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温度感を大切にするということ

節電が叫ばれる中、我が家では24時間エアコンを22度設定で稼働させています。こんなことを言うと「なんて贅沢な!」「エコじゃない!」などとご批判を受けてしまいそうなのですが、どうかお許しください。我が家の愛するウサギ様が夏バテをしないように、やむを得ずなのです。その日の天気や湿度を鑑みて、あらゆる要因にアンテナを張り、日々こまめに調整をするのが飼い主の務め! なお、せめてもの罪滅ぼしに、私の仕事部屋は、申し訳程度に緩い温度でエアコンを回すことにしています。時々トイレやドリンク休憩がてらにウサギ様のご機嫌を伺ったりするのですが、本当に涼しくて羨ましい限りです。

(ウサギ自慢がしたいだけ・・・・?)

さて、バケモノ株式会社が設立したのは2013年のことです。新卒では日用品メーカーの営業をつとめておりましたが、どうにも肌に合わず、一念発起してデザイン専門学校に入り直しました。卒業後は某WEB制作会社で2年ほど勤め、その後ニート期間があったりで、2013年8月にバケモノ株式会社の創業メンバーとして参画するに至りました。当時は慣れない営業電話を仕掛けたり、自社メディアを運営してバズらせるために変なコスプレをしたり、エイプリルフール企画をやってみたりと、がむしゃらに駆け回っていたのをよく覚えています。

当時は大阪のオフィスに勤務しておりましたが、現在はコロナ禍の中、妻の勤め先が岡山県下であるということもあり、テレワーク体制に移行しています。テレワークですとスタッフの温度感がなかなか伝わりづらいものです。たとえチャットの文字では「わかりました」「大丈夫です」と反応があったとしても、「本当に理解してくれてるのかな?」「大丈夫って言ってたけど、本当かな?」など…… だからこそきちんと伝わるように、なるべく具体的で丁寧な指示を心がけています。ただし、あまり丁寧に指示をしすぎるとただの「指示待ち人間」になってしまうので、内容によっては、あえて判断を促すこともあります。各スタッフの強みを引き出して仕事に臨んでいただくのもディレクターの大事な仕事だと考えています。

バケモノ株式会社では「自発的に」「熱意を持って」「意味を考えて」行動できる人を歓迎しています。言われたことをやるだけでは、お客様にはそれ以上の価値を与えられません。極めて簡単な例で言いますと、例えば「電話番号が変わったのでWEBサイト上の表記を修正しておいてください」という指示があったとしますね。受け身な方ですと「ヘッダーの電話番号だけ変えれば良いだろう」と考えてしまいがちです。でもよく考えれば、電話番号は

  • フッター
  • お問い合わせページ
  • プライバシーポリシーの連絡先
  • 特定商取引法に関するページ
  • 特定の記事の文中(ニュース記事の「連絡先情報」など)
  • お問い合わせの自動返信メール
  • Google広告の電話番号オプション

など、様々な箇所に記載されているはずです。また、電話番号を変えることによって、場合によってはレイアウトに微妙なズレが生じることもあり得ますし、「名刺やパンフレットの改定はいかがでしょうか?」といったプラスアルファの提案もできるわけです。自分が受け持っているWEBサイトに対して責任感を燃やし、ご依頼内容の意味と影響範囲を理解することで、お客様に「さすがバケモノに頼んで良かった」と言わしめる仕事ができるわけです。

最後に私自身の展望について。現在は大阪本社で巻き取った業務がメインですが、徐々に岡山でも販路拡大をしていけたらと考えています(岡山の知り合いが少なすぎて寂しいってのもありますが……)。また、来期からは新しいビジネスの立案にも力を割いていくつもりです。バケモノ株式会社も8月で9期目を迎えます。設立当初のがむしゃらだった頃を思い出しながら、初心に帰って熱量を高めていけたらとワクワクしています。

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