、経営課題を採用だけでない領域で貢献ができるようになる力を身に着ける必要があると思い、事業会社の人事になる(=転職活動を行う)決意を固めました。

「採用以外の研修・制度設計にも長期的に挑戦ができる環境への就業」を思い描いて転職活動を始めると、名古屋で自分の思い描く人事キャリアを歩めそうな求人との出会いがなかなかなく、転職活動は思ったよりも苦戦を強いられました。
どのエージェントからお話を聞いても、「名古屋でそんな求人はありません」と言われることが普通で、名古屋の地で私が思うキャリアを歩んでいくことは無理なのだろうか…と諦めかけてしまうこともありました。

転職半ば諦めモードで方針を転換しようと思った際に、あるエージェントから紹介いただきそこで出会ったのが「クラッソーネ」であり、人事の宮田さんでした。
宮田さんと初めてお話した時には、お互いの境遇が似ていたり、人事に対する考え方が近い印象を受けるだけでなく、戦略人事をすでにクラッソーネで体現している宮田さんのお話から、私も同様の視座で働ける人事者になりたいと素直に思いました。

↓ CHRO 宮田さんの入社エントリ記事はこちら!
https://www.wantedly.com/companies/crassone/post_articles/274390

また宮田さんからの会社説明を聞く中で、クラッソーネが「解体業界のスタートアップ企業」と表現するのは乱暴に感じるくらい、MVVの背景にある考え方が深くしっかりしており「解体業界をより良く変えていくのだ」というビジョナリーな目線を大切にして経営をしている会社いう印象を受けました。

一見地味な「解体業界」をより良く変えようとしているスタートアップ企業を「人」を通じて課題解決ができるようになったらどんなにやりがいが感じられるのだろう、というワクワク感を強く感じ、結果クラッソーネへの入社を決意しました。

私が目指す「戦略人事」とは

私が現時点で思い描いているキャリアの理想は30代までに「戦略人事(経営課題に対して「人」を通じて本質的解決を促し推進していくこと)」を体現できるようになることです。
今まで企業様に思うように貢献出来ず歯痒い想いをした経験も糧にしながら、今では戦略人事としての知見や経験を伸ばすべく、目まぐるしい変化の中で勉強の日々を送っております。
直近では、まずは採用領域で事業部の潜在的な課題に対して戦略人事を体現できるようになることが目標です。

現在も積極的に採用活動を行い、経営陣・事業部とは日々連携していますが、私の仕事のモチベーションは「関わるクルーを採用を通じて幸せにしたい」という想いです。
経営陣が直面し認識する事業課題に応えることはもちろん、採用したチームが「この人を採用して良かった!」と思える採用が実現するよう、誰よりもこだわって、諦めず、やり抜いていくことが私の役割ですし、そのスタンスをこれからも大切にし続けようと思います。

入社エントリは以上になりますが、これからもクラッソーネのMVV・カルチャーが伝わるような発信をしていきたく思っておりますので、よろしくお願いします!^^


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