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風の人(よそ者)と土の人(地元)が共に風土をつくる
「風の人(よそ者)と土の人(地元)が共に風土をつくる」という想いを社名に込めています。中国の歴史家である司馬遷は「地理は風土を生み出し,風土は人をつくる」という言葉を残しています。会社の所在地である、わずか人口2,300名の離島・海士町に900名以上のIターンが集まり(2014年5月現在)、活気を維持し続けられているのはなぜか。ここに世界に発信できる希望や可能性があると信じて私たちは事業を運営しています。
価値観
6人という小さな会社のため、大事な意思決定は全員で行います。例えば、「給与社員で決める」ことをしていますが、まず最初に「自分はどうしていきたいのか」を互いに言い合う、そしてそこから出た一人の意見を押し通すのではなく、会社全体にとって何がいいのかを話し合い決めていきます。声の大きな人だけではなく、みんなの声を拾いながら、日々の話し合いを行っています。
私たちは業界初、日本初、世界初となるような、小さくても次の社会に必要とされるモデルを生み出すことを目指しています。簡単なことではないので、共感でつながった仲間たちと共に進めなければ実現できません。だからこそ、浅く広くよりも、目の前の一人と狭く深く関わって育む関係性を大切にしています。ビジネスとしても、共感し合えるつながりはお金だけでは決して買えない唯一無二の資本。経営する上で関係資本が一番大切な資本だと考えています。
社名の風と土とは、「風の人(よそ者)」と「土の人(地元の人)」がともに風土をつくる、という意味が込められています。風か、土か、どちらか一方ではなく、みんなで知恵を使って二項対立を越え、新たなものを生み出す。離島という環境でありながら、人材育成や出版といった都市に集中するような事業が成立しているのも、この考え方を大切にしているからこそなのだと思います。
メンバー全員島外からの移住者で、それぞれの想いを持って働いています。
仕事をがんばりたい人もいれば、子育てとのバランスを大切にしている人もいます。仕事と暮らしの境があいまいな環境だからこそ、互いのプライベートな事情も理解しやすく、また互いの得意不得意もわかるため、チームで補い合いながら事業を進めています。