はじめまして、在宅医療事業部で部長代理をしております、看護師の土野(はの)です!
今回、『訪問看護』大すきな私の思う『訪問看護の魅力』について、携わる側目線で書いてみたいと思います。
あくまで、私の個人的感想や思い盛りだくさんなので、ゆるりとした感じでお付き合いください!
私たち訪問看護師や療法士は、看護やリハビリを提供する為に訪問させていただくのですが、そんな訪問の時間には利用者さんとの穏やかな交流も含まれ、ケアを提供する側の私たちこそ日々癒しをいただいているんです。
もちろん、あくまでも医療人として、プロ意識を持って、質の高いケアを提供する事を目指し日々努めさせていただきながらも…癒しもいただける…それってステキやん…な、お仕事なんです✨
日々のこんなところがお仕事の魅力です!
⚫︎入浴介助のあと、心からの『あー気持ちよかったぁ、ありがとうねぇー』の笑顔
⚫︎ぶっきらぼうながらも『あんたが来るの待っとったがね』の言葉
⚫︎『若いお兄ちゃんと(リハビリで)歩けるからって喜んじゃったり、きちんと身支度して待ってたりするんですよ』と教えてくださるご家族の笑顔や実はそんな可愛らしい面がある利用者さん
⚫︎寝たきりでいらっしゃり、反応も乏しいながらも、声かけに時々頷いたり、ニコッと反応してくださる瞬間 などなどたくさんあります。
他にも、おもしろネタだと、
⚫︎80代女性の利用者さんへ訪問中…
近所で工事をしていて騒音がすごかったので「うるさいですね」と話していたら「うっせー、うっせー、うっせーわ」と歌い始めて面白かった。(ちなみにこの方の好きな俳優さんを質問すると「菅田将暉」と即答されました笑 )などなど
もちろん、葛藤もある日々です。
私たちはターミナル期(がんや慢性疾患・難病など)や認知症で感情の起伏の激しい利用者さんへも訪問しますので、笑顔笑顔の毎日ばかりではありません。
⚫︎大切な家族を最期は自宅で看取りたいができるのか不安
⚫︎本人の思いに沿って自宅で最期まで過ごさせてあげたいけど自信がない
⚫︎変わっていく姿を受け入れられるのか不安
⚫︎どうしても入院したくない、させたくない
ここに書ききれない程の様々な場面に遭遇し、その都度思いをお聞きして、極力ニーズに沿ったお手伝い(ケア)を提供出来るよう、関わるすべてのひとと協力し(他職種で)一緒にたくさん考えます。
寄り添うように関わらせていただきたいと思っていつも皆で話し合います。
お見送りした後は、訪問看護師として私たちのケアや関わりは十分だったのか、みんなで振り返りをしながら一緒に涙したりもします。
利用者さまには、心からの「こちらこそ、ありがとうございます。」
様々な利用者さんの喜怒哀楽...人間の持つ多種多様な感情に触れ、向き合う…『ひとの命と関わる』とはこういったことなんだなと実感する日々です。
大げさに聞こえてしまうかも知れませんが、例えこちらがお金を払ったってこんな素晴らしい人生勉強をさせていただる事ってないんじゃないかなと感じる程です。
だから、私は利用者さんやご家族に『ありがとう』と言っていただく度に、心から「こちらこそ、ありがとうございます」とお伝えします。
そして「誰かに感謝されたいからこの仕事をしているのではなく、自分自身が看護を通して喜びや感謝を感じたいのだな」と実感し、最高なお仕事に巡り合えたことに日々感謝しています。
そんな、訪問看護ですが、実はとても体力勝負でもあります!
4〜5件/日、リハビリは6〜8件/日(もっと多いこともあります)移動してケア・記録、移動してケア・記録を繰り返します。
そんな結構なハードスケジュールをこなしながらも、丁寧に利用者さんに向き合ってくれるスタッフの皆にも感謝の日々です。
こんなご時世で、直行直帰だったり、スタッフとのコミュニケーションもオンラインが増えていますが、それぞれが持つ癒しエピソードやお悩みなどを対話をして、思いを共有して、心身ともに健やかに、これからも協力して在宅医療事業部を盛り上げていけたらなと思っています😊
施設看護にもとっても魅力があるので、また別の機会に「施設看護の魅力」も語らせてもらいたいと思っておりますが、今日はこのあたりで…。
なんだかやっぱり暑苦しく語ってしまいましたが、最後まで、読んでいただきありがとうございました🍀
おまけ
そんな私もお仕事以外にも癒しはあるんです笑
①海を眺める、海で遊ぶ🌊
②1歩も外に出なくて良い準備をして、1日中家で録りためたドラマや映画を見る📺
③すきなひとたちと美味しいお酒をのむ🍻
少しでも興味がある方は是非、ご応募いただけたら嬉しいです✨