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【FAS編】仲介×FA経験者が思うLBP FASの魅力とは?

1.自己紹介

はじめまして、大川と申します。
私は、2021年1月にLBPに入社し、約3年半が経ちました。
現在はLBP FASに所属し、主にM&Aのアドバイザリー業務に従事しております。
私がどのような経緯でLBPに入社し、現在どのような仕事に従事しているか等を知ってもらえればと思います。

 大学卒業後、製薬会社に入社しました。大学生の時にドラッグストアでアルバイトをしており、医薬品に触れる機会も多かったことが製薬会社を受けた理由の一つでした。

入社後は、MRとして自社の医療用医薬品を患者さんに処方して頂けるように、

病院、クリニック、薬局への情報提供活動(いわゆる営業です)を行っておりました。入社当初は、今まで聞いたことない難しい言葉が多い上、情報提供する相手方も頭が良い方になるため、苦労していたことを覚えております。

 医薬品業界と言えば、接待のイメージが強いかもしれませんが、少し前の話で、私が勤務していた当時はそのようなことはなく、日々の訪問や講演会(地域の先生を集めて、地域の専門医にトピックスを話して頂く)等が主な情報提供活動でした。

 その後、企業の経営に触れる仕事をしてみたいと漠然と思い、M&Aの仲介会社に転職しました。全く畑違いの業界から転職したため、決算書も読めませんでしたが、企業の役員に提案をし、第三者として企業の経営に関わることが出来ることは大変やりがいのある仕事だと思いました。

 

2.どうしてLBPに入社しようと思ったか

 当時、M&A仲介が業界としても伸びている時期ではあったのですが、どちらかと言うと営業色が強い業界であると思いました。仲介会社においては、成果報酬の面が強く、成約に重きを置くため、ソーシングや買手候補先とのマッチングする営業力は相当程度つくと思っております。

しかし、FAとしての提案・案件の進め方、専門的なバリュエーション(第三者算定機関としてのバリュエーションレポートの作成等)、財務アドバイザーとしてのDDへの関与等専門的な知識を身に付けることは仲介では難しいと考え、当社へ入社しようと思いました。

 

3.LBPに入社してみてギャップはあるか

働き方については面接時にパートナーから聞いていた内容と乖離は殆どありませんでした。

 入社して半年後にはフロントとして案件に関与し、成約することが出来ました。当時関与した案件は、上場会社が非上場会社を買収する案件であったのですが、スキームもM&Aで一般的な株式譲渡ではなく、株式交換であったため整理する論点も多く、四苦八苦した記憶があります。

 入社早々でも状況に応じて、案件に関与する環境があり、研修のみならず実務ベースで学べることも当社の良さであると思っております。

 


4. 現在の業務、LBP FASについて

 現在は、2024年1月に設立されたLBP FASという関連会社に出向しており、その中でM&Aの仲介やFA業務を行っておりますが、今年の8月末まで、1年間別のFA会社に出向しておりました。

 出向先では、主に上場会社の子会社のカーブアウト、PEファンドのExit案件等様々な案件に関与させて頂きました。例えば、セルサイドFAで関与したケースでは、戦略的にプロセスを進行・管理しながら、買手候補先をコントロールしていくことで、売主様の利益の最大化に繋がることを学びました。

仮に本件を仲介で進めていたら、ここまで利益の最大化が出来たか分からなかったと思います。
お客様によって考え方は様々であるため、FAの動きが出来ることで多く案件をサポートが出来ると考えております。

 状況次第ではありますが、自身が考えるキャリアや希望によって、当社の異なる部門等への異動も可能であり、業務の幅を広げることが出来るチャンスがあることも当社の魅力の一つかと思っております。

出向先での研修で北海道のワイナリーの見学に行きました

5. 業務で印象に残っていること

 前述しました株式交換の案件も印象に残っておりますが、出向前に成約した仲介案件のお話を出来ればと思います。

売主様と初めて面談したのは、2022年頃でした。業歴も50年以上と長く、業界内でも知名度がある企業様でした。初回面談は20分足らずで終わった記憶があり、譲渡意思は高くないと思っておりました。

 初回面談から1か月後ぐらいに売主様より連絡があり、そこから徐々に関係性を構築していき、買手候補先との面談まで進みました。しかし、そのお話がご破談となり、案件がスタックしそうになりました。

その後、改めて売主様と食事に行き、お互いの考えをゆっくりお話する中で、別の買手候補先をご紹介する機会を頂き、無事に会社の譲り渡しが出来ました。

ディールをする中で印象的だったのは、最終交渉の場面で、弁護士に相談しながらも、色々な論点で信頼し任せて頂けたことです。

ここに至るまでには、売主様と言い合いになったこともありますし、面談も何十回したか数え切れないほどです。ただ、売主様の大きな決断をする中で、売主様専属のアドバイザーとして何が出来るのか考えた結果だと思っております。

M&Aは、クロージングするまでが非常に長く、色々な論点が出てきますが、それを乗り越えて、成約した時の経験は中々出来るものではないと思います。

当社は、仲介・FAと希望があれば、両方取り組むこともでき、多くの経験が出来る環境があると思っております。

M&AやFAS業界への就職に興味を持たれている方へこの記事が参考になりますと幸いです。


休日に食べる蕎麦と日本酒が好きです

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