櫻井 俊輔
株式会社QuickWork
SalesNow フロントエンドエンジニア
新卒ではフロントエンドエンジニアとして、WEB制作会社へ入社。デザインの細部までのこだわりや、情報を整理するだけではなくユーザーに正しく届けられるための顧客志向型のサービス設計について学ぶ。その後、動画レシピコンテンツなどを手掛ける事業会社へ転職。少人数制のチームだったため、フロントエンドだけではなく、バックエンド、インフラの領域にも携わるようになり、スキルの幅を広げる。2022年12月にQuickWorkに参画。
プログラミングに没頭した学生時代。
つくることに向き合い続けていく、と将来の道を決める。
プログラミングに出会ったきっかけは、高校生の頃。私は商業高校会計科に通っていて簿記を勉強していました。通常だと2年間かけて資格を取得するところを、真剣に取り組んだため半年で資格を取得。これから何に打ち込もうかなと考えていたときに出会ったのがプログラミングでした。多くの方と同じだと思うのですが、自分が想像したものが具体的に形になっていく面白さ、画面の向こうで表現が動いていく楽しさなど、プログラミングのクリエイティブな部分に夢中になっていきました。
高校3年生になったころには、自分で考えたアイデアを、形にしてみようと「群馬イノベーションアワード」という高校生ビジネスコンテストに応募。移動が満足にできない高齢者の方を対象にしたコンピューター学習教室についてのアイデアを練り上げて、参加しました。自分のアイデアをビジネスとして成り立たせるために試行錯誤する。そのプロセスを経験したことで、さらに面白くなりプログラミングに没頭するようになりました。
大学は日本初のコンピュータ専門大学として開設された会津大学に進学。大学はコンピュータ理工学部の単科なので周りは全員がコンピュータやプログラミングに関心の高い仲間ばかり。刺激を受けながらプログラミングに没頭する日々を過ごしていました。1年次からコンピュータサイエンスやアルゴリズムに関しての理論なども深く学びましたが、私はアカデミックな方向性よりも自分の手を動かしてWEB制作の実装をすることが楽しいということに気がつきました。根底にあるのは、つくるのが楽しいという想い。シリコンバレーでの研修でハッカー道場に参加し、世界のエンジニアに向けて自分のつくったプログラミングを発表したのも非常に楽しかった思い出です。
3年次の終わりに就活をスタートし、そこで大きな出会いがありました。ある企業の集団面接で同じグループになった仲間が同じようなビジネスアイデアを考えていて意気投合。一緒にサービスつくろうという話になり、そこから半年間ほどサービス開発に没頭しました。夏休みになると私は東京に移動してきて合計4名の仲間と共同生活を始め、開発に追い込みをかけました。スタートアップの黎明期を肌身で感じながら、とてもエキサイティングな日々を過ごしたことを強く記憶しています。
つくっていたのは自分の食やアクティビティの嗜好に近いお店がすぐに探せるサジェストエンジンを搭載したアプリ。実装からコンテンツ制作、掲載店舗との提携営業まで自分たちで行い、Apple Storeに掲載しました。宣伝も兼ねて街中でユーザインタビューをして改良を続けていましたが、継続的なコンテンツ制作の難易度の高さと競合他社の台頭もあり、サービス終了に至りました。
ただ、失敗したものの「ものづくりに深く、誠実に向き合い続ける」という経験は、これからの私の仕事に向けた価値観を醸成したと思っています。
顧客思考と、オーナーシップを持って仕事に臨むこと。
2つの体験がエンジニアとして大きく成長させてくれた。
新卒で入社したのは、デザイン&テックによるソリューション提供に定評があるWEB制作会社。そこでフロントエンドエンジニアとして働くことになりました。自分が実装したものがすぐに目の前で動き出す。社会につながっていく。そういった喜びを仕事でも味わいたくて、この仕事を志しました。ぱっとみたら気づかないような細部の部分にまでこだわってデザインと挙動を合わせていくプロセスには最初驚かされましたし、そのスタンスこそがプロの仕事なんだなと当初は感じました。
入社して最初の頃に社長に言われた覚えている一言があります。「櫻井のつくっているサイトは綺麗にできている。でもそれは情報を丁寧に整理しているだけだ。さらに一歩先にいくにはどうしたらいいか。その先にいるユーザーはどんな状況で、何を調べようとしているのか。その部分までイメージして構築しないと、このサイトでほんとうに伝えたい想いは届かない」。確かにこれまでつくってきたのは、いかに綺麗に、そしてスムーズにデザインを見せていくかどうか。でもそれだとまだまだ足りませんでした。サービスを使っていただく顧客のことをいかに考え抜くか。UIやUXの意味を理解した気がしました。
その後、フロントエンドだけではなく、バックエンドも学びたいという想いから動画レシピコンテンツなどを手掛ける事業会社へ転職しました。制作会社と事業会社の大きな違いは、リアルなユーザーが目の前にいて、サービスを利用してくれているという事実。どんな人が使っているのかという顔が見えるのは、いまどんな課題があるのかが明確になること。なので、常に顧客の困っていることを解決してよりよいサービス体験を届けようというスタンスで仕事に臨んでいました。オーナーシップを持ってサービスをつくろうという気持ちは日々大きくなり、自分で仕様を考えるようになり、バックエンドだけではなくインフラも関わるようになりフルスタックエンジニアとして成長していけるようになりました。
仕事を自分ごととして捉えていけるようになると、また自分で新しいサービスに携わってみたいと思うようになるもの。その事業会社での仕事はすごく楽しくやりがいのある仕事だったのですが、事業モデルは大枠ができあがっているサービスでもありました。もっと早い初期のフェーズでのサービス開発に携わることができないかなという気持ちが抑えきれなくなってきたタイミングで出会ったのがQuickWorkでした。
SaaSの冬の時代と言われている中で、同世代の経営者二人が事業を伸ばしている。しかもエンジニアでもない二人でつくりあげたSaaSのサービスで創業一年目から黒字。驚くことが多く、話を聞きにいきました。当時は社会人4年目で仕事にも慣れ始めている頃だったのですが、COOの粂さんと話していてスタートアップのエキサイティングさをもう一度味わいたい思いが強くなりました。また粂さんは真っ向から誠実にフィードバックをくれる人で、面談の時点で自分が気づいていないことまでもはっきりとアドバイスしてくれることに感銘を受け、この人について行きたいという思いも強まりました。実は自分がいまのレベルでもう満足していたこと、まだまだ視点を変えればもっともっとできること、伸びしろがあること。気がつけば一緒に働きたいと思うようになり、2022年12月にQuickWorkへ参画することを決めました。
データ基盤の信頼性を100%にすることを目指して。
SalesNowをいちばんのデータベースに成長させていきたい。
QuickWorkでのキャリアはまだ短いのでこれからな部分はあるのですが、とても適切な組織体制と制度設計ができているので非常に働きやすく、コミュニケーションも円滑にとることができています。前職の時にコロナ禍でリモートを導入したときに、エンジニアだけなぜ出社しないでフルリモートなの?という不満を受けることがあったのですが、QuickWorkはそもそもがフルリモート・フルフレックス制度を前提としてメンバーの働き方を設計しているため、どこにいても不自由することがありません。そのためのコミュニケーションツールも細かく設計されています。スムーズに仕事できること。当たり前のようなことですが、実はいまの時代にうまく対応できていない会社も多いので、創業からこの概念を取り入れていたのは素晴らしいことだなと思っています。
現在はSalesNowのフロントエンジニア兼PMとして、自分で手を動かすだけではなく、プロダクト管理のルールの設計やスプリントやリリース日の整理などの全体構造にも取り掛かっています。目指しているのは、SalesNowをいちばんのデータベースにしていくこと。そのためにデータベース基盤の信頼性を100%に近づけていき、それによって様々な検索や連携ができるシナジーを生み出していきたいと思っています。やることは目の前にたくさん積み上がっていますが、目指すべきゴールははっきりとイメージできています。とにかくやるしかない。がむしゃらに登っていきたいと思っています。
QuickWorkは非常に多様なプロフェッショナルが所属していて、しがらみなく仕事ができる環境です。まだまだ創業4年目のこのフェーズなので、私と同じように、オーナーシップを持ってサービスをつくっていける場所を探している人はぜひ応募ください。世界を大きく変えるデータベースサービスを一緒につくっていきましょう。
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コーポレートサイト >> https://quickwork.jp