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社員インタビュー「我々が作ったツールやデータをプロ選手が使っていることは感動!」:高田裕之(運用サービスエンジニア)

今回は、一球速報サービスなど野球のデータ配信を支える配信サービス部に所属するエンジニア高田裕之さんに入社の経緯やお仕事の話を聞いてみました。

Q.データスタジアムに入社する前のことを教えてください。

前職でもデータを扱う仕事をしていたのですが…BI(ビジネス・インテリジェンス)のSIerで、BIシステム開発、保守、データ管理などを行っていました。電鉄や化粧品、銀行、保険など様々な会社とやり取りしていました。データを扱うためのサーバーやデータベースを構築して、BI環境やレポートをクライアントに提供するというものです。

電鉄などは、乗客だけでなく沿線地域の人や店舗情報など多様なデータを扱っていましたね。使っていた言語は、ツール開発ではJavaが多かったです。データを扱うことが中心になるので、SQLは当然のように使っていました。多くのデータを扱っていた経験は、データスタジアムの今の仕事にも繋がっていますね。

Q.データスタジアムを選んだ理由を教えてください。

もともと数字やデータが好きだったのはあるんですが、正直スポーツでなくても良かったんです。スポーツは興味のある分野のひとつってぐらいで…(笑)前職ではクライアントが収集したデータをクライアントが分析しやすくする仕事だったのですが、今度は自ら収集したデータを自らで分析したいなと思ったのが入社のきっかけです。

入社後も、データスタジアムでは自分たちでデータの取得項目から設計して運用し、蓄積したデータを活かすも殺すも自分たち次第というのを実感しているので、その辺りはやはり面白いですね。

Q.現在、高田さんが行っているお仕事について教えてください。

今やっているのは、一言でいうと「データの品質管理」ですね。具体的には、野球のデータ入力システムの開発や保守、配信システムの運用や配信ファイルの開発など、メディア向け配信事業の入力から配信までシステムのいろいろを担当しています。

もともとは運用担当として業務をスタートしましたが、今はシステムのバグ修正やチェックツールの作成などエンジニアとしての業務がメインになりました。データ入力では当然ミスや漏れが起こるもので、それを過去には人がチェックしていたんですが、多くのコストがかかるという課題がありました。

前職で開発の経験もあったので、このデータチェックをシステム化する仕組みを考えて、開発して導入しました。あまり大掛かりにしたくなかったので、VBAやシェルスクリプトで簡易的に動く仕組みにしたんですが、その効果は大きかったですね。コンセプトや効果という面で、社長賞にもエントリーさせていただけました。

Q.これまでの業務で印象に残っているものは?

プロ野球チーム向けのシステム管理を行ったことですね。データスタジアムで入力したデータや映像を統合して観られるモバイルPOSというシステムがあって、選手名で検索するとその選手のプレイ映像が観られるとか、もっと細かく例えば球種や塁状況や打球性質など様々な条件で絞り込んで観ることもできるんですが、いくつかのプロ球団にも提供しているんですよ。

監督やコーチ、選手が試合前に観て対策を練ったり、試合後にプレーを確認したりするのが、もはやあたりまえのようになっていますが、実際に有名な選手が自分の設定したツールやデータを閲覧したり、使っていただいているというのはやはり感動しましたね。

Q.今の業務で工夫していることはありますか?

データの入力や配信業務については、「常に同じ品質で」「何事もなく」っていう「無失点」が普通なんですよね。例えば、野球として成立しないことやルール上起きてはいけないことが起きないようにするのは当たり前で、その上でより「良い」ものにしていくためのアイデアを出したりすることは心がけています。

また、その中で自分の手でできるところは随時改修したりするようにしています。ただ、システムを使ったときに「このほうがいいな」というのに気付けるようになり、それがすぐにシステムに反映できる環境はとてもいいですね。

前職のときは作って終わりということも多かったので、作ったその先を考えるスキルもなかなか上がらなかったんです。でも今は、「こういうことがしたいけど、どうしたらいいだろう」って思ってたときに、それを実行するためのスキルを習得して、そのまま実行に移すことができます。よくも悪くも、いろんなことをすぐ実践できる環境です。なので、前職のときよりエンジニアスキルが上がってるかもしれませんね(笑)

Q.最後に、どんな方にデータスタジアムはおススメですか?

自分の開発したものがどのように使われているかが気になる、フィードバックをもらいたい人にはおススメです。システムは開発して終わりではなく、開発期間以上の運用期間があります。その点、データスタジアムは自分が開発した入力ツールを運用するスタッフと距離が非常に近く、どのように使われているか常に見ることができるんです。

また「UIをこうしてほしい」「この制御を入れてほしい」などの意見交換が常にできるのは、データスタジアムの体制のいいところだと思いますね。使う人がそばにいるというのは、エンジニアにとってとても貴重なことですから!

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