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「宇宙から地球の不動産市場を変えたい!」 衛星データとAIを使って不動産市場の変革を目指すスタートアップ企業、ペネトレータ社の Founder&CEO阿久津岳生さん(以下、阿久津さん)が、スポーツ界のトップランナー、男子柔道金メダリスト・井上康生さん(以下、井上さん)と、「最強かつ最高のチーム作り」について本音で語り合いました。
(※対談の内容を6回に分けてお届けします)
対談⑥ 宇宙産業の未来は?
―――「宇宙産業で世界を変える」ことを目指す阿久津さんに、井上さんがどうしても聞きたいことがあるそうですが…。
(井上)
宇宙産業が、今後どういう方向に進んで、世の中にどんな影響を及ぼしていくのかなっていうのが気になっていて…。すごく難しいですけどね。
―――例えば10年後20年後、人は簡単に月に行けるようになっている?
(阿久津)
たぶん、人はもっと簡単に月に行ってるはずなんですよ。もう50~60年前に人はもう月に行ってるので。
電話機の性能ひとつとっても、50~60年前に比べて格段に進化していることを考えれば、やっぱり今の技術で行けないわけはないんですよね。
―――井上さんは宇宙に行ってみたいですか?
(井上)
いや、高所恐怖症なので行きたくないです。
もう地球に住めないってなったら腹を決めていくでしょうけど、それまではいいですかねぇ。観覧車乗って綺麗な景色を見たいなんていうのも1ミリも思ったことがない人間ですから。
でも宇宙が持っているポテンシャルみたいなものは、スゴいんだろうなって…どういう世界があるんだろうっていう好奇心はありますけどね。
(阿久津)
僕、宇宙をやっていてスゴく思うのが、人間って目に見えるものしか信じれない傾向にあるんですけど、目に見えないものの方が圧倒的に多くて、そういったものが実際にリアルだったりするし…。本当に時間軸とか距離とか壮大な中で、自分達は、ほんの一点にいるという事をいつも感じていて…。
そう考えると、何か悩み事があっても、宇宙の大きさとか時間とかに比べたら、結構、「もうそんなこと、くよくよしてる場合じゃないな」という風になります。そこは宇宙をやってて良かったところですね。
(井上)
私は漫画とか映画とかで影響を受ける人間の1人なので、宇宙には本当にエイリアンがいるんじゃないか、みたいな。どうなんだろうと思っちゃたり。
(阿久津)
絶対いますね。
(井上)
絶対いる!?(笑)
(阿久津)
いない方がおかしい。
(井上)
いわゆる生物ってものが、いるっていうこと?
(阿久津)
確率論から考えると、いないっていう確率の方が圧倒的に低いですよね。むしろ、やっぱり星の数とか時間の長さとか考えると、いない方の…「宇宙の中の生命は地球人だけだ」みたいな確率の方が圧倒的に低いので、いなきゃおかしい。会えるかどうかは別ですけど。
(井上)
なんか今後、どういうふうな展開がなされていくのかっていうのは、非常に興味がありますね。
(阿久津)
いつもみんなに言うのが、宇宙ってスゴい遠いっていう感覚があるんですけど、宇宙って、地上から100㎞先が宇宙なんですよね。例えばここ(神奈川県平塚)から、栃木の一番端っこぐらいが100㎞なんですよ。そうすると横か上かだけの違いで、宇宙って結構近いんですよね。
(井上)
近いんですね。
(阿久津)
だから全然普通に行けるんだなと思うし。
(井上)
ロケットが発射されると、どのくらいで到達するんでしょう?
(阿久津)
もう何十秒。
(井上)
そう考えると近いですよね。
(阿久津)
一瞬ですね。
(井上)
科学の進歩って…昔は歩くしかなくて遠かった距離が、色々な科学とか文明の力でスゴく近くなって…。
改めて人間のスゴさを感じますね。
―――ここから栃木までと同じ距離と聞いて、宇宙に行きたくなりましたか?
(井上)
全然思わないです。大変申し訳ないけど(笑)
(阿久津)
柔道家だから、足離しちゃうと負けちゃうんで(笑)
vol.1~vol.6に分けてお届けした対談記事はこちらで最後となります。
井上康生さん、貴重なお時間をいただき本当にありがとうございました🥋!!