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【エンジニアインタビュー】育てるところから始めるモノづくりの楽しみかた

Photo by Kevin Ku on Unsplash

金融システムグループ2 課長 佐藤 和彰(さとう かずあき)

Profile:
埼玉県出身。自身で立ち上げたゲーム会社、その後システム開発会社を経て2012年にアローインフォメーションに入社。いったん離れるも2017年に再入社。
年々食が細くなり、フランス料理の良さに気付くお年頃。

Q. 入社までの経歴を教えてください。

エンジニアとしての始まりは、大学在学中に友人と立ち上げたゲーム会社でした。
当時全盛だったPlayStationのゲームソフト開発を行い、自社ブランドとして合計7本のソフトを世に送り出すことができました。
しかし、無名メーカーの無名タイトルは思うように売れず、立ち上げたゲーム会社を休眠状態にして、システム開発会社に転職しました。

※上の画像は制作したゲーム作品の一例

—— ゲームプログラマーの過去があったとは驚きです。その会社はまだ休眠中ですか?

何年か後に当時のメンバーが集まり、もう一度ゲーム会社を始めることになりました。細々とやっていたのですが、リーマンショックの影響で大規模ネットワークゲームの話が立ち消えとなり、あえなく解散することになりました。
その後、再びシステム会社に転職。しかし、そこでもリーマンショックのあおりを受けて、アローインフォメーションに転職することになりました。

—— となると、入社してから10年くらいになりますか?

実は思うところがあり、5年で退職して別の会社に移りました。しかし、2年後に再びアローインフォメーションに戻ってきました。

Q. 2回入社したことについて詳しく知りたいです。

1回目の入社は、リーマンショックの影響が色濃く出ていた頃です。当時勤めていた会社も、人員削減の流れとなり転職することにしました。
しかし、転職サイトを見てもエンジニアの求人は極端に少なかったです。そんな状況下でも、堂々と求人を出していたのがアローインフォメーションで、これが入社に繋がるきっかけとなりました。

—— なぜ会社を離れてしまったのですか?

自分はシステム開発だけではなく、エンジニアの育成やナレッジマネジメントにも力を入れたかったのですが、当時は実現できる環境がありませんでした。けっして働きにくい会社ではなかったのですが、どうしてもやりたいことを優先したかったのです。

—— やりたいことができなかったのに、どうして戻ってきたのですか?

一度去りはしましたが、どこか心残りがあったのだと思います。
暫くして、風の噂で「人材育成に力を入れ始めた」と聞きましたので、ダメもとでアローインフォメーションの門を叩いたところ、思いのほか優しく受け入れてもらえました。

Q. 現在の仕事について教えてください。

SEとしてシステム開発の仕事を行う傍ら、エンジニア向けの勉強会を開催して育成にも努めています。

ここしばらくAWS、GCPなどクラウド環境へのシステム構築が急激に増え、アプリケーション、インフラといった明確な住み分けがなくなってきている印象があります。そのため、システム全体についての説明や、提案のできるエンジニアを増やすために、会社として研修の充実に取り組んでいこうとしています。
自分の技術に磨きをかけることも大切ですが、開発環境の改善や技術的なアドバイスを行うことも、SEの仕事の内です。日々変化するユーザーの傾向に対応するためにも、新しいことに積極的な姿勢でありたいと考えています。

—— 肩書が「課長」なわけですが、特有の仕事も多いのですか?

そうですね。管理職として、自分の課から寄せられる相談やメンバーのサポート、人事評価、諸々の連絡など、仕事は数多くあります。
それに企業戦略を実行して、実績も上げなければならない立場ですね。

—— とても忙しそうですね。

お給料分は頑張ろうと思います(笑)。

Q. 今後の課題と将来の展望はなんでしょうか?

希望していた人材育成の仕事に関わることができましたので、より実効性のあるスキーム作りに取り組んでいきます。そのためには技術分野だけではなく、幅広い分野の教育を提供できなければなりません。
もう一つやりたいことは、個々のナレッジを整理して会社のナレッジとして集約させる、ナレッジマネジメントの仕組み作りです。

この「育成スキーム」と「ナレッジマネジメント」の両方を強化できれば、スキル習得までの効率が上がり、新分野に挑戦するハードルが下がります。新しい挑戦により多くのナレッジが蓄積しますので、そのナレッジを次の世代の育成に活用する。このサイクルを生み出すことが目標となります。

教えることが好きなかた、自身の培ってきたスキルをなんらかの形で残したいと思っているかた、ぜひ力を貸してください!

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