商業不動産のデジタル化を支援するCOUNTERWORKS、シリーズCで総額12億円の資金調達を実施
株式会社 COUNTERWORKSのプレスリリース(2023年10月31日 09時01分)商業不動産のデジタル化を支援するCOUNTERWORKS、シリーズCで総額12億円の資金調達を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000013729.html
常識やルールに縛られず、目の前のステークホルダーと愚直に向き合う人を取り上げるインタビュー企画「THE COUNTERs」。ここでは、会社のバリューに即しつつ、新たな視点やアプローチで課題に取り組む社員に焦点を当てます。
今回、紹介する属(さっか)さんは新卒入社したベンチャー企業で、子会社の事業責任者となり、圧倒的な成果を出しながら退職。その後、起業の道を選ぶも、自身の事業を継続しつつカウンターワークスへ入社しました。現在、27歳の自身のこれまでとこれから、そしてカウンターワークスへの思いを聞きました。
―入社までの経歴について教えてください。
関西学院大学商学部出身ですが、大学1年のときから長期インターンでインターネット回線の飛び込み営業をやっていました。そのほかアルバイト、ボランティア活動、キャリア支援NPO法人の関学支部長などを経て、4年生の1月には上京し、環境に慣れつつ4月から社会人になりました。
―学生時代から結構ガツガツ働いていますね。
僕、小学生のころから社長になるのが夢でした。昔から負けず嫌いで、誰かに指示されるぐらいなら指示する側になりたいと社長を目指していました。高校生のころ見た、ベンチャー企業をテーマにしたTVドラマ「リッチマン、プアウーマン」に影響を受けたと思います。
就職活動では学生時代のインターンやアルバイトの経験から「代理店より事業会社」「自分の裁量で何かを作っていける100人くらいの規模」「IT業界」「事業領域が広い」という4つの軸で考えて、結果的にゲームやSaaSなどを提供する都内のITベンチャーに就職しました。
その会社では社長室に配属され、子会社の"美少女”をテーマにした地域密着型メディアのライセンス営業からスタートしました。そこでは年間目標に掲げていた新規契約数を3ヶ月で達成して、最速で課長職になりました。
―そんなに早く目標達成ができた理由はなんでしょうか?
朝早くから夜遅くまで、かなりハードワークをしていたと思います。当時は営業リストもないのでイチから作るしかない。地図アプリで「芸能事務所 大阪」などと検索してヒットしたものに片っぱしから電話していく。1日80件とかザラでしたね(笑)
社長からは「短期間に」「圧倒的」でないと次に進めないと言われましたし、そこは自分の価値観ともマッチしていたのかな、と。小学生のころから量をこなして結果を出すというやり方で来たんです。たとえばサッカーならリフティングを何百回もできるようがんばるとか、KUMON(くもん)なら他の人以上にどんどん問題を解いて先に進むとか。
ただ、量をこなすにしても長時間ズルズルやるんじゃなく、"短期間でスパッと集中して圧倒的な成果を出すこと”が大事だと社長に言われてたので、そこは意識していました。
―最近は世間的に「量より質」というような傾向があって、やみくもに量をこなすことを敬遠しがちですが、その点はどう考えますか?
量をこなさずに一気に質を求めようとしてもそれはむずかしい気がします。まずは量をこなすことが必要なんじゃないでしょうか。ただ、それだけではダメだということに気づいたのは大学1年のときです。
僕は子どものころからずっと量をこなすやり方で成果を出してきて、それが正しいと思っていました。けれども大学受験のときもめちゃくちゃ勉強をしたにもかかわらず、第一志望の大学に入ることはできず、その理由は当時はわかりませんでした。
その後、大学生になってはじめたインターン先の社長に「お前は全然考えていない」と言われたんです。その時に「“考える”ってなんだろう?」とその行為自体を考えるようになりました。その結果、情報を収集して整理し、様々な角度から関連付けて、想起させ、それを言語化するのが「考える」なんだと理解できました。それが「考える」ことに対するスタート地点だったと思います。
大学4年の時、NPO法人で支部長をやっていたのですが、それぞれの立場からいろいろな意見を言われます。やらなければならないことも多いので、目指していることは何かを迷ってしまうときに「何を軸に考えるのか」をすごく学びました。その経験の積み重ねが、目標達成に対して、今どう行動するかを考える助けになっています。
それもあって、社会人になってからは意外と挫折経験はないんですよね。入社前、先輩に「ベンチャーでつまずきやすい人は、ある程度『できる』というマインドで入ってきて、結果的にできなくてつまづく。まず自分が『できない』ことを受け入れるのが大事」と聞いていて、そこをふまえて入社したのが良かったと思います。
―その後、会社を退職し起業。再び就職活動をしてカウンターワークスに入社しました。背景を詳しく教えてください。カウンターワークスに入社した決め手はなんだったのでしょう?
2年という月日を経て、新卒で入った会社でできることは結構やりきった感があり、次どうしようかと考えているときに、また別の子会社に出向して事業を立て直す話が出ました。それなら自分で起業した方がいいと思い退職し、NFTの代理店販売やインフルエンサーキャスティングなどをする会社を立ち上げました。
ある程度、案件もこなしていたので、社員を採用しようとも思ったのですが、そのとき僕の会社は明確なミッションがないということに気づきました。僕はただ「イケルっしょ」みたいなノリで起業したのでミッションがない。ミッションがない船に人を乗せるのはすごく無責任だなと。それなら何か作ればいいと言われますが、そんな薄っぺらいミッションなんか魂がこもっておらず、人を惹きつけるのは難しい。ミッションを探す間に時間は過ぎ、日々できることだけをやっている日常はすごく勿体無いと感じました。。
そこで、もっと経験やスキルを磨いて、自分のできることや守備範囲を広げていきながら人生を賭けたいと思えるミッションを探したいと思い、もう一度、企業に所属する判断をしました。
今回の転職活動では「3年で代表作と呼べる事業や組織を作れる環境かどうか」「そこに至るまでに自分がどういう役割で、どう貢献できる環境があるのか」というところに重点を置いて会社を探しました。「すべての商業不動産をデジタル化し、商いの新たなインフラを作る。」というミッションを掲げて10年近くサービスを展開していること、資金調達を控え、より事業を加速していけるタイミングだったのがすごく面白いのではないかと思い、いろいろ検討した結果、カウンターワークスが自分が探しているものに一番マッチしたというのが入社理由です。
また、社長直下の部署での募集というのも、自分の守備範囲を広げる可能性があるという意味で大きかったです。今回の入社は、自分が起業して課題として感じる部分を検証する点でも、一社目と違った視点で会社全体を見ることができるのですごくワクワクしています。
―代表・三瓶(さんぺい)や社内の印象はどうですか?
三瓶さんって長男なんですよね。そのせいか、長男ならではの温かさやさしさというか包み込むような寛大さがすごくあると思います。その上で、本当にミッションを達成したいという思いの強さを、横で見ていて特に感じます。
カウンターワークスは和気あいあいとした雰囲気で、そこはとてもいいところなのですが、ストレッチ目標が未達だった時、個人的には「なにくそ、次こそは!?」ってもっと悔しい表情をするのかと思いきや、経営陣以外みんな意外とあっさりしている。。そこはちょっと違うのかなぁ、って。未達だった時こそ「なぜできなかったのか? どうしたら良いのか?」を今までよりも深く考えて、行動できるようになれば、もっと良いサイクルになるはず。僕自身が率先してそういうカルチャーにリードしていきたいですね。
―そんな属さんの現在の業務内容について教えてください。
入社間もない現状は、ポップアップストアの出店用スペースの新規開拓です。これまでのようなショッピングセンターやオフィスなどとはまた違う潜在的な商業不動産を探していいます。そのほか、三瓶さんが改善したいけれど着手できていないこと……例えば、営業資料の内容や、その社内共有の仕方など、ひとつずつ改善しています。
―今後どのような活動をしていきたいですか。
カウンターワークスに入社して、いろいろな人から自分に求められている役割が「カルチャーの変革」なのでそこの期待には応えたいです。
その上で、カウンターワークスにとって第3の事業の柱になるようなものができたら会社にも、自分にとってもベストですね。海外展開なんかも面白そうです。
また、将来社長になるために、今の自分に足りないことは“チーム力”だと思うので、どうやってチームを作っていくのか、どうやってそのチームをうまく機能させていくかということは学びたいと思っています。
―カウンターワークスの一員としては、どういう人材と働いていきたいですか。
僕は、目標に対してやり切れる人と一緒に働きたいですね! 目標は小さくても大きくてもなんでもいいです。自分で設定したものでも誰かに設定してもらったものでもよくて、何かの目標に対してやりきれる人にすごく魅力を感じます。
―会社のいい雰囲気はそのままに、属さんの切れ味の鋭さが生かされて、面白い化学反応が起きそうですね。本日はありがとうございました。
カウンターワークスでは10兆円の市場がある商業不動産の世界に“新たな商いのインフラ”を作る仲間を募集中です。皆さまからのご応募お待ちしております。