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無駄な失敗は必要ない。Giobaiで歩むブランドオーナーへの道程

 ホールディングス化で「10社100億円」という目標を掲げ、メンバーをブランドオーナーとして独立させることを念頭に置いた採用に力を入れるGiobai。なぜホールディングス化を目指すのか、独立を目指し飛び込んだ人材が何を目にし、何を経験するのか、Giobai入社からブランドオーナーとしての独立までのロードマップを掘り下げる。


多角的なブランド展開でポートフォリオを埋める

- そもそもですが、Giobaiはなぜ多角的なブランド(事業)展開を行っているのでしょう?

 Giobaiがブランドを断続的に立ち上げているのには、ポートフォリオを埋めていくという意味合いがあります。

 今の時代、インターネットを拠点としたビジネスの変化は非常に激しく、中でもtoC事業はトレンドの影響を受けやすいため、常に変化に対応できる事業基盤を構築しておく必要があります。

 仕込みフェーズのブランド、短期で回収が見込めるブランド、リニューアルするブランド、ロングタイムで利益を見込んでいるブランドなど、常に多角的なブランド展開をすることで、リスク分散や投資分散のバランスを保ち、会社全体で見た時に安定的な利益を生み出せるような布陣を組むという狙いがあります。

- それらのブランドを、あえて子会社化させていくのにはどのような意図があるのでしょうか?

 ブランドを継続的に成長させていくために最も必要なのは「このブランドならもっと成長させられる/させる」という熱意と決意だと思っています。
 そういう覚悟を持った人に”事業運営”という枠組みを与えることで、ブランドの継続的な成長とともに、一人一人の想いを反映させられる会社づくりを目指しています。

 ただ、勘違いしていただきたくないのは、「事業を成長させる」という覚悟と「ブランドが好きだから関わりたい」という感情は少し違うという点です。

 後者の熱い思いも、そのブランドを任せる上で非常に重要な要素のひとつではあるのですが、前提として事業を成長させていくためには”好き”という主観だけでは成り立ちません
 どうすれば消費者に届くのか、買ってもらえるのかという冷静で客観的な視点を持つことこそが事業運営の根本にあるのではないかと思っています。

 この考え方は、実は自身の失敗経験から得た教訓でもあります。

無駄な失敗、必要な失敗

- 失敗経験ですか?

 実は、Giobaiとして起業した最初のプロダクトは失敗に終わっているんです。

 当時は経験が浅かったこともあり、「こんなプロダクトがあればきっと役に立つ”はず”」「必要としている人がいる”はず”」と、主観だけで事業を立ち上げました。
 結果的に事業は伸びず、ピボットを余儀なくされることになります。

 その経験から、Giobaiでは0→1でモノを生み出すのと同じくらい、”モノを売る力”(=マーケティング)を大事にしています。

 極端な話、何かを作るだけならば開発会社に依頼をし、お金さえ払えば作れるのが現状です。そのようなビジネス環境で今求められているスキルは、出来上がったものを売っていく・利益を出していくためのビジネス設計やマーケティング力だと考えています。

 そのためGiobaiに入社いただいた方には、売り上げを作っていくスキルを身につけていただくことを重要視していますし、そのスキルはきっと財産になると思っています。

 また、あえて0→1フェーズに関わってもらわない理由には、無駄な失敗をする必要はないという価値観も関係しています。

- 無駄な失敗ですか?

 失敗は失敗でも、成長への近道になる必要な失敗と、逆に遠回りになる無駄な失敗があると思っているんです。

 売れない商品をいくつも作り失敗を重ねるよりも、正しい戦略を立てれば売れる商品を経験した方が、逆算して”売れる商品とはどういうものか”という感覚も身に付き、いざ自分で何かを作る際の成功確率もグッと上がると考えています。

 仮説を立てて実践して改善して…というサイクルももちろん大事なのですが、近道できるところは近道すればいいという感じですかね。

▼Giobaiの商品がなぜ”売れる”のかについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

武器は"唯一無二"。Giobai流、売れるモノづくり | 株式会社giobai
森永 みなみ / 新規事業課 サブマネージャー新卒1年目で憧れのアパレル会社に就職。その後ベンチャーの不動産会社に転職し社長秘書として従事。はじめは20人程度の会社だったが100名規模になる過程...
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Giobaiで身につけられるのは、普遍的に戦えるビジネス力

- では、具体的にGiobaiでどのようなスキルを身につけられるのでしょうか?

 Giobaiは事業運営にまつわる一連を経験できる環境であるため、一人一人の成長したい将来像に合わせて業務をアサインしようと考えています。

 そのため、Giobaiでは「どんなことができますか?」という受動的なスタンスよりも「こういう経験をするためにはどうすればいいですか?」という目的意識を持った姿勢を歓迎しています。

 そのような前提がある上で、あえてどういうスキルを身につけることができるのかをお話しできればと思います。

 我々の武器は一言でいうとマーケティング力、中でもクオリティの高いクリエイティブの効果を最大化する広告設計・運用のスキルです。
 どうすれば広告単価を抑えながら成果を出せるのか、1日・1時間・1分単位で予算の調整や広告の出し分けを行う運用スキルを身につけていただくのがGiobai入社後のファーストステップです。

 そのような業務を通じて得られるのは、単なる広告運用スキルにとどまらず、クリエイティブやテキストの違いで見込み顧客がどのような心理変遷を辿るのかインターネットのビジネスの構造がどのようになっているのかという汎用性の高いビジネススキルです。
 それを自分のものにできれば、業界やフィールドが変わったとしてもビジネスマンとして十分に戦っていけるスキルにつながると考えています。

 加えて、そこまで辿り着くのに必要なのは経験の有無ではなく、具体的な事象を抽象的に分析し構造化する頭の使い方だったり、ボトルネックになっている要因を把握する計算力だったりという地頭の良さだと思っています。

 そのためGiobaiでは、マーケティングやD2Cの経験有無は一切求めませんし、今いるメンバーもほとんどが未経験です。


「発想・構想・実装」を段階的に経験する独立までのロードマップ

- Giobai入社後から独立までの想定ロードマップを教えていただけますか?

 まず、Giobaiで大事にしている考え方に「発想・構想・実装」というものがあります。

 「発想」というのは、どんな商品を作れば良いか、商品をどう売っていくか、どんな方針でチームを動かすか、会社やチームが動き出す始点となるものです。

 「構想」というのは、発想をどう実現していくのかを描いていくフェーズです。どんなスキルやリソースが必要で、現状何が足りていないか、どう指示を出すかなど、ディレクションやプロジェクトマネジメントをイメージしてもらえると良いかもしれません。

 「実装」というのは、構想に基づいて手を動かすフェーズを指します。クリエイティブを作る、コピーライティングを書く、動画を編集する、それらを運用するなど、それぞれの能力に特化した人たちがアウトプットを出していきます。

 このうち発想はマネージャー、構想は現場社員、実装はパートナーという役割分担するというのが我々の基本理念になっています。

 事業運営は、抽象度が高い思考や、AとBを掛け合わせてCを生み出すというような柔らかい発想力が必要になってくるため、より高い視座とより広い視野を身につけてもらえるような業務を「実装→構想→発想」という順番で段階的に経験してもらうというのがGiobaiの基本的な考え方です。

 それを踏まえたロードマップとして、1年目は広告運用を通じたユーザー心理、デジタルマーケティング構造の把握、2年目は1年目で培ったノウハウを言語化しパートナーを適切に動かしていくディレクションスキル、3年目はディレクション業務を通じて作り上げたチームとしての生産性を上げるオペレーション設計などのチーム運営を身につけていただくことを想定しています。


努力する、その過程に楽しみを見出す人が勝利に近づく

- 最後に、ブランドオーナーとして独立する=事業を任せられる人はどのような人だと思いますか?

 大きくは「謙虚に素直に貪欲に吸収できる人」「自分にも人にも逃げない人」「努力し続けること、その過程が好きな人」の3点です。

 ブランドオーナーになるというのは、その事業やチームのトップになるということです。そしてトップになるということは、教えてもらう機会が極端に少なくなるということでもあります。
 だからこそ、自分の周りの人たちや事象から常に学び、吸収しようという貪欲さや謙虚さを持っていないと成長が止まってしまうと思っています。

 また、事業運営は川上から川下まで管掌範囲も広く変数も多い。それゆえに思い通りにいかないことばかりです。
 逆に言えば、うまくいかない理由を無数に挙げることができる環境とも言えます。

 だからこそ、他人や市場環境など外的要因に押し付けずに、全て自分が引き起こしたことであるという覚悟を持って向き合えるかどうかも大事だと思います。

 最後に努力の過程を好きになれるかどうかですが、例えば山登りをするとき、登頂した瞬間の悦びも筆舌に尽くし難いものであると同時に、それだけでは山登りを続けることは難しいとも思っています。

 山を登るには、仲間や装備、下調べなどの準備にも時間やコストがかかる上に、その道程で天候や予期せぬ事態に見舞われたら引き返さねばならない場合も多々あります。
 それでも何度でもチャレンジできる人は「山を登る過程そのものが好きな人」だと考えています。

 事業運営も近いところがあると思っていて、何か目標を立てても、達成できるかどうかは分かりません。むしろうまくいかないことの方がずっと多い。
 その結果に一喜一憂するのではなく、常に冷静に状況を見て挑戦し続ける人が、いつか勝利に辿り着くのがビジネスという世界です。

 Giobaiの事業は、抽象度の高いスキルセットが求められる上に、ブランディング、マーケティングからクリエイティブ、ロジスティクスなど領域も広いです。

 身につけなければならないスキル、学ばなければならない知識は膨大ではありますが、それでも事業に対して情熱を持って取り組み、事業オーナーとして挑戦したいという覚悟のある方はぜひGiobaiの仲間になっていただきたいと思っています。

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