私たちは、JAXAの知的財産及び知見を活用して事業を行うJAXAスタートアップです。
現在主に、衛星データを活用して不動産情報の自動取得を可能にするアプリ「WHERE(ウェアー)」を開発、提供しています。
■ WHERE とは?
衛星データをAIで画像認識し、空き地や駐車場といった不動産を識別。それらの画像データと、法務省が管理する不動産登記データを連携することで、どこに・どのくらいの大きさの不動産があって、誰が所有しているのか、マップを見るような感覚で簡単にわかるアプリです。
(詳しくはこちら→
https://pntwhere.com/)
■ WHERE の革新性
従来は不動産情報の取得にあたり、その多くを人脈からの紹介に頼る他ないのが実情で、網羅的に情報を収集することは困難でした。また、得られた情報を元に実地調査をして、不動産の大きさ等の条件を確認する、といったような地道な手法をとる必要がありました。
しかし「WHERE」を使えば、ワンクリックで簡単に網羅性のある情報を取得することができ、不動産情報の取得にかかる時間やコストを大幅に削減することができます。
このアイデアは、ありがたいことにコペルニクスマスターズ(地球観測データを利用したビジネスアイデアを募るコンテスト)の日本大会で優勝し、世界大会出場という実績をつくることができました。
■ WHERE の未来
現在は、主にコインパーキングやトランクルームの用地を探す事業者さま向けにサービスを提供していますが、今後は個人でも簡単に利用できるアプリにしていきたいと考えています。そして、日本だけでなく世界中の不動産情報が集まるプラットフォームをつくり、ゆくゆくは、まるでフリマ感覚で不動産の個人間売買ができるような未来を目指しています。
例えば、マイホームの候補地を探す時や不動産投資をする時、もっと自由な選択ができるようになったらどうでしょうか?自分が過ごしている地域から視野を広げ、より人生の可能性を広げられるのではないか、そう思うのです。
現在は「WHERE」を軸に事業を展開していますが、JAXAの知見を活用し日々新しい可能性を模索しています。
代表はこれまで、「Penetrator」というロケット型の地中探査機の研究に従事してきました。Penetratorを活用すると、人が立ち入れない危険地域の状況をデータで観測することができます。この技術で、土砂災害が起きた地域の地盤の状態をモニタリングして二次災害に備えるためのシステムを構築したり等、人々の暮らしの安全に貢献できると考え、研究を重ねています。