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ネットを愛し、ネットに愛されたエンジニアの野望

こんにちは、Spiral.AI株式会社広報部です。
今回は、エンジニアの安立 健人さん@ken11)にインタビューしました。

安立さんは、エンジニアとしてGlossom株式会社・株式会社マネーフォワードなどさまざまなIT企業を経験。マネーフォワード在籍時には、ラスベガスで開催されたAWS re:Inventにも登壇。さまざまな経験を積まれ、2023年12月に入社されました。

子どもの頃からインターネットが居場所で、大好きだったという安立さん。溢れるインターネット愛と、そこから生まれたキャリアや野望について伺いました。

プロフィール

安立 健人 (@ken11)
MLスキルを持つバックエンドエンジニアとして、「守破離」の精神で技術革新に挑み、常に成長を追求。AWS re:Inventでの登壇経験を持ち、最先端技術の普及に貢献。プライベートでは、愛する妻との時間を大切にすることで、仕事と生活のバランスを保つ。新たな挑戦を恐れず、技術の力で世界をより良い場所にすることを目指しています。
このプロフィール文もAIに書いてもらいました。それっぽーい

子どもの頃からインターネットが居場所。インターネット愛の源泉とは

—— 安立さんの最初のキャリアについて教えてください。
安立 高校を卒業して、4年間はフリーターでした。その後、接客を中心とした営業なんかを数年していました。

—— その後、IT企業のランサーズ株式会社に入社されます。きっかけはなんだったのですか?
安立 インターネットが好きだったので、インターネットでなにかやりたいなと思ったんですよね。そこで、ランサーズにアルバイトとして入社しました。

—— インターネットのどんなところが好きなのですか?
安立 子どものときからずっとインターネットを触っていて、インターネットが自分の居場所だったんです。学校が終わると真っ先に家に帰って、掲示板で見つけた友達とチャットをして過ごしていました。それが自分の思春期でした。

さまざまな職を経てエンジニアへ「5年かけて経験することを1年で経験した」

—— エンジニアに転身されたきっかけはなんだったのですか?
安立 自分がランサーズに勤めていた当時、プロダクト開発をしていたエンジニアが辞められるタイミングで、突然「このサービスをよろしく」と自分に声がかかりました。もともと中学の頃から趣味でプログラミングやサーバ運用をしていたので、エンジニアに対する憧れというのはあったんですが、経験0年にして、サービスをひとつ丸投げされるということを経験したんです。このチャンスを逃すわけにいかないと思い、意地でも食らいついていくうちに自然に成長しました。大変でしたが、めちゃくちゃ楽しかったですね。

なにより自分がエンジニアとして仕事をしているのに感動しました。コードを書いて仕事になるんだ、趣味が仕事になりお金になった、という感動は大きかったですね。

—— その後のキャリアについて教えてください。
安立 ランサーズにいる中で、関わっていたサービスが完全子会社としてスピンオフされ、QUANT株式会社となりました。そこで自分も所属が変わり、ランサーズからQUANTへ所属になりました。

その後、QUANTがグリー株式会社に買収され、グリーグループの完全子会社に。そして、グリーグループ内で、Glossom株式会社と合併することになり、最終的にはGlossomの社員ということになりました。

—— 波乱万丈なキャリアですね…。そのキャリアの中で印象に残ったプロジェクトはありましたか?
安立 印象に残ったプロジェクトだと、Glossom時代に取り組んだヤンマガWebのサービス構築のプロジェクトですね。ヤンマガWebでは、自分が理想とする設計思想を改めてゼロから実現するということに取り組みました。

当時の設計思想は、「尖った技術にこだわらない」でした。こなれた技術をしっかり使って、若いメンバーも育成しながら、納期通りにシステムを作り上げるということを無事に完遂できました。チャレンジングではないかもしれませんが、しっかりやり切ることができたのは良かったですね。

今でもこの思想は変わってなくて、自分の開発スタイルにとても影響を与えたプロジェクトでした。

「俺が好きなインターネットを俺が殺すのか…」toB SaaS企業へ転職した理由

—— それからtoBサービスを手掛けるマネーフォワードに入社されます。きっかけはなんだったのでしょうか?
安立 Glossomはインターネット広告の事業を運営していました。インターネットの世界では、広告は厄介者として扱われがちです。テレビでは、商品とうまくタイアップして作っている広告番組などがあっていいなと思うんですが、インターネットの広告は自分自身でも好きになれないものがあり、辟易としてしまったんです。

「俺が好きなインターネットを、俺が殺すのか…」といった感じでした。そこで、社会の役に立つサービスに携わりたいと思うようになり、バックオフィスのSaaSを手掛けるマネーフォワードに転職を決めました。

—— マネーフォワードでは何をされていたんですか?
安立 マネーフォワードでは、機械学習をプロダクトに適用するチームの立ち上げに参画しました。

機械学習、特に自然言語処理にはずっと興味があって。ずっと自分で趣味で取り組んでいた領域ですし、QUANTやGlossomでも関わる場面がありました。マネーフォワードでも、書類などのテキストデータを活用してできることがあるのではないかと思ったんです。

—— マネーフォワードで勤務されていたときに、AWS re:Inventで現地ラスベガスで登壇されます。どういった経緯で登壇されたのですか?
安立 ラスベガスで登壇したのは、AWS Inferentiaをサービスに爆速で適用したという実績があったためです。

僕はエンジニアとして誇れる強みは少ないのですが、唯一誇れるのが「実装の速さ」です。普通の人の5倍ぐらいの速さで実装ができるんじゃないかな(笑)それも手伝って、評価されたのだと思います。

「本当の意味での”アイドル”を作る」Spiralで成し遂げたい野望

—— 2023年12月、マネーフォワードからSpiralに入社されます。入社したきっかけはなんだったのですか?
安立 マネーフォワードを通じて、toBの”お堅い”サービスの開発を経験しました。このようなサービスはもちろん大切ですが、真面目すぎて自分には合わないかもと思ったんですよね。

そこで、インターネットが好きだということに立ち返り、インターネットがより楽しくなる、エンタメ系の事業を運営している会社に入りたいと思うようになりました。

—— SpiralはAIを活用したエンタメ事業にも取り組んでいますからね。他に入社の決め手はありましたか?
安立 自分のキャリアを振り返って、一番楽しかった時期はQUANTのサービスが完全子会社としてスピンオフされて人数が10人ぐらいになったときでした。これぐらいの人数のときが、これから未来を作るというワクワク感があって好きなんですよね。

そこで、今回の転職はスタートアップを中心に、事業をこれから作っていく段階の企業を探していおり、ちょうどSpiralの規模・フェーズと合っていました。

あとは、CEOの佐々木さんと話していて気が合うなと思ったことも決め手の一つです。僕らの持っている野望ってすごく似ていたんですよね。

—— 安立さんの野望とは?
安立 AIでアイドルを作ることです。アイドルといっても普通のアイドルではなく、語源に近い「偶像」としてのアイドルを作りたい。AIで偶像としてのアイドルを作り出して、それでも偶像と知られずにたくさんのファンに愛される。そんな存在を作り出すことが野望ですね。

「みんなが同じ方向を向いている」Spiralで感じる雰囲気

—— 野望の実現に向け、Spiralでやっていることはなんですか?
安立 Spiralでは、LLMエンジニアの肩書きを一応もらっていますが、何でも屋をやっています(笑)。自社サービスの開発も企画段階から関わらせてもらっていますし、LLM分野ではキャラクターらしさをより発揮できる言語モデルの研究もしています。

—— Spiralに入社して感じることはありますか?
安立 みんなが同じ方向を向いているなと思いますね。毎週朝会などをやっているわけじゃないのに、同じ方向を向けているのは、「良いサービスを作って、届けるんだ」という強い思いを持った人が集まっているからなのだと思います。

—— これから作っていきたいSpiralらしさはありますか?
安立 一人ひとりがプロ意識を持つことはぶらさずにいたいと思っていますね。クオリティの追求を辞めないことを大切にしたい。

サービスを開発してユーザーに届けるときって、さまざまな事情から落とさなければいけないものが一定は出てきてしまうんです。120%の成果でようやくサービスには100%反映され、20%は消えてしまう。だからこそ、120%のクオリティを追求してサービスを開発していきたいですね。

「自分がいればこのサービスはなんとかなる」そんな経験が欲しい方を待っています

—— これから一緒に働きたいと思うのはどんな方ですか?
安立 経験は少なくてもいいので、勢いのある方ですね。スタートアップだからこそ学べるものがたくさんあります。そこから学んで、経験値を爆上げしたい方と一緒に働きたいです。これもやりたい、あれもやりたいという方にはチャンスはたくさんあると思うので、そんな方をお待ちしています。

—— どんな経験値が得られますか?
安立 「自分がいればこのサービスはなんとかなる」と思えるぐらいの経験値は手に入ると思いますね。特に今のSpiraぐらいの規模だと、自分しかいないという場面にたくさん直面すると思うので、自分一人であらゆる状況を突破できる力は身につくと思います。

—— 最後にSpiralのLLMチームに転職を考えている方に向けて、一言お願いします。
安立 SpiralのLLMチームは研究組織としての側面も持ち合わせていて、自然言語処理の研究もしています。現在、Transformerが主流になっていますが、Transformerにとらわれずに、新しいアーキテクチャも含め、より人間らしい言語の獲得を目指しています。

これはサービスとは直接関係ない部分でもありつつ、技術進歩に携わる研究となっていますので、目先のサービスだけでなく、研究に興味がある方にもぜひ来てほしいですね。

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