金融機関出身者がLBPで事業再生を経て金融機関コンサルティングに挑戦中！【LBPC編】

1.今まで何をしてきたか（自己紹介）

はじめまして、鶴橋と申します。

経営に近しい領域で仕事をしたいという想いから大学卒業後は地元の静岡銀行に入行し、
LBP入社以前の3年間、主に法人の融資を担当していました。
LBPでは入社から7年ほど経過したところです。

LBP入社後は事業再生業務（主に事業・財務DD及び計画作成業務）に約7年、
この内再生ファンド業務を同時並行で1年半程度行った後、
現在はロングブラックパートナーズグループのコンサルティング会社である
LBPCという組織で金融機関向けコンサルティングサービスを半年程提供しています。

2.どうしてLBPに入社しようと思ったか？

銀行で仕事をする中、業績の苦しい会社に対しての支援にもどかしさを感じておりました。
当時は金融支援自体は出来ても、業績を改善する支援が難しいと感じていたからです。
また自分自身の経験として祖父が行っていた家業が廃業した経験もあり、
事業再生に興味を強く持ちました。
それゆえに、自然と事業再生を中心に行っているコンサルファームを
探すようになったように覚えています。

LBPを知ったのはエージェントを通じてでした。
当初の印象では変な名前の会社だな、という程度の印象でした笑。

面接では他社に先んじて対応が早く本気度を感じたのを覚えています。
また業務は大変だと繰り返し説明を受けていたので、自然とその覚悟はできていたように感じます。

パートナーの町田との面談で、「一人前になるには相応の時間がかかる、
ジョブホッパーにはなるな」、という言葉が印象的です。

出張先ではラーメン食べます

3.LBPに入社してみてギャップはあるか？

あまりギャップはなかったと思います。
業務がきついのはエージェントや面接を通じて聞いていましたので。

それよりも自分の業務の出来なさにびっくりしたというのが今でも強烈に覚えています。
私が入社した際の仕事の出来なさは社内の懇親会での鉄板のネタとなっております笑。
銀行員時代にはエクセルや、パワーポイントをまともに触ったことがないような状態でした。
またそもそものPCスキル自体も非常に低いものでしたから、再生業務以前に問題を抱えていました笑。
入社後は土日にタイピングの練習をよくやっていました。

ただ、スキルは案件に入っていくうちについていったように思います。
つらい場面も多いですが、再生に向けた熱い意思を持っていることの方が大事なのかなと感じます。

ゴルフの練習しますが、全然うまくなりません

4.現在の業務、おもしろさ

LBP入社以来、事業再生を中心に業務を行ってきましたが、2022年に入りLBPCのメンバーとして
主に金融機関に対するコンサルティングサービスを提供しています。
金融機関向けの研修を行うこと、金融機関に出向して、
金融機関のコンサルティングチームと共同で案件を遂行することの、大きく2点が業務内容です。

1点目の研修面では自分が銀行員だった時にわからなかったことや、こういったことを知っていたらな、
と思うことを取り扱っております。
特に事業性評価のやり方に関する研修や、コンサルティングの基礎といった内容が中心となっており、
事例企業を相手にどういった課題があるか、どういった質問を社長に対してすべきか、
どういった提案が刺さりそうか、といった実践的なワークを行っております。

研修の企画から当日のファシリテーターまで行っており、
事業再生とは違った能力が求められていると感じます。

もっと良い研修をするためには、と日々頭を悩ませています。
研修後の受講者アンケートで、「実践的な研修で次回も是非受講したい」と言って下さることが
とても励みになっております。

2点目の共同案件については金融機関を退職した自分が
再び銀行内で仕事をすることに不思議な縁を感じています。

主な内容は事業調査と計画作成が中心となっておりますが、資金余力のある企業を対象としている点が
事業再生業務と異なるように感じています。
企業ごとに課題の優先順位が異なり、どういった戦略・改善手法が最も望ましいか都度考えること、
調査することは非常に大変ですが、やりがいを感じます。

出向して業務を遂行する中で営業店、本部、お客様と様々な利害関係が存在するのが、
金融機関の提供するコンサルティングなのだと新しい発見もありました。

人を動かすこともまた大事な要素だと強く感じているところです。
金融機関を出て、事業再生コンサルティングに従事してきましたが、
再度金融機関に関与することでコンサルタントとしての幅が広がったようにも感じます。

今後、金融機関でも自前のコンサルティングメニューを増強していく動きが更に強まると思っています。
金融機関への出向・共同案件遂行といった働き方に対する需要は
ますます強くなっていくものと感じています。

引き続き金融機関の支援となるような動きを続け、また求められ続ける人材であるよう、
自分自身も成長していきたいと考えております。

本稿が事業再生コンサルの次のキャリアとして事業再生業務や、
金融機関コンサルティングに興味のある方に少しでも興味を持っていただけると幸いです。

LBPCチームメンバーでのワークショップ