企業文化の違い

私はバケモノ株式会社に入社するまでに2社渡り歩いてきました。
いずれも1年ちょっとで転職しており、
振り返ると我ながら、コロコロと転職しているなぁと感じております。
そういえば、どの会社もいろんな企業文化があったなぁ、と思い出しております。

最初に就職したのは今の職種とは全く関係のない地元の日用品のメーカーでした。
研修が終わってゴールデンウィーク後には早々に東京営業所に飛ばされてしまったので、
本社の様子などはほとんど知りません。
（少なくとも噂話に聞く限り、本社に配属されることは「栄転」ではなく「罰ゲーム」扱いでした）

東京営業所では「営業1課」と「営業2課」に分かれており、
1課の課長と2課の課長とでは全く性格が異なっておりました。
1課課長はコミュニケーション重視、2課課長はプロセス重視、といった違いがあり、
それぞれの課に属するメンバーは、自ずと課長の色に染まっていたように思います。
（ちなみに私は2課所属でした）

また、東京営業所には
「お昼休みの留守番を週ごとに一方の課が行う」というルールがあり、
留守番に当たった週には、電話番やコンビニへのお使いをさせられていたものです。
（コンビニへのお使いで、恥ずかしい名前の期間限定ホットスナックを買って来るよう命じられたのは今でも恨んでいます・・・・！）

まあ、時折意味不明な企業文化に触れることもありましたが
（値引き販売をするときは原稿用紙に手書きで値引き理由を記載して稟議にかけるなど）
全体的には今思うとややアナログではあるものの、いたって普通の会社だったのかなと思います。

その後、デザイナー（当時はDTPデザイナー志向でした）を目指すべく退職し、
専門学校に入り直し、なんやかんや経てWEBデザイン会社（2社目）に勤めることになったのですが、
ここは本当に嫌な文化が渦巻いていました。

• アルハラならぬ「飯ハラ」（たくさん食べないと上司が機嫌を損ねる）
• 昼休みは、その場にいない社員の悪口大会
• 土日は「会社に遊びに来てよい」とかいう謎制度（あくまで「遊びに来ている」ので休日出勤ではない）
• 病気で有給を消化したい場合は前日22時までに連絡（朝体調不良で連絡すると欠勤扱い）
• 欠勤すると皆勤手当がなくなる。皆勤手当が復活するのは2ヶ月後
• 会社徒歩圏内に住まわされた社員は、28時上がりが基本（会社近所への引越しを執拗に勧められましたが、私はやんわり拒否していました）
• 大きな失態をすると丸刈り
• なぜか数年おきに関連会社に出向させられる（本人の知らないうちに）

などと、いわゆるブラック企業だったわけで、
私も1年半ほどで体調を崩してしまい、退職することになりました。

とまあ、いろいろあって今はバケモノ株式会社に在籍しているわけですが、
上記のような嫌な文化は全くないですし、
おしゃれなオフィスにドリンクやお菓子など、福利厚生もしっかりしています。
（私はテレワークなので、その恩恵を十分に享受できていませんが）
何よりスタッフ間の仲が良いのが素晴らしいことだと思います。
もちろん楽しいことばかりではなく、
仕事ならではの厳しさもあったりしますが、それはそれです。

ではバケモノにはどんな企業文化があるんでしょうか。
良い意味で「文化」みたいなのはないですかね。しきたりの類とか、
強いて言うと、社長がランチに誘ってくれるとか
（私はテレワークなので、その恩恵を・・・）
あ、あと毎週月曜の朝は「朝会」と称して、
週当番が自分の好きなことだったり調べていることについて喋るという企画があります。

「朝礼でスピーチかよ・・・」みたいに思われる方もいるかもしれませんが、
これが結構楽しくて、みんな各々喋りたいことを喋れてよい機会だと思っています。
基本スタッフの仲が良いのと、私にとっては「ネタ披露回」みたいな位置付けなので、
全く苦ではないですね。

普通、月曜日の朝なんて一番忙しいタイミングと思われがちですが
その時間にあえてゆるいミーティング時間を設けることで、
仕事に忙殺されないリズムを生み出しています。

とにかくバケモノは私の転職歴の中では、一番良い会社だなと思っています。
（前の会社がヤバすぎたってのもあるかもしれませんが）
そしてこの会社を今よりも、さらにもっと良くしていくのが私の役割の一つかなと思っています。