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転職エージェント→1年以上無職。自問自答を繰り返した私が社員10人のスタートアップに飛び込んだ理由。

こんにちは!

札幌本社のIoT×SaaSのスタートアップ「ゼロスペック株式会社」で1人人事&バックオフィスをしている松田(https://twitter.com/SHOMATSUDA3)です。

今日はよく面談で質問される、

私、松田の入社の経緯についてお伝えしたいと思います。


【人事松田の略歴】

30歳、札幌出身・東京在住
北海道大学工学院修士課程修了後、大手商用車メーカーでエンジニアとして勤務。

製造業で働く人たちの、不満・不安の声を社内外で聞き、
自身のやりたい事を考えた結果、離職し転職エージェントに転身。

前職ではパーソルキャリア株式会社のエグゼクティブエージェント事業部にて、
製造業領域の管理職~役員クラスの転職支援に従事。

プライベートの理由から離職後、1年強の無職期間を経て、
2022年4月、ゼロスペックに1人目人事として入社。


【目次】

  • 前職の退職と離職期間
  • 転職活動の軸
    • ①リモート文化があること
    • ②1人目人事ができること
    • ③経営者が信頼できる人柄であること
    • ④その会社がやる意味のあるビジネスをしていること
  • 偶然出会ったゼロスペック
    • ゼロスペックにビビッっと来た理由
    • 多田の人柄
    • これまでにない灯油配送×IoT×SaaSビジネス
  • ゼロスペックでやりたいこと

前職の退職と離職期間

前職は、パーソルキャリアのエグゼクティブエージェント部門で、

両面型の管理職~役員級の転職支援をしていました。


「社内外でつながりを作り、

法人様のの人事マネージャー様や責任者様、事業部長様や社長様と、

ビジネスの最上流に関して議論を重ね、自分なりに求人を要件定義。

スカウトサイトや個人のつながりから、適した方をお引き合わせする」

という仕事です。


100人程度の事業部でしたが、経験豊富なコンサルタントが非常に多く(私が一番の若手&未熟者でした💦)、自律型の性善説マネジメントが行き届いている組織でした。

一方で、マネジメントが厳しくないのにもかかわらず、モチベーション高く業務にあたっているコンサルタントが多く、非常に刺激的でビジネスマンとしての基礎戦闘力を「たまごからひよこ」くらいではありますが、成長させることができました。


そんな中、プライベートの都合で、フルタイムで働くことが難しい状況に陥ることになりました。

私個人としても青天の霹靂。数か月の間は有給などを使いながら業務をしつつ、今後についてとても悩みましたが、自分の人生にとって大切なことがは何かを何度も自問自答し、離職することを決意しました。


離職期間中は、プライベートの状況改善と自分の今後のキャリアについてひたすらに自問自答する日々でした。

離職は1年以上に及びました。

離職期間中に待望の第1子が!


転職活動の軸

1年以上、自分のこれからの人生について考え抜いた結果、私の転職軸はかなり明瞭になっていました。

  • リモート文化があること
  • 1人目人事ができること
  • 経営者が信頼できる人柄であること
  • その会社がやる意味のあるビジネスをしていること

転職軸①:リモート文化があること

これは、先に記載したプライベートの事情からです。

多分、物理的に自宅にいれる時間が一定確保できることは、自分の幸福度にかなり影響します。イリノイ大心理学部名誉教授の有名な論文で「幸福度が高いと生産性は31%高く、創造性は3倍高い」というものがありますが、自分の事情を考えると、仕事上のアウトプットを担保するためにもリモートが許容されている組織というのは、重要であると考えていました。


また、別軸では、「自分は都会が苦手」という点もあります。そのため、現在住む昭島市(緑豊か)から負担なく通える会社(=基本リモートの会社)で探したいとも考えていました。


転職軸②:1人目人事ができること

プライベートの理由で離職したのですが、絶対にキャリアをあきらめるようなことはしたくないという想いがありました。

離職期間に「自分が此の世に存在している価値」について考え、
出た結論は「『松田がいるからよりよい世界になった』と誰かに言ってもらえるような存在になりたい」というある意味漠然としていますが、自分の中で確固たる想いを抱くようになりました。

そのためには、「自分の強みを生かすことが価値発揮につながるはず」という考えから、自分の価値観を振り返り、「0→1ができる環境に行く」ということを決めました。


また、以下のような点も1人目人事になりたかった理由になります。

①転職エージェント時代に、「10ある企業に10%ずつ支援する」ことをしていたのですが、
「自分が100%BETしたいと思える1つの会社に100%を注ぎたい」と考えるようになりました(人生の時間は有限なので)

②前職では、ビジネス経験や人事経験が豊富でその経験を元にすごい結果を上げている方がたくさんいました。彼ら彼女らの共通点として「事業や組織の解像度が高いこと」「だからこそ、”その会社の存在意義”を深く理解でき、自信をもって支援できること」があげられると感じました。
そのため、「事業会社でビジネスや組織についての知見を深めたい」と考えました。


転職軸③:経営者が信頼できる人柄であること

「自分が100%BETしたいと思える1つの会社に100%を注ぎたい」という想いから、本気で会社を見極めることとは何かと考えるようになりました。

「会社は経営者の器以上に大きくならない」というのを転職エージェント時代にひしひしと感じていましたし、いくつかのVCのキャピタリストのインタビューで「最後は創業者の人柄やマインドで投資を決める」という言葉もあったので、

「人として最も信頼できる経営者のいる会社に行きたい」と考えるようになりました。


転職軸④:その会社がやる意味のあるビジネスをしていること

これは私が、製造業のエージェントをやっていたところにも紐づきます。

転職エージェントは転職を支援し、転職者の年収に比例してコンサルティングFEEをいただくというビジネスです(例外はありますが)。そのため、一般論として、「転職しやすい方、領域を相手にしたほうが儲かるビジネス」です。

基本的に、製造業は最も「転職」が根付いていない業界の一つです。今でも年功序列、終身雇用が当たり前な会社の比率も高く、その価値観にどっぷり浸かった方に、転職することを意思決定いただくことは簡単なことではありません。

転職が根付いている業界でも根付いていない業界でも、もらえるコンサルティングFEEは同じです。それであれば、転職が根付いている業界で転職エージェントをするのが賢い方法なのかもしれません。

それでも、自分は「製造業に務める方のキャリアに関する問題の根深さ」を見聞きしてきたことから、転職エージェントになった人間。製造業から目を背けるような気にもならず、ムズカシイし儲かりにくい領域とわかりながらも、この深い課題に向き合ってきました。


…こんな感じで、転職エージェント時代以外も含めて私の人生を振り返ると、「自分的に得かどうかはわからないけど、深く、他の人が目をそむけたくなるような課題に向き合い、解決すること」にやりがいや価値を見出してきた人間であったように思います。

そのような観点から、次に選ぶ会社も「その会社がやる意味のある深い課題に向き合っていること」も転職軸の一つとなりました。

もう少し平たく言うと、以下のようになります。

  • レッドオーシャンでないこと(すでにほかのプレイヤーがその課題に向き合っているのであれば、他のプレイヤーに任せていればその課題は解決できるはずなので)
  • 深い課題であること(その会社のサービスが存在することで、明確に喜ぶ人がいること。「前よりましにはなったよね」くらいであれば、やる意味を感じない)


偶然出会ったゼロスペック

上記のような転職軸を持ち、転職活動をスタート。

「1人目人事ポジションを狙うということは、その会社はまだまともに採用活動をできていないはず」とい仮説の元、通常の転職サイトに加え、YOUTUBEでスタートアップのピッチ動画を漁り、いい会社を探そうと考えました。


早速探し出して、数時間。


…ん?なんだこの会社!?

…やばすぎる!!(いい意味で)


そう感じたのが弊社ゼロスペックでした。

その後、問い合わせフォームからメールを送り、多田と数回の面談を経て、入社に至りました。


ゼロスペックにビビッっと来た理由

ゼロスペックにビビっと来た理由は、ひとえに、先に挙げた転職理由に120%マッチしている点です。

  • リモート文化があること
  • 1人目人事ができること
  • 経営者が信頼できる人柄であること
  • その会社がやる意味のあるビジネスをしていること

前半の2点については文字通り。後半の2点について、補足します。


多田の人柄

話しを聞くに、初期は多田1人と数名のエンジニアという組織だった模様。

  • ハードウェアもソフトウェアも扱っている。
  • 対レガシー業界かつ複雑な業界構造の市場がターゲット

ということもあり、かなりタフなことをしていたように推察しています。


それでも、面談で出てくる言葉は、どれも飄々としていて、苦労話を自慢するそぶりもまったくない。今後もそれなりにタフなことをしようとしているにもかかわらず、「まずやってみようよ!」「こうやったらできると思うんだよね!」のようなな言葉ばかり。

自然体ながら、「可能性をどうすれば広げられるか?」と常に前向きに物事を考え、チームを力強くも優しくフォローできるリーダーであることが推察されました。

※そしてこの多田への印象は、入社後に確信に変わっていきました。

※参考:多田のロングインタビュー音源(Podcast)はこちらから。

https://open.spotify.com/episode/4nJKoKHEN0O4bLxgOs2Qo5?si=yJNwcXZxQ2qjiRuuCAkr1A


これまでにない灯油配送×IoT×SaaSビジネス

私は札幌出身、かつ親戚の家は軒並み北海道の地方。「灯油運ぶは大変なこと」という固定観念が小さいころから沁みついていました。

一定数の人々にとっては大事なライフライン。インフラとして維持していくことは必須である。一方で、灯油は年々消費量が減るため、この課題に真剣に向き合う企業は少ないのも事実です。

これこそまさに「深い課題」。


同じ市場にサービス展開している企業はあれど、「IoT×SaaSで配送回数48%減」というのはこの上ない価値であると感じました。


ゼロスペックは札幌に本拠地があります。

業界柄、タフな事業開発が必要になりますが、ゼロスペックにはそれを可能たらしめるセールスチームの力量の高さがあります。

この会社がこの事業をやる理由が明確にあるとも感じました。


過酷労働の代表、「灯油配送」


加えて、この領域でサービスを磨きこみ、他市場へも展開していくというのがゼロスペックの中長期戦略。わくわくが止まらない!と感じました。


ゼロスペックでやりたいこと

1人目人事として、JOINしたものの、バックオフィスは自分ひとり。全部やったるで!という意気込みです。


採用、労務、給与、組織開発、人事制度、総務、経理…。

なんなら、将来的には事業側もやりたい…。


とはいえ、全部をやるのには体が足りないので、優先度をつけ、生産性を上げて色々やっていきたい所存です。


まずは経験のある「採用戦略立案・採用オペレーション構築・実行」で価値を発揮しつつ、各種労務等のオペレーションのマニュアル化→半自動化あたりをやっていこうかと。


また、採用と組織開発は密接につながっているとも考えております。

採用の場で「第3者から、魅力的に映る会社とはどんな会社か?」と思考し、組織開発の場で「その理想像に自社を近づけるためにはどうすればいいか」と思考・実行するのも継続的にやっていかねばと思っています。


そして、「理想像に自社を近づける」の最も強烈な武器は「MVV策定・浸透」と「人事制度構築」だとも思いますので、このあたりもやっていこうと。



こんな感じで、やりたい事は盛りだくさん。それを全部受け入れてくれる土壌をくれたゼロスペックの皆さんに本当に感謝です!

色々な仕事を通して、「組織の屋台骨になれる人間に」という、ビジネスマンとしてのミッションステートメントを体現したいと思っています。


さいごに

想像以上に長文になってしまいました💦

弊社に限らず、転職先に悩まれている方の参考になれば幸いです。


もし、ゼロスペックに興味がある方がいればお気軽に「話を聞いてみる」を押してみてください!

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