こんにちは!Geekly採用担当です!
今回は、2021年に新卒入社し、現在はリクルーティングアドバイザー(以下RA)として新入社員教育チームのマネージャーをされている小川蓮さんにインタビューしました。
マーケティング(以下MA)→RA→研修担当と多様なキャリアパスを経験されている小川さんのこれまでのご経歴についてお伺いしました。新入社員教育チームは2024年9月に新たに編成されたチームです。編成の経緯や実際にどんな取り組みをしているのかなど「社内教育のリアル」も知っていただける内容になっています。
ギークリーでのキャリアパスや教育体制に興味がある方は、是非ご一読ください!
■これまでのご経歴について
まずは自己紹介をお願いいたします。
2021年4月に新卒でギークリーに入社いたしました小川蓮と申します。
出身は福岡県で、大学までは福岡に住んでおり、入社を機に上京しています。
入社後1年間はMAにてアウトバウンド営業として集客業務に携わっていました。2022年4月からはインサイドセールスへ異動し、新規開拓営業を経験したのちに、同年10月からRAに異動しました。その後、2023年4月にチームマネージャーへ昇格し、2024年9月からRAの新入社員教育チームのマネージャーを担っています。
当社へは新卒で入社いただいているかと思いますが、数ある企業の中で、なぜギークリーへ入社を決めたのでしょうか?
業界軸と選社軸の2つに分けてお話しさせていただきます。
まず、業界としては、人材業界一本で検討していました。人材業界を目指したきっかけは、大学時代に所属していた空手道部の経験です。入部当初、私個人の目標としては全国大会出場を志していましたが、所属していた部活はそもそもの規模がかなり少人数で、大会にも出られないような部活動でした。「このままでは目標が達成できない」と考えて、「まずは大会に出るための仲間集めをしよう」と思い立ち、1年生ながらも入学2日目からビラ配りをしていました。正直、変な学生だったと思います(笑)結果的には、同期として9名の部員を集めることができました。3年時には部員数は30名を超え、最終的に目標としていた全国大会に出場することができました!
この経験を通して今でも心に残っているのが、「あの時(部活動に)誘ってくれてありがとう」と部員から感謝されたこと、初心者が8割の部活動でしたが空手道の面白さを知ってもらうことができ卒業まで一緒に頑張ってくれた仲間ができたことです。人から感謝をされることに喜びを感じるタイプだと気づくことができましたね。人の人生に新たな気づきを提供し喜びを得られた経験から、「人の人生に携わる仕事がしたい」と思うようになり人材業界を目指すようになりました。
次に、選社軸ですが、大きく3点ありました。1つ目は、東京で働くことです。単純ではありますが東京への憧れが強く、就職を機に上京したいという思いがありました。2つ目は、20代で成長できる環境です。3つ目は、専門性です。
当社に入社を決めた理由は、社員の魅力とIT専門の2点が大きかったです。
選考を通して様々な社員とお会いさせていただきましたが、お会いする方全員が高い成長意欲を持っておりキラキラしているように見えました。そんな風に仕事をしている先輩社員の姿にかっこいいなと憧れを抱いたことは大きな決め手になりましたね。また学生時代に空手道という1つの競技を突き詰めて結果を出した経験があったことから、社会人においても専門的なスキルを身に着けたいと思っており、当社の「IT特化×人材紹介」という専門性に魅力を感じました。
■社内でのキャリアパスについて
小川さんはMAとして入社後、約1年で新規開拓/RAへ部署異動を経験されていますが、希望して異動されたのでしょうか?
私の希望でRAへ異動をしています!
入社して半年を過ぎた頃から「よりお客様の近くで仕事をしてみたい」という思いが芽生えたことをきっかけに、RAを目指すようになりました。当時の上長にも相談をして、「異動のためには成果が必要」というアドバイスをいただき、まずは成果を出すことにコミットしました。結果的には、新卒1年目は12ヶ月連続で目標を達成することができました。結果を出すことはもちろんですが、積極的にRAのマネージャーとコミュニケーションを取りにいき、異動したいことをアピールしていましたね(笑)実績と姿勢を評価していただき、無事にRAへの異動が決まりました!
MAから異動した際に、活きた経験や大変だったことはありましたか?
活きた経験は、スキル面では数字を見る力、スタンスではやり切ることですね。
「集客」は人材紹介のビジネスプロセスにおける最上流プロセスなので、集客が上手くいかないとその後のプロセスも崩れてしまいます。そのため、MA時代は毎日細かく数字の分析をして、行動量を担保するために毎日絶対にやり切る姿勢を大切していました。MA時代の経験は間違いなくRAとして活きていると思っています。
RAに異動して大変だったことは正直沢山ありました…(笑)
特に、法人営業の知識がなかったこと、対応方法がわからないことが多かったことは大変でしたね。当時は今ほどしっかりとした仕組みが整っておらず、まずは「仕組みを作ること」が大切だったため、架電のトークスクリプトを自分で作ったり、法人のお客様への言葉遣いを一から学び、型化し習得していきました。
RA(インサイドセールス含め)を約1年経験したのちにチームマネージャーへ昇格されていますが、昇格された経緯を教えていただきたいです。
チームマネージャーを目指そうと思ったきっかけは、他の同期がチームマネージャーに昇格していく中、私だけ昇格できていないという状況が非常に悔しかったからです。周りの活躍に焦りを感じており、当時の上長に「チームマネージャーになるためには何をしたら良いか?」を相談し、やるべきことを明確にして昇格を目指して日々の業務に取り組んでいました。半期の個人目標を達成すること、成約数のギネス記録をつくることを目標に掲げており、無事に達成できたことと仕事への姿勢を評価していただき、チームマネージャーに昇格することができました。
これまでチームマネージャーとして大切にされてきた考え方はありますか?
「ギークリーに入社してよかった!」と思えるようなチームを作ることです。
正直に言うとチームマネージャーへ昇格後は明確な目標がなく、組織ではなく自分自身に矢印が向いてしまっている時期がありました。昇格した当時は、目標としていたチームマネージャーに昇格できたことに満足してしまっていました。メンバーではなく自分の成果だけに目が向いてしまっている状況を見て、当時の上長から「もっとメンバーと向き合うべきだ」という指摘をいただき、「自分は何をしているんだろう」と反省し、そのご指摘をきっかけにチームマネージャーとして達成したい目標を考えるようになりました。
考えた結果、私はとにかくギークリーという会社が大好きで、RA業務の楽しさを身をもって感じているからこそ、この思いや楽しさをメンバーにも伝えられるようなマネージャーになり、組織に貢献したいと思うようになりました。新卒で入社し、右も左もわからない状態から一から先輩社員に教えていただいた経験から、「組織で勝つ」「やりきる」という当社の文化を肌で感じてきましたし、武道をやってきた経験から「守破離の『守』を徹底する」という考え方は私自身の価値観ともマッチしていると思っていますね。まずは私自身がカルチャーを体現しメンバーに伝えることで、RAをもっと強い組織にするべく、会社をもっと大きく成長させるべく、日々メンバーと向き合っています。
■RAの教育制度や研修体制について
現在、小川さんが担当されている新入社員教育チームはどういった経緯で発足したのでしょうか?
私が上長に立ち上げを希望したことがきっかけとなり、新入社員教育チームが発足しました。
新入社員教育チームを立ち上げたいと思ったそもそものきっかけは、大きく2点あります。
1点目は、チームマネージャーとしてマネジメント業務を行う中で「育成の重要性」を身に染みて感じたためです。今回のチームが発足されるまでは、新入社員の皆さんは入社後すぐに現場配属となっていたため、正直なところ「折角入社頂いたいただいたにも関わらず、メンバーひとり一人に向き合い切れていないのではないか?」と思うことがありました。また、ちょうど所属部署の目標達成が芳しくない時期が続いていたこともあり、組織課題に向き合って考えるようになりました。「人と技術を育む」という人事ポリシーを掲げていますが、やはり人を育てなければどれだけ個人が頑張ったとしても組織は勝てないと考え、「メンバーの育成」に振り切ろうと決心しました。実際にやったことは、メンバー1人ひとりの能力向上のために、業務理解度を測るテストの実施などです。これらの経験を通じて、改めて育成の重要性を実感しましたね。
2点目は、私自身が人を育成することが好きだからです。冒頭に学生時代の部活動のお話をお伝えしましたが、その経験は今の仕事にも重なる部分があると思っています。学生時代は「自分が好きなモノ(空手道)を人に一から教え、面白いと思ってもらうこと」に喜びを感じていましたが、仕事でも同じで「自分が好きな会社(ギークリー)の文化をメンバーに伝え、仕事が楽しいと思ってもらうこと」に喜びを感じており、学生時代から変わらない部分だなと考えています。そういった私自身の価値観に気づいたときに「もっと育成に携わっていきたい」と思うようになったこと、会社としても社員の定着・育成により力を入れていきたいタイミングと重なったことから、新入社員教育チームの発足が決まりました。
なるほど、そういった背景があったんですね!
それでは、現在の小川さんのチームにおける研修体制を教えていただけますでしょうか。
新入社員教育チームでは、「文化が分かる/RA業務を一人で遂行できる状態になること」をゴールに掲げています。その状態になっていただくために、3か月間の座学・実技研修プログラムを設けています。
「文化が分かる状態」をゴールにしている理由は、当社が企業の差別化要因は文化であると考えていること、また文化を大切にしている企業であるため、新入社員のメンバーにもきちんと体現できるようになった状態で現場のチームで活躍してもらいたいという思いがあるためです。活躍する社員の特徴を見ても、当社の文化や考え方を理解し、体現できているメンバーが多いなと思っています。そのため、新入社員教育チームでは、3カ月の研修期間を通してしっかりと文化について伝えるようにしています。
「RA業務を一人で遂行できる状態になること」をゴールに掲げている理由は、一人前のRAとして活躍していただくためです。当社は未経験で入社いただく方が8~9割を占めていますので、人材紹介ビジネス(RA)の基礎知識はもちろんIT業界の知識を一からインプットしていただけるように、1ヶ月間の座学研修を設けています。入社して2~3か月目からは、実際にお客様対応を実践で行っていただき、徐々にできる業務を増やしていただけるようにフォローアップしています。
ありがとうございます!その他にも、何か具体的に行っている取り組みがあれば是非教えてください!
チーム間でのフィードバック文化の醸成と、裁量を与えることも大切にしていますね。
私からメンバーへのフィードバックはもちろん行っていますが、チームメンバー同士でフィードバックをし合う文化づくりも行っています。それが一番メンバーそれぞれの成長に繋がると考えているためです。また「新人だから」任せないのではなく、「新人だからこそ」任せるという価値感を大事にしており、メンバーと一緒に仕組みをアップデートするように工夫しています。具体的には、メンバーから「マニュアルの内容が古いので更新したほうがいいのでは?」という声があれば、メンバー自身にアップデートしてもらっています。また、Excel(CSV)データを活用して数値分析をする練習なども、1人ひとりのスキルに合わせて実践形式で行っています。
※その他、研修制度の詳細は以下の記事にも掲載しています。https://www.wantedly.com/companies/company_9375283/post_articles/545639
■今後のビジョンについて
現在は新入社員教育を担当されていらっしゃいますが、小川さんが今後目指しているものは何かありますか?
今後やりたいことは、社内育成専門の部署の立ち上げです!
入社いただく方々は、入社を決める際に覚悟を決めてご入社いただいていると思います。私は、その覚悟を「正解」に変えてほしいと思っていますし、正解だと思ってもらえるようにフォローしていきたいと思っています。そのためには、最初の入り口部分の育成が重要だと考えているので、部署を拡大させ、育成範囲をより広げていきたいと考えています。
■メッセージ
最後に、これから入社される方へ熱いメッセージをお願いします!
転職は勇気のいるもので不安が多いと思います。中途入社いただく方のほとんどが業界・職種未経験のため、未経験の方でもしっかりとご活躍いただけるように、不安を感じていただかないようにフォローアップできるよう研修体制を整えています。
もちろん新しいことを覚えていくことは大変ですが、それに対してやり切る素直な心や成長したいという覚悟感があれば絶対に大丈夫です!入社を心から楽しみにお待ちしています!