なにをやっているのか
株式会社資生堂から売上高1,000億円規模のパーソナルケア商品事業を引き継いだ当社。TSUBAKIやフィーノ、ウーノなどのトップブランドを数多く擁し、マーケティングや販売のみならず、商品開発、R&D、サプライチェーンマネジメントまでを一気通貫で行なっています。現在は成長ブランドに積極的な投資を行なうためのブランドポートフォリオ明確化と、高回転型オペレーションにより高い収益を生む企業体質づくりに注力しています。また、中国やAPAC諸国における売上比率が50%に達するなど、グローバル市場で急伸中です。「日本発のアジアにおけるグローカル企業のロールモデル」への発展を目標に掲げ、今後はさらに海外展開を加速させていきます。
なぜやるのか
技術や機能に優れたパーソナルケア商品は世界中に数多くありますが、当社の商品のように美に対する知識・経験・センスが込められたものは少なく、そこが競合ブランドとの大きな差となっています。長い時間をかけて育まれた日本の美意識を届けることで、より豊かな日々をより多くの方々に提供したい。そんな想いを胸にさまざまな市場への展開を図っています。特に近年のアジア諸国では、より清潔な生活習慣を求めてライフスタイルに大きな変化が起きています。そのため今後年率10%以上ともいわれる急速な市場拡大が見込まれており、国内市場の各カテゴリでNo.1、No.2のシェアをもつ商品・ブランドを世界に広げる最大のチャンスだと捉えています。
どうやっているのか
海外でのブランド成長とローカルニーズへの対応を同時に進めるためには、これまでの国内市場向けの組織構造を根本から変える必要がありました。そこで当社は「マトリクス組織」の構築に取り組んでいます。これはブランド軸・商品軸・地域軸の3つの軸のせめぎ合いによって成り立つ組織で、それぞれが相互に議論を重ねることで全体最適を図るというものです。はじめての市場に進出した際、意見の異なる現場と現場がぶつかるなどの問題が起こるのは当たり前です。この顕在化した問題を社内で共有し、部署をまたぐ課題については経営陣がリードするなど透明度の高いガバナンスを構築。これらの取り組みにより高度な課題解決力を持つ組織運用を実現させていきます。