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自分がホームランを打つのではなく、いかに“次につなげることができるか”を大切に。

未経験で専門性の高い企業へ入社をすると、不安や心配は必ず出てくるものです。ましてや2021年の新型コロナが流行していた中で入社をし、社内外のコミュニケーションが難しい環境だったらなおのことです。今回は、そんな壁を乗り越えて大阪・代理店営業部に所属する、桶谷 真吾(オケタニ シンゴ)さんにお話を伺いました。現在入社して丸3年と数か月が経った今、何を経験され、何を感じているのか、彼の想いはどこにあるのか?迫ります。(総務・人事部 岡野)

□ コミュニケーション力をもっと高めたいと思い、営業へ
□ 先輩が積み上げてくれた信頼をいかにつなげられるか
□ 正直に良いことも悪いことも言える、誠実で一生懸命になれる方と働きたい

コミュニケーション力をもっと高めたいと思い、営業へ

- インタビュー中、場を和ませるためにいろいろな話をしてくれる桶谷さん


岡野:本日はよろしくお願いします!実は桶谷さんが今回の社員インタビュープロジェクトのお一人目です・・!

桶谷:えええ、僕で良かったんですか・・?汗 他にも同僚・諸先輩方がいる中で、選んでくださって恐れ多いです。。。ただ、自身でもすごくいい機会だなと思い、ぜひ受けさせていただきました・・!よろしくお願いいたします!

岡野:まず、改めて簡単な自己紹介をしていただいても良いでしょうか??桶谷さんのことをぜひ、知りたいです。

桶谷:本社営業部第1課に所属しています桶谷 真吾です。2021年に中途入社をし現在は丸3年と数か月キコーテックで勤務しています。前職では、建設業企業に向けて塗料の営業や法人・個人向けに外装をきれいにするための提案営業として勤務していました。が、コロナ真っただ中で、出勤停止(自宅待機)や営業職と聞いていたけれど現場仕事が多かったりと、ちょっとこれは思い描いていたものと違うぞ…と考え、転職を決意しました。

岡野:それは流石にギャップがありますね、、、ちなみに、キコーテックとの出会いや選考含め当時の印象などはどうでしたか?

桶谷:正直なところ、転職活動の際は①営業職であること②勤務地が家からある程度近いところをメインにしていました。業界や商材などはそこまで強く見ていなかったのが本音です。というのも、学生のころからサッカーをしていましたが、コミュニケーションというか相手の話をきちんと聞く・相手の考えている意図を読む・自身の想いや考えを適切に伝える(伝わる)ようにするのがそこまで得意ではなく、、、そのスキルを上げるにはやっぱり営業職だな!と思い改めて営業ができるところを軸としていました。

岡野:苦手だからこそ、それを選択するってなかなかできないですけどすごいですね・・!となると、面接などの選考中では、結構いろいろ根掘り葉掘り聞かれたとかですか・・?

桶谷:僕もそう思っていたのですが、いわゆる”THE 面接の質問”はそこまでだったような気がします。もちろん自己紹介やPRなどは伝えましたが、基本的には雑談というか人となりを聞いてくださったり、話をした記憶があります。ある意味、穏やかな雰囲気でいろんなことを話をしましたね。

岡野:確かに・・!私のときも入社をしたら上長になるマネージャーの人と役員がいて、会社の説明をしてくれたり、今の状況などを教えてくれたり、雑談とまでは言えないかもですが、何でもない話も多かった気がします。

桶谷:そうですよね、そういうところにキコーテックのカルチャーも現れているかもしれないなと思っていて、ガツガツしていないというか、もちろん営業目標の達成に対してどうしたらいいかを考えたり相談することもありますけど、“営業会社”や“商社”というイメージはちょっと違うかもしれないですね。

先輩が積み上げてくれた信頼をいかにつなげられるか

- 電話をかけている“ふり”をしてくださる、桶谷さん


岡野:入社してから今まで、どのようなお仕事などされてきましたか?コロナ禍のときもあり、なかなか大変だったのではないでしょうか・・?

桶谷:そうですね、、今も違う意味で大変なのは大変なんですけど(笑) 入社したてのときは、言ってくださったように新型コロナ真っ最中。お客様から「来ないでほしい」と言われることも多々ありましたし、少し緩和したとしても、「○月○日に◆◆が行きます」というような入退室管理がガチガチでした。お客様が研究者ということもあって、お会いする際には申請などの手続き系がかなり厳しく、今と比べてそこまでお客様とお会いできなかったという印象があります。

ただ、そんなときにはOJTとして教育してくださった竹田さん(勤務歴10年・30代後半・同じく営業1課のリーダー)から、お客様との接し方や見積もり書作成の方法を教えてくださりました。

岡野:竹田さん!私としては、サッカーが好きなイメージなのですが、竹田さんは桶谷さんから見てどのような方ですか・・?一番近くで見ているからこそ、知っている側面があるんじゃないかな?と思っています!

桶谷:そうですね、ほんとに尊敬する先輩・上司です。竹田さんが世の中の若手社員の上司だったらみんな幸せになる・良いのになと思っています。(笑) ほんとにすごいです。社内外問わず、相手の立場を考えてくださっていたり、観察眼も鋭いですし、何かトラブルが起きたときも「桶谷はこう思って動いたんだよね」と僕(だけじゃないですが)のことを見てくださる方だと思っています。もちろん厳しいことも言ってくださりますし、いろんな視点からのアドバイスもくださる上司です!

岡野:そうなんですね・・!(どこかのタイミングでこの社員インタビューにも参加してもらいたい)

さて、少し話が変わりますが、今はどのようなお仕事をされていますか?噂によると桶谷さんは少し今忙しいと聞いていますが・・・・

桶谷:ここ3-4か月はちょっと忙しいですね・・!トラブルというか複雑な内容のものが多々あったので・・・。基本的なお仕事の始まりは、朝メールチェックからスタートです。そして、お客様からご依頼されていた納品物を社用車に積込み、企業や研究所に伺うことが多いです。お客様とのお話の中では、「品番○○を探しているんだよ」だったり「これほしいんだけど、キコーさんあるかな?(実物を指して)」というようなお話を伺ったりしています。メインで担当している企業様・研究所様にはほぼ毎日行くので、「今から来てくれないかな・・?!これがなくて困っているんだけど・・」という急なお声もいただくこともあります。

- 「午後からお客様のところへいってきます!」と、インタビュー後すぐに外出する桶谷さん


岡野:それだけ信頼というか、関係値を築けているんですね。素敵です・・!

桶谷:いえ、この関係値は自分で作り上げた・築き上げたというだけではなく、前の担当だった竹田さんが築いてくださったものが大きいと感じています。僕自身ホームランを打つということではなく、この竹田さんが築き上げてくださったお客様との関係を“いかに長く太くして、次につなげていくか”ということが大事なんだと思っています。

まぁ正直なところ、開拓をしたり提案をしていきたいのですが、目の前のお仕事・業務をきちんとモレなく・ミスなく進めることで精一杯なのが本音なのもありますが・・・(笑)

岡野:そういうシーンすごく素敵ですね。師弟と言わないですが、お客様と竹田さんがつくった想いを、桶谷さんが次につなげていく。そして桶谷さんがつなげている想いを、次世代の誰かにつなげていくって良いなぁと感じます。

岡野:次は困ったことというか、リアルなお仕事のところをぜひお伺いしたいです!

桶谷:そうですね、まず大変なことは僕が担当している企業様には150名くらいの研究者がいらっしゃり、それぞれ別のテーマの研究をされています。いわゆる基礎研究をメインにされている方々で、サプリメントの話や酵母を研究されている方から、もっとシンプルに「味はどのように知覚するのか?」ということを研究されている方までさまざまです。

そもそも一つひとつを整理する・理解するというのが大変というのもあります。別では、先ほどあったように「これある?!」というようなオーダーをいただくときに注意が必要だと思っています。そもそも「売っているものか・売っていないものか(全体としては売っているが、一部のパーツのみでは売っていない場合がある)」のチェックだったり、メーカーに問い合わせて部分だけほしい場合は可能なのかを確認することや、販売・生産終了している場合もあるので、そのときの代替案の提案なども策がいるときがあります。(お客様は同じものを欲していることが多いため)

岡野:結構大変ですね、、、それでいてキコーテックが取り扱う種類ってかなりありますもんね。

桶谷:そうですね、試薬キットやピペット・遠心分離機などもちろん、ゴム手袋から機器をつなぐケーブルから・・・と研究者にとって必要なものはほぼほぼありますからね・・!

正直に良いことも悪いことも言える、誠実で一生懸命になれる方と働きたい

- 文系出身・高校生時代はサッカー・今はアニメ鑑賞が息抜きの桶谷さん


岡野:最後にこれまでの桶谷さんのご経験を踏まえて、どのような方と一緒に働きたいですか?また、こんな要素やスタンスがあるといいなぁなどあれば、ぜひお伺いしたいです!

桶谷:僕はまだペーペーなので言うのはおこがましいですが、、、、(笑) 専門知識は入社時にはそこまでいらないかもしれません。もちろん修士卒・博士卒などの専門的なことを学んでいる方は、理解が早くすぐに力になってすごく良いと思います。でも、多くの方は文系・学士卒なんだと仮定すると、知識よりも「お客様のニーズを汲み取ること」や「相手のことに興味を持って話を聞いたり、して仲良くなること」いわば人間関係を深く・強くすることに意識を持ってほしいなと思います。

ある意味、知識の部分は「20代でかつ文系出身である」と研究者の方に伝えると、すごくわかりやすく教えてくれることもあります。(賢い人ってこういうところがすごいですよね) なので、知識よりもお客様のことをどれだけ考えられるかが重要だと感じています。

岡野:何かエピソードがありそうですね、その感じは・・?!

桶谷:(キコーテックだけではなく、営業職あるあるかもしれないですが)どれだけ納得をしてもらって、お客様が最終的に選んだとしても「売られた」「買わされた」と思う方が中にはいると思います。そのギクシャクした関係を、決定プロセスはいろんなことがあれど、最終的に満足のいくカタチに落とすのが大事です。

そのためには、誠実にいいことも悪いこと(例:この製品は壊れやすいですよということも)もにきちんと伝えることがキーになってくると自分は感じています。ときには研究員さんから「桶谷さん、そこまで言っていいんですか?(笑)」といわれてしまうこともあります。

岡野:それだけ関係値が築けている証拠ですね!

桶谷:もちろん厳しいお言葉やお叱りをいただくときもありますし、納品間違いや自身がキャパオーバーになるときもあります。でも、研究者の皆さんためや研究成果を高めていただくため自身には今何ができるか?と考えて、動きたいので、そう思える人と一緒に働きたいかもですね・・!

また、違う視点では頭でっかちではなく、柔軟に動けるということも大事かもしれないです。社内外でもイレギュラーのこともありますし、お客様とフットサル大会をすることもあります。「私できないので・・やったことないので・・」ではなく、一回やってみると何かが生まれたり、見えてくるかもしれないので、そのあたりもトライしてくれる方だといいですね!

岡野:その想いをつなぐべく、採用がんばります!ありがとうございました!

桶谷:ありがとうございました!

- 終始、笑顔を絶やさないで受け答えしてくださった桶谷さん


【あとがき】
インタビュー開始すぐは「クーラーMAXに下げてもいいですか?」と、かなり緊張されていた桶田さんでしたが、話をし始めると内なる熱量がチラホラ見え隠れし、最後には自身の想いを伝えてくださりました。上司である竹田さんへのリスペクトから、お客様のために何かできないか?と考えたり、誠実な対応されているなど、キコーテックの想いや大切にしている価値観が詰まった方だと感じながらお話を伺うことができました。桶谷さんの次をつないでいく方はみなさんかもしれません。ぜひ、話を聞きに行きたいボタンからご連絡お待ちしてます!(総務・人事部 岡野)


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