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会計士から見たLBPについて!

はじめまして、LBPの伊藤尚人と申します。
監査法人、税理士法人を経て、2021年5月にLBPに入社し、約1年半が経過しました。
会計士から見たLBPという切り口で、以下書いてみたいと思います。

1. 今まで何をしてきたか

大学在学中に公認会計士試験の勉強を開始し、大学卒業後、
新日本有限責任監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)に入所しました。

監査法人では約7年半、主に上場企業の会計監査業務に従事しました。
会計監査人という立場でクライアントのビジネスを感じられたのは興味深かったのですが、
監査という関与形態ではクライアントから直接感謝されるのが難しくなってきたと感じ、
中堅の税理士法人に転職しました。

税理士法人では、一般的な税務顧問業務の他、富裕層向けの資産税コンサルティング、
M&A・組織再編に関する税務・会計アドバイザリー業務等に従事し、
経験の幅を広げることができたと感じています。

2. どうしてLBPに入社しようと思ったか

税理士法人入所後、約3年が経過したタイミングで、監査、税務と来て、
もう一つ未経験の分野にチャレンジできないかという思いを抱くようになりました。
年齢的にも、未経験の分野に転職するチャンスとしてはこれが最後かなと思いました。

ただ、今までの経験が全く活きない業界に行くのも難しいと思っていたところ、
転職先候補を探すうちに、未経験ではあるものの、今までの経験がある程度活かせそうな
事業再生という領域があることを知りました。

転職を検討し始めた2020年は新型コロナウイルスの影響により
経済停滞が大きく叫ばれていた時期でしたが、コロナ禍での事業再生は
今しか経験できないと思い、より興味を持ちました。

複数のファームを探した中で、現場常駐を特徴としており、
いかにも事業再生らしい事業再生支援業務が経験できそうだと感じたLBPへの入社を決めました。

3. LBPに入社してみてギャップはあるか

これまでの会計・税務の経験が活きる場面がある点は想像通りでした。
財務調査における実態貸借対照表の作成は監査手続と重なるところが多く、
また将来数値計画としての正確な財務3表を作成するには会計・税務の知識は必須となります。

ただし、一般的な会計・税務のみで十分ということはなく、金融面の知識や再生スキームなど、
勉強すべきことはいくらでもありますし、活躍するためには数多くの現場経験が必要です。
この点はギャップというよりは、日々学び続けることが専門家には当然に求められるものだと認識しています。

業務量については転職活動中から相当なハードワークであることは聞いていました。
ただ聞くのと実際に体感するのでは違い、やはり大変と感じる場面はありますが、
周囲のフォローもあり、これまで続けることができています。

案件ごとに組まれるチーム内でのフォローだけでなく、LBPには会社全体でナレッジを共有して
お互いをフォローしあう文化があります。
単に情報共有するための社内システムがあるから、ではなく、困ったときは
お互い助け合うという文化が醸成されているからこそ、共有する仕組みができていると感じます。


懇親会での一枚 真ん中が代表の牛越です。

4. 現在の業務、おもしろさ

現在、事業再生アドバイザリー業務に従事しています。
事業面・財務面からクライアントの実態を調査(デュー・ディリジェンス)したうえで、
事業計画の策定を支援し、金融支援を依頼する金融機関の同意を取得するところまでが一区切りです。

一案件につき3-4ヶ月、長ければそれ以上の期間、全国各地に現場常駐して生活することになります。
案件を通じて普段はなかなか行く機会のない土地で生活するのは面白さの一つです。

全国津々浦々の、様々な業種の中小企業に関与し、あらゆる経営課題の把握、解決策の検討を行います。
LBPの助言がクライアントの意思決定に重要な影響を及ぼすこともしばしばあり、
責任の重さを感じますが、経営への関与を実感する場面でもあります。

予想外にいろいろなことが起きる事業再生の現場では、上述した知識のみならず、
人間性の高さが必要であると感じます。クライアントの役に立てたと感じる場面を増やすためには、
まだまだ精進が必要と思うところです。


北海道出張で食べたラーメンです。本当に全国各地に出張する機会があります。

5. 会計士の方へ

特に監査法人出身の会計士にとっては、クライアントは一定の管理体制を備えた大企業であることが多く、当該企業が作成した決算書をチェックするという監査は過去を見る仕事だと思います。

これに対し、LBPで関与する中小企業は、管理体制の整備が途上なためにデータ集めにも苦労し、
分析を開始するための準備にも時間がかかることがよくあります。
不適切経理を目にする機会も大企業に比べればずっと多い印象で、過去何があったかを
解きほぐすにも一筋縄ではいきません。
また、事業再生は、過去の丁寧な把握はもちろんですが、過去も参考にしながら
不確実な将来を見通すことが重視される仕事だと感じます。

監査に慣れていると事業再生のペースを掴むのに苦労するかもしれませんが、
クライアントの役に立ちたいという気持ちさえあれば、会計の知識も活かしながら、
きっと活躍できると思います。

中小企業のサポートに興味のある会計士の方からのご応募をお待ちしております。


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私たちロングブラックパートナーズ株式会社は、地域に根ざし企業に密着して成果をだすことを誇りに展開する、独立系の事業再生・経営改善コンサルティングファームです。 「クライアントの長期的(ロング)な黒字(ブラック)を確保するパートナーでありたい」との想いが社名の由来です。 【主な事業内容】 ■事業再生アドバイザリー 中堅・中小企業が抱えるさまざまな経営課題に対し、「専属のプロジェクトチーム」が、「一定期間クライアントに常駐」し、「ファクトベース」のアドバイザリーサービスを提供することで、主に財務面の早期健全化を達成するための各種サポートを行っています。 ■成長支援コンサルティング 「成長スピードが鈍化している」「損益が安定しない」「生産性を向上させたい」「コスト削減に本格的に取り組みたい」このような経営課題を抱える企業に対するアドバイザリーを提供しています。 ■事業承継コンサルティング 円滑な事業承継のために必要と考える事業の「磨き上げ」と財務体質の改善、そして次世代の経営者候補も巻き込んだ事業の将来設計までを一貫して支援します。 ■M&Aアドバイザリー 単なる仲介業務にとどまらない、「オーナー」と「企業」の双方にとってメリットのある事業継承をご支援します。 ■ファンド事業 北海道・岡山県にてハンズオン型の「事業再生/活性化、事業承継ファンド」を運営しています。 また、広域復興支援ファンドを九州全域・西日本(中四国地方)で運営しています。 さらには、事業承継対応の「継承ジャパンファンド」を新たに立ち上げるなど、サービス展開地域、規模を毎年拡大しています。 【ユニークな特徵】 ■クライアント現場常駐型スタイル 私たちの主なサービスである事業再生アドバイザリーでは、創業以来、「クライアント現場常駐スタイル」を続けている点にあります。クライアント先へ常駐し、現場に眠る様々な経営データを丁寧に紡ぎあげ、「ファクト」の積み上げをもってクライアントの経営課題を明らかにするアプローチを重視しています。 ■地域再生ファンドも、「地域常住」 私たちが運営に関与している地域再生・活性化ファンドでも、展開地域に私たちのスタッフを「常住」させ、各地域における投資先企業の業績向上までコミットするスタイルを貫いています。クライアントの近くで、ハンズオンで経営改善に取り組む。そんな価値観の元、ファンド事業を運営しています。 【これからの展望やビジョン】 私たちはこれからも独立系アドバイザリーファームとして、現在の100名規模から、5年後には200名規模を目指しています。中堅・中小企業様に対して、事業再生・経営改善の分野はもとより、事業承継、成長支援、M&Aアドバイザリーなどについて高品質のサービスを提供しつつ、同時に地域再生・活性化ファンドではこれからもハンズオンの経営改善支援に取り組んでいきます。 アドバイザリー事業とファンド事業の両方を併せ持つユニークなコンサルティングファームとして、全国の中堅・中小企業様の役に立ちたいと願っています。この想いに共感し、私たちのチームに参画いただける方を求めています。
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