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【インターン編】アドバイザリー補助からSEへ~ 2年間のインターンで得た人生の宝物!

1.自己紹介

こんにちは。
ロングブラックパートナーズで約2年間インターンをしております、吉井猛と申します。生まれた時からずっと岡山で生活しています。
執筆時点で、LBPには20人を超える学生のインターンが所属していますが、その中で唯一の岡山オフィス所属です。2023年の春で大学を卒業・就職してLBPからも離れることになりますので、これまでのインターン体験を振り返ってみたいと思います。

2.LBPでのインターンを始めたきっかけ

大学で経済学部に所属していたことがきっかけで、大学2年の終わり頃に日商簿記2級を取得しました。
その当時は個別指導塾でアルバイトをしていたのですが、せっかく簿記の資格を取得したということで、何かそれを活かせるアルバイトをしてみたいと思いました。
また、私は幼少期よりパソコンを使うことが好きで、PCスキルには少しばかり自信がありましたので、「PCを使う業務がある」ということも、アルバイト探しの軸にしていました。
そんな時、アルバイト求人サイトでLBPを見つけました。次のような内容だったと思います。

業務内容:財務書類の計算チェックなど。Excelやパワーポイントが使える人歓迎。

これだ!と思い、見つけたその日のうちに応募しました。

数日後、面接がありました。単に話をするだけでなく、実技テスト(Excelを用いたもの)も含まれる、1時間ほどの面接でした。その際に受けた質問の中で、今でも印象に残っているものが1つありますので、ご紹介したいと思います。

「あなたが将来仕事をしていく中で、(自分の強みとして)軸にしたいものはなんですか。3つ挙げてください。」

まだ就活対策も何もしていない時期でしたし、3つ、というのには少し驚きました。
自分の興味関心やこれまで学んだことを踏まえ、私は「1.IT、2.会計、3.教育」と答えました。
この質問は、面接を担当してくださった社員の方の
「これからの時代は1つの軸だけで生涯やっていくことは難しい可能性が高いので、強みは最低2つ、できれば3つ持っているべきだ」という考えからくるものであったことを、あとで伺いました。

今考えてみると、面接時のこの質問は、その後の私に影響を与えたな、と思います。

この春より就職する企業の面接においても、私は「1つのことにとどまらず、色々なことをやってみたい」ということを伝えました。
それに対して、人事の方に「1つのことを極めようという考えはないのですか」と言われましたが、「それも重要なことだとは思いますが、私は2つ以上の軸を持った上で、その掛け算でバリューを出したいです」と答えました。
少し話が逸れましたが、このような経緯で私はLBPでのインターンを始めることになりました。

3.業務内容

はじめの1年間は、面接を担当してくださった社員の方のアシスタントのような形で勤務しました。
中心となる業務は、アドバイザリー部門のデューディリジェンス(DD)報告書やモニタリング報告書について、電卓を使いつつ計算ミスがないか、誤字脱字がないかなどをチェックするというものでした。

少し慣れてきてからは、クライアントから受領した資料をExcel上でDBとして集計したり、その結果をレポートファイルに流し込んだりといった作業も部分的に担当させて頂きました。

それまでもExcelを使用したことはあり、関数などの知識はある程度持っていました。それが活かせる部分もありましたが、やはり趣味の延長でやることと、業務としてやることには差があると感じました。一番それを感じたのは、作業スピードについてです。
コンサルティング業界では、限られた時間の中で、大量のデータを加工・集計してレポートとして仕上げていくことが求められます。
そのため、ショートカットキーの活用など、作業時間の短縮が重要になります。
私も一般的なものは知っているつもりでしたが、使ったことのないものを教えて頂く場面も多かったです。

また、その社員の方が業務効率化について探究されていたことから、それに関わる業務の機会もありました。
TableauのようなBIツールを使うこともあり、新しいツールを試して既存の業務のどの部分を自動化できるか模索する、といったこともさせて頂きました。

DXという言葉に関心がある学生の方も多いと思いますが、では実際に何をするのか、学生としての立場だけではなかなかイメージしづらいと思います。
このような形で、ITツールを用いた業務改善について考えたり試行したりできたことは、貴重な体験だったと感じています。

さて、インターン開始から1年が経過する頃、LBPにシステムエンジニアの経歴を持つ社員の方が入社されました。
その方が岡山オフィス所属だったというご縁もあり、私はその方のもとに移り、SE業務の補助をすることとなりました。
業務内容としては、新しく入社される方のPCセットアップ、LBPホームページのメンテナンス、社員の方向けの手順書作成などです。

また、少しレベルの高い内容にもチャレンジする機会を頂きました。印象に残っているのは、Salesforce上で、各プロジェクトの情報が確認できるページを作成したことです。
プロジェクトメンバーのアサイン期間、プロジェクトの進捗状況などの情報をまとめたもので、標準の機能では不十分であったため、プログラミング言語を使って開発しました。
私のそれまでのプログラミング経験は、趣味の範囲で簡単なゲームを作成したことがある程度でした。
それと比べると規模も大きく、また途中で追加の要望が発生することも何度かありました。
そのため、他のタスクもある中で開発を進めていくのは、大変な面もありました。
結果、当初の想定より完成が遅延したり、ソースコードがあまり美しくないものになったりといったこともありましたが、そのような失敗も含めて自分にとっては他のインターンでは得難い経験ができたと感じています。

業務で松江に行った際、列車から撮った写真です。

4.インターンから得たもの

私は、2年間という長い期間にわたって、しかも異なる2つの職種でインターンをさせて頂いたので、得たものは非常に多かったです。

この春からの私の就職先は、上場企業グループ内のIT子会社という位置づけの企業です。
私がその中で担当したいと考えているのが、グループ内のDX業務です。
DXを仕事にしたいと考えるようになったきっかけとして、前述した業務改善に関する経験はとても大きなものでした。

また、SE業務を経験できて良かったと思うことは、座学的な勉強と実務的なスキルの習得を並行してできたことです。私にとっては、特にセキュリティおよびプログラミングという2つの面で、大きな成長の機会となりました。

まず、セキュリティに関しては、LBP社内でのセキュリティ研修資料を見ることがあり、その中で直近に他社で起こったサイバー攻撃の事例なども紹介されており、どの企業でも攻撃対象となること、旧来型の対策では不十分なことが強調されていました。
それを通じ、改めてこの分野の重要性を認識し、セキュリティについて勉強しようと考えました。
結果、昨年の秋にセキュリティに関する国家資格である情報処理安全確保支援士の試験に合格することができました。
LBPでの経験がなければ、勉強のモチベーションを保つことは難しかったと思います。

次に、プログラミングについては、特に座学と実務の相互作用が大きかったと感じます。
世の中には、プログラミング技法について書かれた名著と呼ばれる書籍が多くあります。
しかし、ほとんどプログラミング経験がない人が読んだ場合、なんとなく言いたいことは理解できても、実体験と結びつかないので記憶に残りにくく、役に立ちづらいのではないでしょうか。
私自身がそうで、かつて『リーダブルコード』などを読んでみたことがありますが、
あまりイメージが湧かず、途中で読むことをやめてしまったことを覚えています。

LBPでのインターンを通じて、独学や大学の授業ではできないような開発プロジェクトを担当することができました。
前述したように、そのプロジェクトではうまくいかなかったり、もう少しうまく設計できたはずだと感じたりする場面もありました。
そういった経験の上でプログラミングに関する書籍やWebサイトを見ると、「この考え方は、あの場面に適用できたな」というように考えながら読むことができます。
この経験から、時間がある学生の間こそただ勉強するだけではなく、実際に開発の経験をすることが結果的には深い学びにつながるのではないかと私は考えます。

5.まとめ

私がこのような体験をすることができた背景には、いくつもの偶然の重なりがありました。
私が簿記2級を取得した時期が、ちょうど前任のインターンの方が退社されるタイミングだったこと。
コロナ禍により大学がオンラインになり、平日の日中に自由な時間ができたこと。
業務効率化の担当・システムエンジニアという私の興味関心と重なる内容をされている方々が、たまたま岡山にいらっしゃったこと。

文字通りの意味で、有り難いことだったと思います。

また、岡山オフィスの学生インターンは(途中のある期間を除いて)私1名のみでしたが、一度も疎外感を感じるようなことはありませんでした。
社員の皆さんはとても優しく接してくださり、また単なる学生として生活していたのでは聞けないような、貴重なお話・アドバイスも沢山頂きました。
食事にも幾度となく連れて行ってもらいましたし、LBPが運営しているファンドの投資先の経営会議に参加して見学する機会を頂いたことまであります。
本当に、LBPでしかできない、貴重な体験ができたと思います。

お世話になった皆さんに、そしてLBPという会社に、心から感謝しています。


案件のお手伝いで福岡に行ったときの写真です。

6.後輩に向けて

私がLBPに入ったのは、まだインターン制度が始まったばかりの時期でしたが、今は参加している学生の数も増え、制度としても色々な面で整備されています。
一つ例を挙げれば、LBPで一定の勤務経験を経たインターンの学生については在宅勤務が認められました。
これからも、充実したインターン制度になるような取り組みが続いていくと思います。

LBPでのインターンは、就活に役立つことはもちろん、自分が大きく成長できる場になると感じています。
また、2022年4月には、LBPとして初めてとなる新卒の方の入社もありました。

これを読んでLBPに興味を持たれた方は、ぜひ応募してください。
きっと、後悔はしないと思います。

最後に、LBPのWantedlyのページでは、社員の方はもちろん、多くのインターンの学生も記事を執筆しています。
私の前に岡山でインターンをされていた椿さん、留学先のマレーシアから一時帰国して岡山オフィスでインターンをしていた山下さん、また京都・大阪オフィスでのインターンの方も記事を書いていますので、そちらもチェックしてみてください。


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私たちロングブラックパートナーズ株式会社は、地域に根ざし企業に密着して成果をだすことを誇りに展開する、独立系の事業再生・経営改善コンサルティングファームです。 「クライアントの長期的(ロング)な黒字(ブラック)を確保するパートナーでありたい」との想いが社名の由来です。 【主な事業内容】 ■事業再生アドバイザリー 中堅・中小企業が抱えるさまざまな経営課題に対し、「専属のプロジェクトチーム」が、「一定期間クライアントに常駐」し、「ファクトベース」のアドバイザリーサービスを提供することで、主に財務面の早期健全化を達成するための各種サポートを行っています。 ■成長支援コンサルティング 「成長スピードが鈍化している」「損益が安定しない」「生産性を向上させたい」「コスト削減に本格的に取り組みたい」このような経営課題を抱える企業に対するアドバイザリーを提供しています。 ■事業承継コンサルティング 円滑な事業承継のために必要と考える事業の「磨き上げ」と財務体質の改善、そして次世代の経営者候補も巻き込んだ事業の将来設計までを一貫して支援します。 ■M&Aアドバイザリー 単なる仲介業務にとどまらない、「オーナー」と「企業」の双方にとってメリットのある事業継承をご支援します。 ■ファンド事業 北海道・岡山県にてハンズオン型の「事業再生/活性化、事業承継ファンド」を運営しています。 また、広域復興支援ファンドを九州全域・西日本(中四国地方)で運営しています。 さらには、事業承継対応の「継承ジャパンファンド」を新たに立ち上げるなど、サービス展開地域、規模を毎年拡大しています。 【ユニークな特徵】 ■クライアント現場常駐型スタイル 私たちの主なサービスである事業再生アドバイザリーでは、創業以来、「クライアント現場常駐スタイル」を続けている点にあります。クライアント先へ常駐し、現場に眠る様々な経営データを丁寧に紡ぎあげ、「ファクト」の積み上げをもってクライアントの経営課題を明らかにするアプローチを重視しています。 ■地域再生ファンドも、「地域常住」 私たちが運営に関与している地域再生・活性化ファンドでも、展開地域に私たちのスタッフを「常住」させ、各地域における投資先企業の業績向上までコミットするスタイルを貫いています。クライアントの近くで、ハンズオンで経営改善に取り組む。そんな価値観の元、ファンド事業を運営しています。 【これからの展望やビジョン】 私たちはこれからも独立系アドバイザリーファームとして、現在の100名規模から、5年後には200名規模を目指しています。中堅・中小企業様に対して、事業再生・経営改善の分野はもとより、事業承継、成長支援、M&Aアドバイザリーなどについて高品質のサービスを提供しつつ、同時に地域再生・活性化ファンドではこれからもハンズオンの経営改善支援に取り組んでいきます。 アドバイザリー事業とファンド事業の両方を併せ持つユニークなコンサルティングファームとして、全国の中堅・中小企業様の役に立ちたいと願っています。この想いに共感し、私たちのチームに参画いただける方を求めています。
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