なにをやっているのか
巨大言語モデル (LLM) の登場は、人類の歴史の中でも大きなマイルストーンです。
人間には読みきれないような大量の文章からの情報を抽出する、様々な言語でプログラミングをこなすなど、人間の能力を拡張する可能性を秘めた技術です。
身近なサービスにもどんどん浸透してきています。人間の一番自然なコミュニケーションが言葉である以上、インターフェースとしてのLLMの活用はどんどん進んでいくでしょう。
そのような社会実装の中で欠かせないのが、分野に特化させたモデルの開発です。
OpenAIなどが提供するLLMモデルは世界中の幅広い知識を持っていますが、逆に個別具体の話は必ずしも得意ではありません。
あなたの最寄りのスーパーの営業時間は正しく答えてくれないでしょうし、あなたが購入したTシャツの素材も答えることはできません。
自信満々に間違えた答えを言ってしまうことすらあります。
LLMを社会実装し広く使っていくためには、そのような間違いをさせないよう事実を参照させたり、間違った場合には次から改善するためのフィードバックを回すことが必要です。
OpenAIなどが提供するモデルはあくまで世界で1つの共通モデルですので、個別調整を行うことは難しく改善させることが難しいのが現状です。
そこで我々は、分野特化型のLLM開発を行うことにしました。
本当にゼロからLLMを作ることもしますし、既存のLLMにカスタマイズ性を加える工夫を行ったりもします。様々な手段を複合的に使い、LLMの社会実装を進めていきます。
LLMが幅広いサービスに使われ、私達の生活に広く浸透する日を夢見て。
なぜやるのか
我々は "Revolutionize the World with Technology" というミッションを掲げています。
LLMというTechnologyを使いながら、世界に革新の渦を巻き起こしていきたいと考えています。
LLMは人間の能力を拡張する可能性を秘めています。
読みきれない分量の論文を読んで必要な情報を抽出したり、知らないプログラミング言語でコーディングしてくれたり、全く学んだことのない化学の知識を与えてくれたり。
このLLMの持つ力を使って、人々が気軽に新しいサービスを作れるようになったら、世の中はどれほど早く変わっていくでしょう。研究者が新しい技術の開発を短時間でできるようになったら、どれほど未来が近づくでしょう。
LLMが描くこのような世界を信じ、私達はLLMの可能性を引き出し続けます。
どうやっているのか
LLMは、大きなスパイラルのようなものです。
世界中で多くの研究者がしのぎを削り、GAFAMが数兆円規模の投資合戦を繰り広げています。
1ヶ月置きに大幅な技術革新が起き、毎日何十個というサービスが作り上げられています。
一人の人間がそれに太刀打ちしようとしても、嵐の中の木の葉のように吹き飛ばされてしまうことでしょう。
Spiral.AIは、まずその流れに逆らわず、「自らSpiralに巻き込まれる」ことをバリューとして掲げています。これまで作ってきたアセットなどにこだわらず、新しい技術をためらわず取り入れ、自分をアップデートしていくことをお勧めしています。
そして、「Spiralに仲間を巻き込む」。一人ではできることは限られます。しかし、仲間と一緒に取り組めば、きっと大きな渦を巻き起こせるはずです。チームワークを大切にし、お互いの考えをよく理解し、尊重することを、バリューとして取り入れています。
最後のバリューは、「Spiralに世界を巻き込む」。人間の能力を広げるLLMの可能性に思いを巡らせ、素晴らしい技術・事業を考案し、世界を変えていく。この過程を楽しめるメンバーが揃っていますし、これからも積極的に迎え入れていきます。