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【OB編】LBPを卒業してから事業会社への展職事例

はじめまして、加藤と申します。

私は2012年から3年程度、LBPで勤務した後、事業会社で勤務しております。
当時の振り返り、その後の職歴や外からみたLBPなどについて述べさせていただきたいと思います。

1.今まで何をしてきたか(自己紹介)

公認会計士試験に合格後、大手監査法人に入所し、3年程度、一般的な監査業務全般に従事しました。
その後、LBPの門をたたき、3年程度、再生業務全般に取り組んできました。

LBPを退職後、当時、政府系のファンドの元で大規模なリストラなど再生局面にあった企業の
IR(Investor Relations)の部署に入社し、5年程度、再生から成長に向けた過程の中、
特に後半はIRのヘッドとして決算説明や株式売り出しの業務などを通じ、
メディアや資本市場と向き合う日々を過ごしました。

現在は、IPO準備企業に就業しております。

2.どうしてLBPに入社しようと思ったか。

もともと、家業の関係で、公認会計士として開業しながら
家業を継ぐことを前提に転職を検討していました。
その中で、LBPが当時は10名程度で規模が小さくさまざまな業務を短期間で経験出来ると感じ、
また独立に向け最適だと考え、入社を志しました。

3.LBPから巣立って現在、何をしているか。

LBPを退職した後、プロフェッショナルファームから離れ、事業会社で働いています。
弟が家業を継ぐことになりLBP在職後半のマネージャーになった頃に、
将来10年程度先のキャリアゴールをCFOへと変更したことが主な理由です。

また、LBP退職後、業務の幅を広めるために大学受験以来の英語の勉強に取り組みました。
最終的には、Part timeで働きながらイギリスの大学院でMBAを取得し、
仕事を通じて世界中の機関投資家に対して説明や議論することがある程度出来たので、
部分的に英語が使えるようになった気もします。

MBA出願時には必要な推薦状をLBPのパートナーの方に京都までお願いしに行き、
快く引き受けていただきました。

現在は、IPO準備企業の取締役として財務経理・経営企画等のバックオフィス全般、
CFO的な役割に就いています。
経営陣の一員として、適切な意思決定が出来るように日々、奮闘しています。

その他、公認会計士協会東京会の経営委員に所属し、研究報告書作成のための調査研究や
執筆に従事したり、都内の卓球チームに所属し、なるべく運動するようにしています。

(区内の卓球大会にて)

4.LBPで身についたこと、成長したこと

再生業務は総合格闘技と表現されることもあり、特定のスキルではなく広範なスキルが
必要になると言われています。
実際、会計系の分野だけではなく金融や法律などの分野も相当程度の知識が必要となり、
市場分析や戦略系の要素も求められます。
これらの知識は、事業会社においても財務や経営企画といった機能で十分に活きます。

しかし、ハードスキルは業務経験の他、座学でもある程度得られますので、
別の視点からLBPで私自身、退職後に成長を実感した例として、以下の2つを挙げたいと思います。

①課題解決に対するアプローチ

LBPではさまざまな案件を通じて、DDにより問題を正しく認識し、解決に向けた方向性を考え抜き、
計画策定支援時に解決策を織り込み、モニタリング業務で解決の実行を支援するといった
一連のプロセスに関わる機会に恵まれていました。

これらの業務を経験したことはプロフェッショナルファームから事業会社へ移った今でも
特定の課題を抽出し改善・解決に向けて進める、その過程で
自身の価値を発揮していくというアプローチとして大いに役立つ要素であると考えます。

②しっかりやり抜く力・ずぶとさ

再生業務は案件によってはスケジュールが非常にタイトになるケースも存在しますが、
短期間で一定の成果物を提出するという部分への強い拘りは、
仕事に対してしっかりとやり抜く力として活きます。
その後も目標達成に対する姿勢に大きく影響を受けていると感じます。

また、今も昔も肉体的にも精神的にも大変だと感じるケースも時々ありますが、
LBPで多くの案件を通じて(体形も心持ちも)かなりずぶとくなったような気がします。

(オフィスにて)

5.外から見たLBP、振り返ってどうか。

LBPは私が入社した当時、10名程度の小さなファームでした。

しかし、面接時に再生に対して熱い思いや矜持に触れ、
組織としても個人としても成長出来る環境だと考え、入社しました。

現在、サービスラインも増え、60名程度にまで人員も拡大しており、
その時の考えは正しかったと思います。

案件によっては自分の能力を超える難しい局面や叱られた事もありましたが、
振り返ってみるとどれも「愛」に包まれていたような気がします。

そういう意味では、LBPは、
「本気で頑張る人に対して本気で応援してくれる会社」ではないかとも思います。

今も定期的に一部のパートナーやメンバーとお会いさせて頂く機会もありますが、
その度に明日への勇気を頂いています。
今後とも、よろしくお願いします!


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