“脱プラスチック”から“改プラスチック”へ~素材メーカーが仕掛ける【素材の可能性を追求したプロジェクト】のPRプロデュースの事例についてご紹介します!
こんにちは!リプレイ広報担当の丹羽です。
本日は、リプレイがPRプロデュースを担当させていただいた、素材メーカーである三井化学株式会社のプロジェクト事例についてご紹介します。
国内においてPR会社は200社以上ありますが、“PR会社”の具体的な活動について知らない方も多いのではないでしょうか? PR会社といっても、得意領域や実施範囲も様々なので、今回はリプレイの案件をご紹介しつつ、PR会社やリプレイの仕事についても知っていただけたら嬉しいです!
三井化学のオープン・ラボラトリー活動【MOLpCafé】のPRプロデュース
今回は三井化学が施策した【MOLpCafé2021】において、PRプロデュースをさせていただいた事例についてご紹介します。 「MOLpCafé」は、様々な素材の中に眠っている機能的価値や感性的な魅力をあらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく三井化学のオープン・ラボラトリー活動「そざいの魅力ラボMOLp(モル)」が、開催した素材の魅力を体感できる展示会です。 MOLpは2015年から活動をスタートし、「感性からカガクを考える」をテーマとし、社会・ヒト・素材の新しい関係性や、素材の可能性を追求しています。 サステナブルの一環で“脱プラスチック”に向けた活動を昨今よく目にしますが、「MOLpCafé2021」では、“【脱プラスチック】から【改プラスチック】へ” 、プラスチックだからこそできる価値の提供や、「NeoPLASTICism」をテーマに、アップサイクルプロジェクトや、イノベーティブプラスチック、触感や質感を活かしたプラスチックの応用などを身近なプロダクトへと昇華させ、様々なプロダクトを展示・発表しました。
クライアントからの相談内容~素材メーカーとして抱えていた課題点
クライアントとのミーティングの中で「研究開発している様々な素材について、お客様でご使用頂いている事例をオープンに公表できないケースや、商材の価値や魅力を伝えることの難しさ」を課題として抱えておられました。 世界の中で圧倒的なシェアを誇る商材であっても、世間に“素材”とその機能を認知されていない事が多々あるのが現状です。 MOLpの活動では、社会課題やデザインを軸に、素材の新しい価値を見つけて可能性を広げ、伝えていきたいとの事でした。 【MOLpCafé2021】では、“未来のためにすべきこと / いまだからすべきこと” として、“Beyond:プラスチックというイメージを超えた本質的価値の追求 / Suvive:プラスチックだからできる価値の提供”を視点に社会貢献性を訴求しつつ、 「サステナブルな未来に向け素材メーカーとしてどのように変化していくべきなのか。脱プラスチックから “改プラスチック” として展示会の情報を発信し、素材ブランディングやMOLpのコミュニケーションとして“独自の展示会の認知獲得”を目指したい」とのご相談をいただきました。 YoutubeやSNSを使った施策など、素材をPRできるものであれば手法は問わず、映像やSNSなど、データとして残せるものを検討しているとのことだったので、リプレイではそれに即したご提案をさせていただく事になりました。
課題解決に向けてのご提案と、担当したPRプロデュースについて
今回のご相談として、“Youtube・SNS等の施策や、映像・SNSなど、データとして残せるものを希望”とのことだったので、 展示会開催前からのコミュニケーション(ティザー)を展開し、開催前に「MOLpCafé2021」への話題・興味の最大化を目指した施策や、展示会開催中にオンライン/オフラインの両枠で展開することによって、より多くの生活者に向けて展示会の意義や社会性の理解促進に向けた【遠隔ロボを使用した展示会前のプレスプレビューの開催】・MOLpプロジェクトチームをはじめインフルエンサーも交えた【SNSのLIVE機能を活用したONLINE Night LiveShoppingの開催】の2つをティザーとして提案。 展示会開催中の企画としては、【展示会探索VR動画】・社会問題に精通したインフルエンサーを起用した【Neo”PLASTIC”ismを表現したショートフィルム制作】の2つを提案させていただきました。
数回のミーティングを重ね、素材の展示会であるため、実際に素材を触って体験していただきたいとのことと、プロジェクトストーリーの動画化も視野に入れていただいていた為、”BEYOND”を体現していること・社会問題に関する議論を牽引していること・影響力があることを軸にインフルエンサーを選定し、“Z世代のSDGsリーダー”として活動しているインフルエンサーの方を起用した【展示会のプロモーション動画】を制作する運びとなりました。
また、それに向けた企画やディレクション、プロモーション動画以外のインフルエンサー誘致・メディア誘致、展示会のオフィシャル写真の撮影も行いました。 展示会に向けて、最適なメディアに向けた報道向け資料を作成し、メディアプロモートを実施させていただいた結果、約一ヵ月間で、大手メディアを含め多数のメディアに掲載していただきました。 イベント終了後にはクリッピングや報告書の共有も兼ねたフィードバック会を開催しました。
案件を通して~担当メンバーに感想を聞いてみました!
ここまで、案件の事例を含めてご紹介させていただきましたが、実際の案件担当メンバーへ感想を伺ってみました!
望月:今回の案件に関しては、限られた時間の中でクライアントとコミュニケーションを図りつつ結果を出す必要があった為、「最短・最速で結果を出す」という事が、自分の自信にもつながり、とてもいい経験になりました。案件を通して一番難しかったことは、MOLpCaféを通して、素材メーカーであるクライアントの考える素材の新しい価値や可能性をどのように届けていくべきか、最適解を見つけて提案する事でした。
解決として、MOLpの活動に親和性の強い媒体やインフルエンサーの誘致を行い、露出を狙っていきました。MOLpのプロダクトはデザインやクリエイティブ性、ストーリーがとても特徴的だったので、ライフスタイル誌を中心に親和性の強いメディアの方を誘致し、数多くの媒体に取り上げていただくことができました。日々のリレーションの中で、媒体側の企画ともマッチする内容を提案できたことも良かったです。インフルエンサーの方も、プラスチックのあり方や、“サステナブルな未来”のために様々な活動や思想を持っておられる方だったので、クライアントの課題をしっかりと理解し、MOLpの活動にも非常に興味を持っていただくことができました。”等身大のリアルな言葉”で発信していただけたことが今回のポイントになっていたと思います。
クライアントにとっても、媒体の方・インフルエンサーの方にとっても、今回の案件のその先のお話にもつながる事ができたので、提案をした身としてはとても嬉しかったですね。
今回はリプレイの案件を絡めつつ、PR会社の仕事についてご紹介させていただきました。 少しでも「PR」のお仕事に興味を持っていただけた方は是非、リプレイ求人ページをチェックしてみてください!