スマートカメラSiNGRAYシリーズの中で、AI及びVSLAM(自己位置推定)対応の最新作「SiNGRAY StereoPRO」の紹介動画がリリースされました。
1:12からの使用用途を見ていただくと、こんな感じで使われるのかというのが、お分かりいただけるかと思います。
ちなみに、AIカメラに普段触れない方には、1:12までの内容が、いまいちピンときにくいと思うので、少し補足を。
「SiNGRAY StereoPRO」は、超小型カメラに、ステレオセンサ(2つのカメラの映像で距離測定をするセンサ、対象物との距離を測定し、空間把握をします)、RGBカラーセンサ(対象物の色を把握するためのセンサ)、3DToFセンサ(光または光に近い超音波を数回発射し、対象物に反射して戻ってくるまでの時間を距離に換算して、空間把握をします)のトリプルセンサに、AIプロセッサ(当製品の場合は画像解析処理をするもの)及び、VSLAMプロセッサ(自己位置推定処理をするもの)を搭載し、AGV(無人搬送機)からサービスロボットなど様々なロボティクスで利用されています。
お気づきの方もいるかも知れませんが『ステレオセンサと3DToFセンサは、同じような機能ではないの??』という疑問。実は、用途によって使い分けられるんです。
ステレオカメラは、映像に収まっている範囲は、距離推定ができます。ただ、みなさんがイメージするビデオカメラの映像に近い感じなので、暗い場所だと機能が発揮しきれないこともあります。
逆に3DToFセンサは、光または光に近い超音波を数回発射し、距離推定をするので、暗い場所でも使用できますが、ステレオカメラに比べると測定可能距離は短くなります。トリプルセンサの所以はこういうことなんです。
そして、VSLAM(自己位置推定)技術があるから、移動体ロボットは、他のものにぶつかったりせず、合理的な距離で動くことができるんでよね。ちなみに、VSLAMって産業用・家庭用ロボットやドローンやAGV(無人搬送機)といった、今まさにニーズ急上昇な分野で活用されていますが、自動運転やAR(拡張現実)といったちょっと先の未来の技術にも利用されます。非常に伸び代を感じますね!!
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