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[代表インタビュー] 原点は「世界一周」日本への恩返しを志し、北海道で起業。2期目 売上1.4億→コロナショックでゼロ ...からのV字回復!?一体、チョモランマはこれからどうなるんですか?

- 本日は、チョモランマ代表の横山さんにお話を伺いました。

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「日本に恩返しがしたい」
その思いで、起業・単身北海道移住。
代表横山が語るチョモランマの原点とは。

怒涛の創業4年目と聞いており、質問がたくさんあるのですが...
まずは起業のきっかけを教えてください!
なぜ、訪日旅行関連企業=インバウンド企業からインバウンド”起業”したのでしょうか?

・学生の頃から、ずっと起業したいと考えていたこと
・前職ではやっていなかった「インバウンド×アウトドア」で事業展開したいと思っていたこと
・新卒入社3年が経過し、ビジネス経験や知見も溜まったタイミングだったこと

この3つにプラスして「ビジネスで日本に恩返しがしたい」と考え、2018年チョモランマを創業しました。

創業の地は、ご出身の岐阜県でも、ゆかりのある大阪でもなく「北海道」
北海道を選んだのは、なぜですか?

「アウトドア」を事業にしながら
「ビジネスもしやすい」と思ったからです。

....というと?

創業地を検討する中で、世界一周をしていた頃に出会った友人が住む北海道に行く機会がありました。彼はアウトドア、サーフィン、スノーボードもしていて僕ともとても気が合って。そして北海道の自然を経験させてもらい、魅了されて創業の地にすることを決めました。
他にも候補地として沖縄・岐阜・長野などもありましたが、特に、北海道札幌市は人口200万人の大都市でありながら、車で1時間ほど移動すればアウトドアにぴったりな大自然が広がっています。その点でアウトドアにもビジネスにもバランスが良いと感じたんです。

今は道内に2拠点を構えており、約20名の提携先や業務委託メンバーと一緒に働いています。
※現在、チョモランマメンバーは2名。

創業時(2018年)の事業は「ランドオペレーション事業(訪日旅行の手配)」と「アウトドア事業」
いまとは少し異なる事業領域ですね。

そうですね。
コロナ影響を受けるまでは前職で培った知見をもとにランドオペレーション事業をメインにしながら、アウトドア事業も同時に立ち上げて行っていました。

アウトドア事業立ち上げにあたり、スキー・スノボのレンタル、スノーシュー、ワカサギ釣り etc 10以上のアクティビティを試みた。


これからはラグビー日本代表のように、
日本を作っていく必要がある。

コロナ影響も伺いたいところではありますが...
その前に 2019年4月 には「外国人人材に特化した人材紹介事業」も立ち上げたのですよね。
なぜ人材紹介事業だったのでしょう?

企業を成長させるためには「ヒト・モノ・カネ・情報」が必要と言われています。
チョモランマが価値提供できて、日本に足りないものは何か?
僕らの理念である「事業を通して日本に恩返しする」にも合致する領域は何か?
と考えた答えが「ヒト」だと考えたからです。

ランドオペレーター事業では外貨を稼ぎ、人材紹介事業では人にフォーカスするということですね!
“外国人人材” の人材紹介に特化したことも、何か理由がありますか?

ラグビー日本代表のような日本を作っていく必要があると思ったからです。

ラグビー日本代表というと、こんなイメージですか...?

ベスト8進出を果たした2019年のラグビー日本代表【写真:Getty Images】

そうです!
ご覧の通り、ラグビー日本代表って “日本代表” でありながら、外国人選手もたくさんいますよね。外国人選手は、母国のチームではないにも関わらず日本を代表して戦ってくれて、その力もあり、2019年にはW杯初の決勝トーナメント進出に至りました。

労働人口減が叫ばれる中、これからの日本はラグビー日本代表のように、外国人の力も借りながらも、日本を盛り上げていく必要があると思います。そのためにはチョモランマが外国人人材に特化した人材紹介事業で、たくさんの「ヒト」=外国人労働者が日本で活躍できるようにしたい。そう思い、有料職業紹介事業の許可を取り、登録支援機関※ になりました。

事業開始 2年で6カ国(インドネシア, ネパール, ミャンマー, カンボジア, ベトナム, 台湾)との取引実績、
北海道では No.1 となる120人の内定実績があります。

※登録支援機関とは、特定技能1号の外国人に対して、在留中に安定的・円滑な活動を行うことができるようにするための職業生活上、日常生活上又は社会生活上の支援を、受入れ機関(=特定技能外国人を雇用する企業等。 法律上の表現は「特定技能所属機関」)から委託を受けて、受入れ機関に代わって実施する者です。


次世代に誇れる日本を継承する。
それが僕らが今できる、日本への恩返しだ。

チョモランマの理念である「事業を通して日本に恩返しする」
こちらの背景を教えていただけますか?

実は大学時代、2年間休学してバックパッカーとなって世界一周をしていたんですよね。
当時、恵まれた日本しか知らなかった僕は、この期間、あらゆる地域であらゆる不便を経験することで、日本の素晴らしさに気づくことができたんです。

蛇口から清潔な水が出ること
夜道には明かりが灯ること etc
日本の当たり前が、世界の当たり前ではないことを体験して本当に衝撃を受けました。

バックパッカーしていた頃の横山

戦後、高度経済成長期にかけて、日本は世界のインフラ整備に貢献してきました。 この時代がなければ、日本は今のポジションを築けていなかったと思いますし、だからこそ僕はこれまでの日本の先人たちを尊敬しています。しかし一方で「人口減少」という避けては通れない深刻な課題も、日本は抱えています。
人口減少に伴う諸課題を解決していくことは、 これまでにつくり上げられた「日本」というブランドが大きく変わる転換点になり、僕らは、今までと異なるアプローチでこの国をブランディングしていく必要があると考えています。

文化、自然 etc 日本を世界中に発信すること。
旅行者に何度も来たい国と思ってもらうこと。
日本で働きたいと考える外国人を増やすこと。

これらを背景に、理念「事業を通して日本に恩返しをする」に込めました。

左:CFO加藤は横山の想いを一緒に実現すべく、名古屋から北海道移住を決めた


世界一周経験が大きく影響していたんですね。
それにしても2年休学して世界一周するとは、すごい行動力でしたね。
幼い頃から行動力には自信があったんですか?

いえ、実は後天的かつ戦略的に身につけた力です。
頭がいい人、優秀な人はたくさんいます。そんな中で僕に勝てる領域は何だろう?と考えたんです。そして “意思決定の早さ” や “行動力” は僕の強みになると思い、意識的にアクションして行きました。

創業2年目でコロナショック。
しかし一発逆転、融資5千万で売上2億のV字回復。
盤石な基盤を築いたのちの、新たなチャレンジとは?

2020年、コロナショックが訪れました。
チョモランマにはどんな影響がありましたか?

メインのランドオペレーター事業(訪日旅行手配)の売上はゼロに。
当時のメンバー全5名で数ヶ月休業に追い込まれました。

ただ...休業していても資金が減るばかりで何も始まらない、全員復帰して何かできないか?と考えてフォーカスしたのが「人材紹介事業」だったんです。そして、創業2年目にして、第二創業期を迎えました。

大変なコロナ禍でも人材紹介事業で "2億円の売上" を創出したと伺いました。
外国人人材関連ビジネスもコロナ禍で厳しくなったと聞きますが、そんな中でどのように2億円を生み出したんですか?!

実は、チョモランマが取り組む人材紹介のビジネスモデルはサブスクリプションです。
チョモランマは登録支援機関(特定技能所属機関に委託されて特定技能外国人の支援計画の作成・実施を行う機関)なので、1名日本企業で内定をいただければ、5年間支援を続けてその分料金をいただくことができます。その2年間の仕込み分を含めて、2億円の売上となりました。

これにより強固な基盤は作れたので、今後は新規事業に投資していきます。

日本で働くことを志すインドネシア人たちと、ZOOMにて


新規事業は「農業関連事業」と伺いました。
ズバリ、農業関連事業とは??

「Add Farm」という、農家さんの絶景畑を借りて、大切な人と自分たちの畑を作るシェア畑のサービスです。(https://www.add-farm.com/)正式なリリースは2022年4月を予定しています。
コロナ禍が与えた現在のライフスタイルの変化に、「農」という選択肢を新たに加えて自然や大切人との繋がりをもっと大切にしてほしいという想いで作りました。メインターゲットは道民の方々です。


北海道の大自然を背景に畑を作る。とても気持ちよさそうですね!
でも、なぜいきなり農業だったのでしょうか...?

少し長い話になるんですが...
まずチョモランマは特定の事業に固執しているわけではなく、僕らの価値提供により、日本にとって必要な会社を目指していきたいと考えています。そのための事業は時代によって変えていく必要があります。
だからこそ理念である「事業を通じて日本に恩返しする」は、あえて特定の事業を示していません。


ということは、創業時から事業は時代に合わせて柔軟に変えていこうと考えていたんですね。

そうですね。
その上で、なぜいま農業なのか?という点ですが、人材紹介事業が大きく関連しています。
人材紹介事業で農家さんの採用を支援し、より深く関わるようになる中で、農業の仕組みの非効率さや、それゆえに低単価になりがちであるという問題に気づきました。それで興味を持ったんです。


人材紹介先の農家で、日本の農業の課題に気づいたのですね。

日本の農業は世界に勝てるポテンシャルを持っていると思うんですが、あまりかっこいいイメージってないですよね?農薬をバンバン使って、農協に一気に卸して、大変で...。そのイメージをチョモランマでリブランディングして、農家さんと一緒に日本の農業を世界に広め、未来の子供達に “農の可能性” を残していきたいと考えています。

農業に取り組む横山とCFO加藤


「人材紹介事業」と「農業関連事業」を持つ会社は他になかなかなさそうですね!

シナジー型事業展開、というのを意識的に作ってきた結果です。
よく、ベンチャーの戦い方は “一点突破” と言われるじゃないですか。でもこのコロナ禍に感じたのは、一点突破は時に脆い、ということです。実際に僕らもメイン事業の売上が一気にゼロになり窮地に追い込まれました。

では、一点突破の逆で複合的に展開すれば良いのか?と言われると、ベンチャー企業は大手のようにリソースがたくさんあるわけではないので難しいですよね。そんな中、僕たちリソースがないベンチャーが一点突破以外で勝てるの方法は、1つ1つが独立して事業として成り立つけれど、互いに掛け合わせることによりさらに伸びる分野にリソースを投下することだと考えています。これがシナジー型事業展開です。

僕らの場合で言えば、農家さんの採用もしっかりサポートする。それがあって、農家さんとの繋がりが強固になり、農業関連ビジネスも伸ばすことができる。この掛け算により、独自で強固なビジネスになっていくと思っています。

コロナショックを乗り越えつつ、新規事業にも果敢に取り組むチョモランマ。
これからが楽しみですね!

"行動のハードルが低い人"=行動力ある人に
チョモランマの環境を活用してほしい。

最後に、現在幹部メンバーを募集されているとのこと、どんなメンバーを求めているのか教えてください。

“行動のハードルが低い人”(行動力ある人)が理想です。
例えば、バックパッカーは行動のハードルが低いタイプの人が多いと思います。
自分自身で海外に行くというモチベーション・目的を持ち、プランを考えて、お金をやりくりし、言葉が通じなくてもなんとかコミュニケーションをとって、旅路を進めます。度胸もありますし、行動力もありますよね。
僕らもベンチャーでの働き方にも通じると思っていて、自分で仕事の進め方を考え、無理難題があってもなんとかできる方法を考えて、行動していきます。行動あるのみなんです。

チョモランマの行動指針にも、"行動" の大切さが表れている

バックパッカーにフォーカスしてしまいましたが、バックパッカーでなくとも、自分のやりたいことを行動に移して、結果を追求してきたことのある人と一緒に働きたいです。指示を受けるのを待つのではなく、「やりたいことを叶えるためにチョモランマを活用する」くらいの気概で来てほしいと思っています。
なぜならば、先にお伝えしたように、僕らの理念は何にでもチャレンジできるわけですから。
今は人材紹介事業と農業関連事業にフォーカスしていますが、会社の力をつけつつ、その間に、ご自身のやりたいことにチャレンジすることもできます。創業メンバーの一員として、存分に活躍することも可能です。

もしかしたら "北海道" という点で躊躇する方もいるかもしれませんが、地方創生文脈のビジネスでベンチャー企業に携わりたい方も面白いと思いますし、僕らも北海道だけにとどまっている予定はありませんので、理念をフル活用して自分で事業を作って、日本ひいては世界に拠点を作っていくことも可能です。
会社に使われるのではなく、会社を使ってやろう!くらいの勢いある方からのご応募をお待ちしています。

「日本に恩返しをする」事業であれば、何にでもチャレンジできる。
理念に自分自身のやりたいことが重なる方であれば、存分に活躍できるということですね!
これから入ってくるメンバーが楽しみです!

本日はありがとうございました。


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