本日はLBPで活躍している、公認会計士資格を持つメンバーに集まっていただき、
業務で資格が活きるところや、今後のキャリアビジョンなどをお伺いしたいと思っています。
まず初めに、簡単に自己紹介をいただきますので、皆さんよろしくお願いいたします!
※各メンバー個人の記事は下記でも確認できます。
山本
https://www.wantedly.com/companies/company_9297019/post_articles/528247
小林
https://www.wantedly.com/companies/company_9297019/post_articles/485669
伊藤
https://www.wantedly.com/companies/company_9297019/post_articles/468086
伊藤「伊藤です。私は、2021年5月に入社しました。大学卒業後に、監査法人に入所して、7年半ぐらい在籍しました。基本会計監査オンリーでした。7年半やった後に、今度は税理士法人にいきました。大手ではなく、中規模くらいの事務所に入所して、税務顧問業務のほか、M&A・組織再編に関するアドバイザリー業務などを担当しておりました。事業再生は未経験ながら、今までの経験がある程度活かせそうだと思ったことから、LBPに興味を持ったというところです。」
小林「小林です。新卒で大手電気メーカーの経理に就職しました。大学3年時に会計士試験に受かって、順当に監査法人にいく選択肢もあったのですが、監査だけがやりたいわけでもなかったので、一般企業の就職活動を行い、より経営に違い立場で仕事をしたいと思って入社しました。業務には満足していましたが、コロナが流行し、自分の今後のキャリアを考えるなかで、より専門性を高めたいなという思いが大きくなったこと、コロナで状況が悪くなっている会社が増えていることを知り、再生だったら、そういった企業の支援を行いながら、自分の専門性も磨けると思い、LBPに入社しました。」
山本「山本です。私も大学在学中に公認会計士試験に合格して、監査法人で監査業務を行っていました。監査法人には2年在籍して、ちょうどコロナが流行った時に、企業倒産のニュースが連日行われていて、事業再生という業務に興味を持ちました。元々、いろいろな業務をやってみたい思いも強く、監査だけをするつもりはなかったので再生を調べていたところ、LBPを知り、事業再生だけでなく、ファンドや税理士法人など複数のサービスラインがあることを知り、「何でもできるな」と思って入社をしました。」
土信田「土信田です。私も大学在学中に試験に合格し、監査法人に就職しました。監査法人時代は、主に銀行の監査に携わっていました。銀行は融資先の信用リスクに応じて分類分けを行っており、その分類が正しいかを監査法人も検証します。その検証手続きの中で、債務者の事業計画を見ることが多々あったのですが、作成された計画を検証するだけでなく、自分も計画の作成に関与してみたいと思い、LBPに入社しました。」
自己紹介ありがとうございます!
続いて会計士の資格を持つ皆さんが、業務でご自身の強みが活きると思った点をお伺いできますか?
伊藤「会計士試験を通じて、簿記にどっぷり漬かったというのが今の仕事に生きていると思います。かなりの時間を簿記や財務会計に勉強時間を割いてきました。そのため、会計の基本が身に付いてることが、会計士試験にチャレンジした人に共通していえることかなと思います。」
山本「加えて、監査法人に入っていれば、実務も行うため、周辺知識含めて身に付いて入って来るので、未経験者に比べるとアドバンテージはあるかなと感じています。例えば業務の中で、プロジェクションとか、将来数値計画を正確に引く業務があるんですが、そういう時に、PLは割と簡単に引けるけど、BSになるとみんな難しいという話を聞きます。PLの論理はわかっていても、BSの論理は簿記全体の理解が必要かと思うので、そこは当初感じました。ただ、業務を行っていくうちに身体で感じる部分も増えてくると思うので初期アドバンテージが若干あるかなというくらいです。
試験のための勉強ではなく、会計全体の理解が必要ということですね。
小林「そうですね。自分で学習した知識の簿記と実際の経理実務っていうのが結構違ったりするので、そこは監査法人なり、自分のような経理であったり、実際タッチしてみないと中々入ってこないのではないのかなっていう気がします。」
山本「今の財務絡めてですけど、会計簿記って要は取引を客観的に表すっていう性質があるじゃないですか。帳簿を見ることで取引を大体分かるっていうのと、あとは逆にこういう取引やるのであれば会計的にこういう論点あるよねっていうのが多分整理できるっていうのは財務分かってる強みなんじゃないのかなっていう気がします。新しい事業やった時に、『こういう事業だったらこういう会計の論点あるよね』みたいなところは多分普通の素人より会計的なところだと、会計士の方がよく分かるんじゃないかなって思います。」
土信田「他の方と重なっている点もあると思いますが、現場に入って、会社の方にヒアリングや実際に商品を見ていく中で、BSやPLの科目間の繋がりや論点との結び付けなどは、会計士資格を持っているADの方が強いと感じます。例えば工場の倉庫行って在庫を見た時に、長年保管されていそうな商品があれば、その在庫の価値はいくらか、この商品を作っている部門の損益はどうか、など様々な論点が浮かびますが、他の会計士の皆さんも同じように思われていることが多いと感じています」
山本「またリスクアプローチという考え方が根底にあるところも大きいかなって思います何かっていうと、限られた時間の中で、効率的に進めていくっていう考えが、全会計士みんな持ってるんです。業務の中で、重要な所がどこか、ここは外せないというポイントを効率的に抑えていくことが求められます。実態BSを作成する時も、まずはここはリスクが高いからここを抑えるといった組み立てが出来るというのもあるんじゃないかなと思います。」
土信田「その手続き、またそのヒアリングとかも、いかにこうポイントを抑えて遂行するかが重要かなと思います。監査やる時ってポイントを掻い摘んで質問したりすることが多くやっぱりその質問の仕方っていうのも結構スキルなのかなと思ってて、いかに欲しい情報をこう聞き出すかっていう所が重要かと思います。」
伊藤「監査だとヒアリングもかなりの回数を行うし、結構先方にも切り込んでいくことが多いので、確認方法も効果的、効率的にやってるっていうのが多いんじゃないのかなっていう。そのリスクアプローチの考えが身に付いてるんじゃないかっていうのが、強いなと思います。」
小林「リスクアプローチの観点は確かに重要ですね。この会社は、何かこの辺があやしいなっていう。それを直感的に感じられるっていうのは多分違いなんじゃないかなと。」
ありがとうございます。会計士試験での勉強が業務に活きてますね。また監査法人での業務もかなり活きていることがわかりました。視点を変えて、別の切り口の質問をします。
会計士の資格をもっていて、よかったことはありますか?
伊藤「説得力は上がると思います。社長との、名刺交換の時に、名刺に公認会計士って書いてあると理由なくすごいという感じに思ってくれるのかなと思います。ただ、よかったエピソードなどは思いつくものがないです。笑」
山本「そうですね。別にLBP自体が、財務の専門家っていうイメージがついているので、そんなに変わらない気がしますけど、安心してもらえたらいいなとは思いますね。」
小林「私はあまり感じたことないですね、税理士の方が中小企業にとっては身近な存在ではありますね。」
会計士の皆さんだからこそ、何かLBPでチャレンジしてみたいこととかがもしあれば、教えてください。
小林「私はですね、明確に決まっている訳ではないのですが、中長期的に、他のサービスラインでも経験を積んでいきたいと思っています。
例えば、FAS部門に関しては、学生のときからM&Aアドバイザリーに関心はあったのですが、入社当時はM&Aの仲介業務が中心だったので、FAS部門でのキャリア形成はあまり視野になかったんですよね。
でも、FAS部門で中堅企業に対するM&Aアドバイザリー(戦略立案~M&A後の統合支援)を強化していくっていうことになり、中長期的なキャリアの選択肢の一つになりました。FAS部門に限らず他部門での中長期的なキャリア形成を視野に入れつつ、ただ、今は再生っていうキャリアを積んでいこうと思っています。
あと、ビッグ4との違いで言うなら、多分ビッグ4はキャリアが細分化されてしまって、自分の担当する業務が狭くなってしまうかなっていうのはありますよね。
一方、LBPの再生アドバイザー部門では事業DD、財務DD、計画策定支援だって出来るっていう。FAS部門でいうなら戦略立案~M&A後の統合支援を一気通貫して関与出来るっていうようなところが、多分、ビッグ4との違いだろうなって思っています。」
山本「会計士として、将来は独立も考えていきたい。ただ個人で独立するとなると、基本的には日本の中小企業を相手にサービス展開をすると思う、そうするとLBPのターゲットも中小企業なので、再生も学べるし、実態も学ぶことができるので、会計士のキャリアとしてもおすすめの会社かと思いますね笑」
伊藤「そうですね。現在行っている財務DDのスキルなどは需要は高いと思いますし、経営計画策定とかバリュエーションとかスポットで受けられる業務としての価値は高いと思っています。」
皆さんの話をまとめると、LBPでは、会計士として幅広いキャリアを歩む選択肢を選ぶことができるということですよね?
土信田「そうですね。会計士だからこそ広がるキャリアがたくさんあると思うので、今回の記事を見ていただいている方に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいと思っています!」
本日はありがとうございました!
LBPでは、事業再生はもちろん、ファンドやFASなど幅広い選択肢があります。
「あれもこれも」をLBPで一緒に実現していきましょう。
またLBPでは、公認会計士資格保持者だけでなく、公認会計士を目指す方を応援する
「LBP公認会計士応援プログラム」もございます!
働きながら会計士になれるそんなプログラムになっています。
ぜひ興味ある方、カジュアルにお話ししましょう!