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世界遺産にも登録された縄文集落「御所野遺跡」で有名な岩手県一戸町。青森との県境に近い北国は、秋になると鮮やかなエメラルドグリーンに染まります。畑いっぱいのサニーレタスです。
與羽敬央(よは・たかひさ)さんは、この一戸で代々、サニーレタスの生産を手掛けている若手農家のホープです。
與羽さんは今年から、自分の畑を舞台に新たな実験をスタートします。家畜の糞尿を原料とする液肥を使う実験です。
與羽敬央さんとサニーレタス畑
GPSSのバイオガス発電チームが一戸で計画しているプロジェクトは、家畜の糞尿を原料として発電します。発電の過程で生ずる残滓は使い方が難しいけれど、うまく転用できれば、栄養たっぷりの有機肥料に姿を変えます。
バイオガス発電チームのちゃんちーたちの呼びかけをきっかけに與羽さんが残滓を液肥として使ってくれたことで、プロジェクトは電力と農産物の両方を生み出す「二刀流」に成長しました。
円安などで加速する肥料価格の高騰に頭を悩ませている農家の皆さんにとっても、畑の土壌そのものを豊かにする液肥はうれしい贈り物。
秋の一戸は、例年よりも鮮やかなエメラルドグリーンに彩られることでしょう。
苗の植え付けを待つサニーレタス畑