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【Why Lecto ?】Vol.2 課題も多いが「一緒に働きたい」と思える人と働きたい 林 寛希

※本記事は2022/11/18のインタビュー記事の転載です。

【Why Lecto ?】Vol.2 課題も多いが「一緒に働きたい」と思える人と働きたい 林 寛希
【Why Lecto?】Vol.2 はLecto株式会社でエンジニアを務める林さんです。林さんは、Lectoの1人目のエンジニア社員として、2021年7月に入社しました。入社までの経緯、1年以上在籍し...
https://lecto.co.jp/news/20221118-interview-otegal


【Why Lecto?】Vol.2 はLecto株式会社でエンジニアを務める林さんです。
林さんは、Lectoの1人目のエンジニア社員として、2021年7月に入社しました。

入社までの経緯、1年以上在籍してみた現状の課題などについてお伺いしました。


ーーLectoに入社されるまでの経歴を簡単に教えて頂けますか?

前職は人材系のスタートアップでソフトウェアエンジニアをやってました。


ーー具体的にはどんな業務をされていたんですか?

主な業務はプロダクト開発です。
プロダクトはtoB向けとtoC向けの2つがあり、それぞれを見ていました。
Androidアプリ、Webフロントエンド、バックエンド、インフラあたりに手を出していました。


ーープログラミング以外の仕事もされてたんですか?

やってましたねー。プログラミングはおまけって感じでした。


パッと出てきたもので、
スクラムマスターとしてチーム開発の課題解消に向けて動いたり、
toB向けプロダクトを作る時にPjMやったり、
土日に稼働していただける業務委託の方とやり取りしたり、
マーケティング、セールス、カスタマーサクセスのチームと話をしてお悩み解決したりしてました。


また、ユーザーストーリーをチームにアサインして、実現方法はチームで決める方式で開発していたので、「どのような体験を提供するか」とか「それを実現するUIはどうするのがいいのか」などをみんなで考えてました。


あとは、プロダクトをデータで見るためのダッシュボード構築をして、自分達の行動に何の影響を与えたのかを観察してました。


ーー楽しかったですか?

楽しかった!


ーーLectoへの転職を決めたのは、どういうところでした?

ここは流れを語らせてください!


転職を考えた始めた時に、Lectoからメッセージをもらいました。
私はFinTechには全く触れてこなくて、なんとなく固い・怖い印象を持っていました。
しかもLectoは債権管理・督促回収のドメインを対象にしていてマンガで見る怖い取り立ての印象があったし、エンジニアとしても技術スタックがまるで被っていなかったので、正直最初は「何を言ってるんだこいつら?」と思いました。


しかし、メッセージはレジュメをかなり読み込んで頂かないと書けない熱い内容だったので、「どんな人たちなんだろう?事業はわからないけど応援したい人たちだな」と思い面談の機会をいただくことにしました。


実際に面談してみると、事業の話をガチ素人にわかるように話してくれて、FinTechや債権管理・督促回収の無知から生まれる恐怖は払拭されました。
また、面談中に考えが合わない事も何回か出てきたのですが、その背景を話していくと納得できたり、実は手段が異なるだけで根本の価値観は近いと感じました。
面談終了後に相互に感想を送り合うことになったのですが、本気でフィードバックを送りました。それだけ面談が楽しくて応援したい人だと感じたのだと思います。


そこからも面談を続け、事業理解、相互理解を進めていき、最後にLectoの皆さんとお食事に行ったときに一番自然体で話せて楽しかったことを記憶しています。


そして選ばれたのはLectoでした。
入社の決め手は「一緒に働きたい人たち」だったということです。


ーー林さんの「一緒に働きたい人」とはどういう人ですか?

表現があっているかわからないのですが、「自発的な行動を推奨する人」ですね。
自分はガチガチのルールで制御されるのが好きではないのと、許可や判断を求められるのが好きじゃないです。


ガチガチのルールや許可制は個人のチャレンジや熱量を妨げる要因になり得ると思っています。
より良い方法を思いついてもルールに抵触するからやり方変えないとか、不満が募ったりもしますよね。


なんならマネジメントが強いのも好きじゃないです。
過去にチーム開発でリーダーっぽいことをしていたときに、自分は力をつけたが、チームとしてはあまり力がつかなかったことがあります。


自分は色々できるようになるのですが、どんどん疲弊してしまったし、チームでの出力が上がらないから自分でなんとかしようとさらに疲弊する悪循環に入ったこともあります。
自分がレビューなどのボトルネックになってチームが先に進みづらいとかもあって、自発的な行動をしづらい状況を産んでしまったと思います。


偏見ですが、マネージャーやリーダーってメンバーのキャリアを食い物にしますよね?インタビュー記事とか見てると「俺がなんとかしたぜ!」的な言い方が目立ちます。実際はそのチームが行動したからうまく行ったはずなのに。
自分達を語る時には主語が「私達」や「我々」でありたいと思っていたのに、「俺が」になってしまっていることに気づいたときに自分嫌なヤツだなと思って、そこからマネジメントいらなくない?と思い始めました。昨今ではティールやホラクラシーなどの組織構造もよく聞くようになったので、無くしてみてどうなるのかを観察したいです。


このようなことを思っていて、ルール・許可・マネジメントは弱く、主語をチームで語りたいと思っています。それに理解がある人たちと一緒に働きたいです!



次の目標を見据えて開発以外を進める


ーー最近はどんな仕事していますか?

最近はミーティングして、空いた時間にコード書いてます。


ーーどういうミーティングに出てます?

採用まわりの話ですね。


ーーどんなことを話すのですか?

採用については、
1年後の組織体制を検討したり、
採用したい人物像としてペルソナを固めたり、
どの転職サービスを利用するか、などを話してきました。
エンジニアだけでなく、セールスやデザイナーの採用についても話しています。


ほかにも、気になる方を見つけてはスカウトメッセージを送るかどうかをチームで議論して決めたりしています。


ーーそれはいい感じの状態ですか?それとも開発に集中できてないなーみたいな状態ですか?

良い感じです。

もちろんミーティングをして終わりではなく、そこから求人情報を作ったりスカウトメッセージ作成なども行っています。これらはペアで取り組んでいます。
Lectoにまだ居ないデザイナー採用でわからないことがあって自信を持てないこともあるのですが、そこをミーティングやペア作業で擦り合わせることで前に進みやすいと感じます。


また、開発については「自分個人が集中的に開発時間を取る」はできていません。
しかし、他の頼もしいエンジニアが作ってくれますので、自分が集中できていなくても問題はないと思ってます。

とは言っても他のエンジニアもそれぞれのミーティングあるので、みんな時間取れてなくなってくるのではないかと今後を懸念しています。


ーー良い感じですね

そうです。
いい感じなんです。
予定やTODOはパッツパツですが。


そのような状況なので、採用活動によって良い人が増えてチームが大きくなれば、今よりできることは増えていくと思います。
現状では自分たちのキャパシティを増やす事は難しいので、1年後の目標を見ると今から仕込んで「チームを大きくしたい」と思います。


その他にもエンジニアがお客さまとのミーティングに出る機会が増えてきたのもポジティブです。


ーーお客さまの声を直接聞ける場にエンジニアが参加するのはいいですね!

参加することでお客さまが抱えている課題の詳細や温度を感じやすいと感じます。
その結果、社内で話すときもスプリントプランニングをする時にも良い影響を与えていると感じています。


他にもお客さまの声を通じて、提供価値を再認識できて気持ちが上がったりもします。
いまのところ、エンジニア全員がお客さまとのミーティングに参加したことがあります。



ペアプロは「仲良くなれる」!


ーー林さんが感じる、開発プロセスの中でLectoの特徴的な点はありますか?

ペアプロ!


ーーペアプロって実際やってみてどうですか?

良いものですね。
自分はペアプロは数回しかやったことなかったのですが、慣れた今では多用してます。


自分や相手の考えを知りながら作業を進めていけますし、知識の共有が行いやすかったり、この命名どう?とかすぐにフィードバックをくれますし。
今まで、大変な箇所を1人でやると気が滅入ることがあったのですが、ペアプロだと話しながら進めていけるので気分も落ちないですね。


また、Lectoではプログラミング以外もペアで取り組んでいるため、挑戦しやすいと感じます。
経験・知識がなくてやりたいが手を出しづらい事ってあると思うのですが、すでに知っている人から伝授してもらったり、お互い初めてのことを一緒に悩みながら前進させたりもできます。


ーーペアプロで感じる「良いところ」1つあげるとしたらなんでしょうか?

仲良くなる!


ーー(・∀・)イイネ!! 仲良くなったエピソードはありますか?

エピソードですか。
うーん。出てこないです。
仲良くなりますw
当たり前のように隣にいるってことですね。


例えば家族と仲良くなった時のこと覚えてます?
家族と仲良くなったエピソードって、特別な事情がないかぎりは覚えてないと思うんですよね。
本当に仲良い人ってそういうもんじゃないですか?


奥さんと出会った時は覚えてるけど、仲良くなったタイミングって覚えてなくないですか?
お子さんもそうじゃないでしょうか、仲良くなったタイミングって覚えてなくないですか?
そういうことです。きっと。


そのように仲が良くなることで、認め合い、挑戦しやすい環境になっていく気がします。



Lectoで一番楽しいのは飲み会!


ーーLectoに入ってから今までで、楽しいって思った瞬間、ひとつあげてください

飲み会です!


ーー飲み会も仕事なんですか?

会社の金で飲む酒は仕事ですね!!


ーーLectoでは、みんなで結構飲みにいきますか?

ほどほどですかねw
一部の人とは毎週木曜日に飲みいってますかねぇw


ーーなるほどw Lectoの方々はお酒好きな方が多いのですか?

すごく強いわけではないですが、楽しく飲める集まりになっていますよねぇ。
だから、みんなで飲み行くと楽しいんですよねぇ。
最初に一緒に働きたいと思ったこの人達。
決めたのは飲み会でした!



課題は「チームが分離しそうな気配がある」こと


ーー今、林さん個人が感じているチームの課題はありますか?

セールス・CSとエンジニアでチームが分離しそうなこと。


ーー分離しそうってことは今は分離していないということでしょうか?

懸念が出ているので分離の兆しがあると思います。


ーー林さんの理想としては分離したくないですか?

現段階ではまだ分離したくないです。
なんというか、「プロダクトチーム」の中に「セールス」「CS」「開発」が居るのが良いと思っています。


今のプロダクトは1社の利用開始にあたり、セールス、BizDev、CS、エンジニアが協力して進めている状況で総力戦となっています。
作りたい機能は山積みになっていて、目の前のお客さまの課題を捉え機能開発順を調整しています。また、その機能開発順を見て商談やCSでの話し方が変わることもあります。このやり方は気に入っています。


そのような中でスパッとチーム分離すると別の会社のようになってしまい、コミュニケーションは取りづらいし社内受託っぽくなると懸念しています。
お客さまとプロダクトに向かい合う手段も目的も同じはずなのに、それぞれの都合が生まれて足は遅くなるし居心地も良くないと思うんですよね。


これはチーム課題や良し悪しの話ではなく、個人的にその環境が嫌なだけです。
そうなったら掲げているValueについて審議したくなります。
現在このような状況になっているのは、みんなパッツパツで余裕がないためなのかなと思っています。



Lectoは「チーム戦をしたい人」にオススメできる会社


ーーLectoはオススメできる会社ですか?

できます!既にオススメしました!


ーーどういう方にオススメですか?

「チーム戦をしたい人」です。
逆にオススメできないのは「成果を1人で出したい人」です。


ーーそれは周りの人と関わらないといけないことが多いからですか?

今のLectoはお客さま1社が利用開始するにしてもセールスだけで完結まで進められるイメージを持っていません。


システムを繋ぐ必要があるので、その部分はエンジニアと相談しながら進めたり、
「お客さまの債権回収の現状はどうなってるのか?」のような既存の業務フローを深堀りして課題解消を提案する為にお客さまや他のメンバーと議論したり、いろんな人のパワーを借りて作り上げていっている感じです。


Lectoでは属人化を排除することにチャレンジしてます。
極力ドキュメンテーションしたり、人にちゃんと伝えたり、エンジニアに限らずペア制度を導入していたり。


セールス定例にエンジニアも出るし、開発定例にもセールスも出ます。
1人で仕事を進めること自体は問題ないのですが、その背景やログなどを共有することに意義を見出せない人には合わないと思います。


チーム戦がメインなんですよね、Lectoって。


人によってはこれらが足枷と感じる人がいるのも理解できます。
ただ、やはり個人で成せることにはやはり個人の域を脱しないと体感したので、チーム戦をしたいと思っている自分にはあっています。きっとチーム戦をしたい人にも合うと思います。



林さん、ありがとうございました!

Lecto株式会社

Lecto株式会社/Lecto, Inc.
Lecto株式会社のコーポレートサイト
https://lecto.co.jp

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