こんにちは、LBPディレクターの山下誠也です。
LBPには創業間もない時期に縁があって入社し、一貫して事業再生業務に携わっています。
来年2023年に設立15周年を迎えるLBPのこれまでを振り返りつつ、
LBPにおける事業再生アドバイザリーサービスの魅力、やりがいについてお伝えしたいと思います。
■入社の経緯
LBPは3社目にあたります。
1社目は新卒で総合商社の経理、2社目はITベンチャーで経理に加え、
上場に向けた内部管理体制の構築を行っていました。
様々な事情で上場が頓挫(現在は東証一部に上場を果たしてます)したタイミングで
転職を決意しました。
転職にあたっては、①厳しい環境に身を置くこと、
②経理を中心としたバックオフィスの経験を活かしつつ顧客に直接接する仕事、の2点を
満たす仕事を希望し、コンサルティング業界を中心に活動していました。
1点目は30歳を前にして3社目になるということもあり、「専門性を高めたい」という考えがありました。
2点目はこれまで社内向けの仕事に従事してきましたが、社外(顧客)へサービスを提供し、
直接感謝される仕事に関わりたいという想いです。
転職活動の最中、紹介によって起業したばかりのパートナーと話す機会があり、
「日本全国の再生・成長余地のある企業に対し、最高水準のアドバイザリー業務を行い、
長期的な成長・繁栄(ロングブラック)をもたらすことで、日本経済の拡大に貢献します。」
という志に共感しました。
また、その志を掲げるパートナーの人となり・情熱にも感銘を受け、
純粋にこの人たちと一緒に働きたいと思い入社を決めました。
■LBPのDNAとは
事業再生アドバイザリーの主な仕事内容については弊社ホームページや
ストーリーに登場している仲間に任せるとして、ここでは特徴について話します。
LBPと他の事業再生アドバイザリーとの大きな違いとして、現場常駐が挙げられます。
LBPは日本全国どこでも現場に常駐してプロジェクトを進めます。
事業・財務DDから事業計画策定支援までの一つのプロジェクトにかかる期間は3ヵ月程度ですが、
平日は常駐先で過ごすことが多くなります。
このスタイルは創業当時から現在に至るまで続いております。
利点としては、お客様とのコミュニケーションが容易であり、効率的に分析を進めることが出来ます。
また、日夜の作業・分析・考察を通じてお客様との信頼関係も築きやすい環境だと思います。
お客様の方もわざわざ電話するには気が引けるといった、ちょっとした相談事項も
気軽に話すことが出来るとよく言われます。
サラッと記載しましたが、実際の分析作業は非常に地味で泥臭いものであり、
丁寧にファクトを積み重ねてお客様と改善に向けての議論を行っています。
泥臭いという点では、プロジェクトメンバーとは寝るとき以外はほぼ一緒となりますので
部活の合宿状態です。
プライベートの話すネタは尽きてきますが(笑)、
プロジェクトに関する相談や意見交換は自由に行われています。
「お客様の事業再生にとってのベストは何か」、という軸を持ち、
年齢や役職等関係なく(時には時間帯も関係なく・・)青臭く議論しあえる場や雰囲気があることは
財務アドバイザリー会社として当たり前のことかもしれませんが文化だと思います。
合宿には息抜きも重要で、コロナ禍において制限もありますが
出張先のご当地グルメを満喫したりしております。
個人的には非常に楽しみでお客様に穴場含めてお薦め教えてもらって攻略しています。
土日を利用して観光することもあります。
プロジェクトがひと段落したタイミングで地元の温泉へ。風呂上りのビールならぬ牛乳。
■LBPの振り返りと事業再生について
個人的には、これまでに関与したお客様は50社を超えています。
会社規模や業種業態、事業再生の局面も異なり、文字通り「一社一葉」ですが、
事業再構築のために外部(専門家)の支援を求めているということには変わりはありません。
個人・チーム・LBPとして、リーマン・ショック時の金融円滑化法、新型コロナ禍での特例リスケ等、
その時々の公的支援にも対応しながら事業再生に向けて考え得るサービスを提供し続けてきました。
その結果、日本各地の中小企業再生支援協議会や金融機関からお客様を
ご紹介頂くことに繋がっているのだと思います。
事業再生アドバイザリー部門は、当時1チームだったものが、仲間が増え、
今はいくつものチーム(プロジェクト)が走っていますが、
1チームでお客様1社を担当するという体制は変えずに真摯に再生に取り組んでいます。
LBPとしては事業再生サービスから始まりましたが、お客様の多種多様なニーズに応えていく形で
M&A・ファンド・事業承継・成長支援とサービスを順次拡大しています。
また、グループとして税理士法人・監査法人もあり、ワンストップで
財務アドバイザリーサービスの提供が可能となっています。
根っこの部分(冒頭に記載した設立当初の志・LBPの使命)は全く変わっておらず、
会社の成長とともにサービスラインが拡がっています。
グループ内に他分野の高い専門性を持った仲間がいることは非常に心強く、
課題解決のアプローチといった面で事業再生サービスにおいてもプラスになってます。
■事業再生という仕事の魅力・やりがいとは
事業再生の魅力・やりがいを一言でいうと、
前者は会社の社長・経営陣と直接協議し、意思決定に関与することが出来るということ、
後者は社長や経営陣、社員の方々から直接感謝の言葉を頂くことです。
会社の意思決定に関与するということは責任も重く常に真剣勝負となります。
ハードワークも必要となり、経営陣に寄り添う一方、時には厳しい言葉もかける必要があるため
精神的にもタフな仕事となります。
また、事業再生の仕事は直接お客様から依頼を頂くのではなく、
取引金融機関等からの紹介であるため、
利害関係者である金融機関の要望にも応えていく必要があります。
お客様の長期的な成長・繁栄を見据えつつ、利害関係者の同意が必要となることから
ゴールをどこに定めるのか、意見調整を重ねながら探っていくことになります。
対処すべき経営課題が山ほどある中で経営資源は限られており、
その中で優先順位を付け、事業再生にどう道筋を付けるのか、
ということを毎回考えることになります。
また、多大な時間をかけて策定し、利害関係者の同意を得た事業再生計画であっても
お客様が実行することが出来なければただの絵に描いた餅になってしまいます。
そのため、計画策定の初期段階から経営陣や主要メンバーとプロジェクトチームを立ち上げ、
歯車を動かしていくことを意識しながら、当事者意識・納得感の醸成を心掛けています。
数値で根拠を示し、自信を持って意思決定を行えるよう経営陣の背中を押すことも重要な役割です。
そうして出来上がった計画に関してお客様・金融機関の方々から頂く感謝の言葉が
何よりも嬉しいですね。
新卒時代にお世話になった会社の企業理念である
「三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)」の精神がつくづく大事だと感じてます。
最後となりますが、ここでは言えない話もたくさんありますので、
そのあたりは面談の際に色々と聞いて頂ければと思います。
LBP自体がまだまだ成長途上な会社でありますが、
従業員一人一人の意見を聞き入れ(スタッフの声というアンケート等)、
課題を解決しながら進んでいます。
事業再生のノウハウも蓄積されてきており、私が入社当初の手探りでぶつかっていく状況からは
大分様変わりしております(笑)。
タフな環境下で成長したい、困っている人を助けたいという情熱を持った方からの
ご応募をお待ちしております。