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マーケティング初心者がオービットを分析してみた

Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

美大をデザイナーとしてから卒業して早1年半。
大学時代から勤めていた会社をやめ、オービットへ仲間入りしました。

一応PythonやC++は一通り触っているのですが、まだまだ実務で使うには経験不足...ということで、今のところはWEBやパンフレットなど広報寄りの仕事をさせていただいてます。

オービットの募集記事を読んでからこの記事に辿り着いた方なら見ていただけたと思いますが、オービットは外観検査業界内でトップクラスに利益率が高い会社です。
従業員数7名(しかも私含め2名は新人)という小規模なチームで、どうしてこれほどまで利益をあげることができたのか?
広報活動をする上で勉強したばかりのマーケティングの知識を活用し、分析してみました。
素人なので粗はありますが、その点はご了承ください。

さて、マーケティングでよく使われる手法として、3C分析があります。

Customer:顧客はどんなニーズを持っているか?
Competitor:競合は顧客にどんな価値を提供しているか?
Company:自社は顧客にどんな価値を提供できるか?

この3つの軸で評価していきます。

オービット(外観検査装置業界)の場合、

Customer:顧客はどんなニーズを持っているか?
人件費を減らしたい
重大欠陥の流出を止めたい

Competitor:競合は顧客にどんな価値を提供しているか?
目視で見えづらい箇所や極小のNGを検知
いろんな状況に対応できる製品、ツールを提供

Company:自社は顧客にどんな価値を提供できるか?
競合に比べ低コストかつ高速で重大欠陥をなくせる

こんな感じになっています。

目視で見えづらい箇所や極小のNGを検知する、という競合が提供している価値は一見強力に見えます。
しかし、オービットの代表は「検査精度を上げるだけでは顧客は儲からない」と、競合とは別の視点で考えているようです。

ここで出てくるのが、3+1C分析です。
これは上記の3Cに4つ目の

Critical Question:競合にはない「未来」を見立てるべきではないか?

という軸を加えて評価するものです。

実はオービット、このCritical Questionを意識することなく取り入れていました。

競合各社は検査精度を高めることで重大欠陥の流出を止めようとしているが、本当にそれでいいのか?

私たちは、良品として使える範囲を広げ、環境にも配慮しながら重大欠陥の流出を止められる。

この問いかけに早くから取り組んだからこそ、オービットは成長し、リピートに次ぐリピートを受け1000台もの検査装置を稼働させるに至ったのです。

この分析結果には、マーケティング初心者ながら、あまりによくできているので感心してしまいました。

問題は、ターゲット層の間では、まだまだ知名度が低いことなんですけどね...

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