今回と次回はスペシャル版!!
2024年5月27日~30日でおこなわれた、オフサイトイベントについてレポートします。
開催地のバリ島に、日本・中国・オーストラリア・アメリカ・ルーマニア・イタリアからBisonの全メンバーが大集合。加えてパートナー企業も招待し、リゾートホテルを拠点に盛大におこなわれました。
タイトルは「Zero to One」
このようなオフサイトイベントは、コロナ前にヘッドオフィスのある日本でおこなっていたのですが、今回は初めての試みで事業母体のないインドネシアのバリ島にて5年ぶりに開催。当時と比較すると社員数は3倍になっており、創業以来で最大規模のイベントとなりました。
「Zero to One」と題した今回のイベントの目的は大きく3つ。
1点目は、Bisonの全メンバーを集め、国を超えたエンゲージメントの強化を図ること。
2点目は、業界の世界的な動向を共有して国際チームの連携を図り、中長期事業戦略を明らかにすること。
3点目は、パートナー企業とともに、地球環境に対して当社リソースを用いてどのような役割が担えるか、業界全体の今後を見据えてさらなる相互発展を目指すこと。
スケジュールは ↓ のようになっており、今回は5/28の様子をお伝えします。
バリのとあるリゾートホテルに前泊し、この日は朝から会場へ大集結!
開会前から所々で挨拶の声が。「久しぶり~!」「はじめまして!」など英語や中国語など様々な言語が飛び交います。
ミーティングイベントがスタート!!
代表取締役Michaelのスピーチで開会。
創業時のエピソードに時折笑いが起こるなど、Bisonらしい和やかな雰囲気でスタートしました。
アイスブレイクでは、会場中の全メンバーの名刺が入った箱からランダムに1枚を引き、その人と自己紹介し合うというもの。
Start!の言葉で「この名刺の人はどこ?」と移動が始まり、それぞれの会話で一気に会場が賑やかになります。
筆者(日本オフィス人事担当)は、初対面のルーマニア開発担当者とお話してドキドキの英会話でしたが、穏やかに話をリードしてもらい楽しく会話することができました。
※ちなみに当社は、一部求人を除いて英語能力は不問ですのでご安心ください。
次は、各国代表のスピーチ。所属メンバーの紹介と各プロジェクトの説明、市場動向を発表します。
【左上から時計回りに】
Brendan(オーストラリア&ニュージーランド)、Eddy(Bison Brothers※中国関連会社)、
Sorin(ルーマニア)、Antonio(イタリア)
【左上から時計回りに】
Christine(アメリカ)、Tiffany(日本)、伊東(日本)、Simon(中国)
オーストラリア:大規模太陽光と系統用蓄電池の成長市場で、世界的にも大きな注目のあるエリア。ニュージーランドでも案件を開発中。
ルーマニア、イタリア:政府と電力会社の制限が非常に厳しく、発電所の稼働までに時間を要する難しい市場だが、候補地選定から法的な制限のクリアに必要な土地関係の業務などを着実に推進中。
アメリカ:テキサスとオクラホマにおける大規模蓄電池プロジェクトの立ち上げに向け、登壇者のChristineが孤軍奮闘中。業界内ネットワークと高度なITサービスを最大限に活用して、グローバルのサプライチェーンの強みを活かすべく、チームのサポートを実施中。
中国:数10MWの大規模な屋根上発電所や、野立て発電所が完工。パネル、蓄電池、PCS, 架台などサプライチェーンの拠点として、サプライヤーとのパートナーシップの深化に取り組んでいる。また、今後世界中で需要が急増すると見込まれている蓄電池を自社開発、提供できるよう、Bison Brothersを設立し、蓄電池のサプライヤーとしても名乗りを上げ、2月終わりの東京での再エネエキスポでのブース展示を成功させた。
日本:激変する電力市場の中で、ソリューションサプライヤー、システムインテグレーターとしての技術力と提案力の向上を図っている。自家消費PPA、蓄電池活用ビジネスモデルの開発など、顧客の視点での総合的な環境負荷と電力量低減の実現に向けて取り組み中。
質疑応答では、その国ならではの立地や法律事情などを汲んだ事業についての質問や、現在注力しているプロジェクトについての技術的な質問も飛び交い、有意義な時間となりました。
Interview with Bisons
午後はアイスブレイクをおこなったのち、「Interview with Bisons」として代表と各国CEOが登壇。
【左から】 Simon、Michael、CJ(日本以外の各国統括)、Alvin(司会者:自然電力)
Bisonの会社理念や企業文化について、どのようなものが醸成されてここまで来られたか、今後さらに成長していくためにはどのようなパーパスが必要なのかについて語られます。
その中で3人からは、今後の会社成長における特に重要な3点が掲げられました。
1.多国籍、多様性のカルチャー、相互のリスペクトと助け合い
2.ハードワークと大きなビジョンの必要性
3.小さな会社、事業から着実に粘り強く取り組むことの大切さ
印象的だったのは、話の中でMichaelが「just moving(ひたすら行動する、やってみる)」と語っていたこと。第8期を終えようとしている当社が年々事業を拡大をしていることを象徴する言葉と感じました。
その後は参加者も各テーブルで企業文化についてグループディスカッションをおこない、出された意見を発表。
事業ファーストで急速に成長してきた当社。
これまでの間に自然と醸成されてきていた良い文化の再認識と、もっとこんな共通パーパスがあったら会社が良くなるのではという提言もあり、Bisonがこれからおこなう人的資本経営の根幹部分が、国を超えて共通認識になった瞬間でした。
多種多様な人間がバラバラの価値観・意見を持っていながらも、再生可能エネルギーの普及という共通ミッションで働くメンバー。当事者意識をもって日々の業務にあたっているからこそ出てくるポジティブな意見が発表されていました。
ES向上の素地がある自社を誇らしく感じるとともに、各自の未来志向&プロフェッショナル精神そのものが、Bisonの財産だと改めて気づかされたのでした。
優秀社員賞の授賞式
各国の各部署において高い業務パフォーマンスを出している社員を表彰します。
もちろん受賞者にはその場でのサプライズ表彰。
所属先のCEOから盾とスマートウォッチが授与され、急遽のスピーチにも人柄が出て終始温かな表彰式になりました。
【左上から右へ】 Alina(開発@日本)、AUNTT(EPC@日本)、佐藤(財務@日本)
【左下から右へ】 Accounting Team(Tiffany,Xiaoqing,佐藤,Dandan@各国)、
Dane&Mark(EPC,O&M@オーストラリア)
業界のこれからについて
最後は、「再生可能エネルギーのこれから」と題して、各代表者が登壇しパネルディスカッション。
【左から】 丸山(日本)、Logan(HCB Solar@オーストラリア)、Eddy、
Oliver(CFO@自然電力インターナショナル)、Jason(自然電力インターナショナル)
再生可能エネルギーは、持続可能な社会を実現するための重要な要素として、世界中で注目を集めています。日本においても、東日本大震災以降、再生可能エネルギーの導入が加速しています。政府は2030年までに再生可能エネルギーの比率を増やす目標を掲げ、各地で太陽光発電や風力発電のプロジェクトが進行中です。
業界における将来の展望として、以下の3点について議論が交わされました。
1. 技術革新
エネルギーの効率化とコスト削減が進むことで、再生可能エネルギーの競争力が一層高まる。例えば、太陽光パネルの効率向上や風力発電機の大型化が進むことで発電量が増加し、発電コストの低減が期待される。
2. エネルギー貯蔵技術の進展
再生可能エネルギーの不安定さを解消するためには、エネルギー貯蔵技術の進展が不可欠。蓄電池の性能向上や新しい貯蔵技術の開発により、再生可能エネルギーの供給安定性を向上させることができる。
3. FIT後のPPAの進展
FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)終了後、多くの発電事業者が新たな収益モデルを模索している。PPA(電力販売契約)はその解決策として注目されており、今後の再生可能エネルギーの安定供給と持続可能な社会の実現に向けて、PPAの普及と発展は不可欠な要素となる。
将来性や成長性が注目され続けている再生可能エネルギー業界ですが、永続的な普及と技術発展のために今何ができるのか。直面する課題に会社全体でこれからも向き合っていきます。
その後は記念撮影となり、参加者全員、各国別や部署別など、抜群のロケーションを背景に写真撮影。
↓ こちらが日本オフィスの全メンバーです。
Simonの閉会挨拶でミーティングイベントは終了。
からの、そのままホテル内でパーティー!!!
(オフィスカジュアルが堅苦しくてすぐに着替える面々)
夕日が見える開放的な会場で、各国の言葉で乾杯を何度もおこなう一同(笑)。生演奏がいつの間にかカラオケとなり、楽しみながら夜が更けていきます。
業界や会社の成長性&中長期の姿を共通認識にし、各自の仕事に期待とやる気が一層上がった Day1なのでした。
次回はトラブル&みんなが声を張り上げ協働する(?)波乱づくしなDay2の様子をレポートします。お楽しみに!