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【社員紹介】帰国直後インタビュー!海外出張から戻ったばかりの正直な気持ちを聞かせてもらいました!



入社3年目を迎えたコンサルタントの新田さんは、担当するプロジェクトの現地支援の為に2022年10月から3ヶ月の間、中国出張に行っていました。
初出張で、しかも海外…更には中国というお国柄や、時世的にも色々な制限がある中での渡航となり、不安や緊張を抱えながらの責任ある任務だったと思います。今日は、帰国ホヤホヤの新田さんに今の心境を語っていただきました!


初出張お疲れ様でした!まずは、率直に・・・どうでしたか?

素直に…「大変だった」というのが正直な感想です(笑)

“コロナ禍”という状況はもちろんですが、中国というのは時世がコロコロと変わる国で。「こないだまでこうだったのに、急にこうなるの?」みたいな事が何度かありました。
そういう目まぐるしい感じが、日本にはない特有の空気感で慣れなかったですね。

僕が渡航した2022年10月末は、まだゼロコロナ政策が行われている頃でした。渡航後、10日間の隔離生活をやっと終えたと思ったら、その途端に中国国内で爆発的に感染が広がって一時的に外出禁止のような環境になってしまったりしたんです。せっかく現地支援の為に渡航したのに、支援現場である工場に行けずに宿泊先のホテルからWEBで連絡を取り合うような日が続いた事もありましたね。

結果的に12月にはゼロコロナ政策が解除されたのですが、強制PCR検査も沢山受けましたし、出張期間3ヶ月のうちトータルで3週間程は隔離状態の中での支援になりました。現地にいるのにリモート対応を余儀なくされる、やるせない状況を味わいました。


渡航前の準備で大変だったことや、不安な事はありましたか?

渡航前は、とにかく「情報」が無かったのが不安でしたね。コロナの影響もあったのかもしれませんが、まず “海外”という時点でそれなりにハードルもあって…一般の旅行客を含め、直近の「渡航情報」などがネットでも拾えなかったんです。

例えば、ビザを取得するために “今” 必要な書類は何? とか、そういった細かい情報に関してどれが最新なのかという確信が持てませんでした。大使館もビザセンターも最終更新が結構前だったり…今思えば、そもそもビザおりるのかな?くらいのスタートだったような気もします。

もちろん社内のサポートや客先からの情報提供もありましたが、どうしても渡航者である自分自身が準備しなくてはならない事も多かったので、それなりに時間を使いました。同じタイミングで行く人がいなくて一人で準備を進めなくてはいけなかったのも、大変だったかなと思います。


現地生活で印象に残っていることはありますか?

やはりその “お国柄” 的な部分がありますが、中国という国はなんというか…スピード感が本当にすごい。“国の方針がこうと決まったらこう”という、常に新しいものに切り替わっていく速さが日本とは違いました。

排ガス規制の為に街中のバイクがどんどん電動になってきているのも印象的でしたし、やはり「キャッシュレス」に対する徹底ぶりもさすがだなと感じましたね。
中国ではほぼ100%と言っても良いくらい電子マネーが普及していて、現金は嫌厭されがち。僕は観光客の扱いで現金を使わせてもらえるお店もありましたが、現地の人たちが使うセルフレジは利用できず個別対応で、店員さんも面倒くさそうでしたね(笑)

ちなみにですが、現地で使うためにと思い渡航前に日本で銀聯カードを作って行ったら、「中国の口座と紐づいていないこれは使えないよ」と言われました。“余所者”には色々と厳しいのかもしれません。
特に驚いたのはお寺のお賽銭も電子マネーだったこと。賽銭箱ではなくて、「お賽銭をお願いします」と言わんばかりに、支払い用のQRコードが貼ってあるんです。日本じゃまだ今は考えられませんよね。

新しい事はどんどん取り入れる。国が率先してスピード感を持って進んでいく環境なんだという事を感じました。


支援先のお客さんとの関係性はどうでしたか?

支援先のお客様とはとても良い関係性を築くことができました。基本的には日本法人の方が現地常駐で仕切って管理しているのでコミュニケーションは日本語ですし、渡航するまでもその方達と一緒に2年以上かけて立ち上げの準備を進めてきていたので、「やっと会えた」という気持ちもありましたね。コロナの影響ももちろんですが、現地と日本という環境もあり、ずっとリモートでの支援だったのでようやく対面できて、お互いに感慨深いものがありました。

出張中は、仕事が終わってから現地の駐在員の方に飲み屋さんに連れて行ってもらったり、また別の会社の日本人の方を紹介していただいてご飯に行って意気投合したり、新しい出会いもありました。

僕が現地支援を行っている間は、日本人スタッフや現地メンバーで構成されているWechat(中国のSNSツール)に入れてもらっていて、その中にある翻訳機能を使えた事で中国人スタッフとのコミュニケーションの幅も広がりました。働く方々は基本的には皆さん真面目でしたし、若い人も多かったので意欲的に新しい知識も取り入れてくれて、人間関係のトラブルなどはなく最後まで良好な関係性を築けたと思っています。

現地支援で一番苦労した事を教えてください。

今回は新工場の立ち上げ支援だったのですが、僕が実際に支援先のお客様の工場で雇用されて働く現地スタッフの方々とやり取りを行う機会も多く、その現場の方々をまとめるというか…こちらの意図することを “やってもらう” という事に苦労しました。

これはもちろん国民性が大きく関わっているのだと思いますが、現場で働くスタッフの方々は、日本とは違って働く人皆が基本的に “決められた仕事しかやらない” というスタイル。
「お互いをフォローする」という概念が無いから、自分の持ち分以外の仕事には絶対に手を出さないんですよね。なぜかというと、一度やってしまえばそれが今後 “自分の仕事” になってしまうから。

でも、それだとどうしても、それぞれの「持分」と「持分」の仕事の間に<隙間>が出てくるんです。その<隙間>で発生する仕事を、理論づけて納得してもらって誰かに振らなくてはいけない。
かといって自分はあくまでも向こうから見たら先生のような存在で、ましてや直属の上司ではない訳ですから…「はい、わかりました」とはならない。一筋縄ではいかなかったですね。

“この仕事を誰が対応するか” そういった決め事で現場が2時間討論になるなんていう事もありました。理論づけて上手く管理していく難しさや、「日本ならこんなことで悩まないのに…」といった歯がゆさや、もどかしさがあり、色々な工夫が必要だったことには苦労しました。


どんなところが成長できましたか?

3ヶ月という限られた時間の中でやり遂げなければならない事が沢山あって、「まとめる力」だったり「一人でやり切る力」みたいなものは養われたように感じます。

全てを完璧にするには時間的にも難しい…でも中途半端にして帰る訳にはいかない…そういう事が発生した時に、じゃぁどこで調整を利かせるべきなのか?という事を自分自身で考えなくてはならないという責任がありました。

特殊な環境下だった事もあるかもしれませんが、そういった適応能力のようなものは向上したように感じます。


楽しかった事や、行ってよかったと感じた事があれば教えてください!

やはりこれまでプロジェクトを一緒に進めさせてもらっていても顔を見た事がなくて声しか知らないような方が多かったので、実際に現地に行って、対面で話ができたのは本当に良かったです。
純粋に「会えた」という嬉しさもそうですが、これまで日本から現地に細かい事を確認する時にはメールを作成して…返事を待って…というやり取りをしていたのが、一瞬の対話で完了する。そのレスポンスの違いは比べ物になりませんね。

あとは何よりも、“これが自分が作っていた工場なんだ” というのを肌で感じられたことです。長く日本からリモート支援を行ってきて、段々と立ち上げに向けて進んでいく流れは最前線で把握し続けていましたが、僕がずっと見てきたのはPowerPointの会議資料でした。現地に行き、立ち上げを迎える工場を目の前にした時の、言葉にはならない、感慨深さを身に染みて感じたあの体験は忘れられません。

“この時間帯にこういう仕事をしているのか…” 
“なるほど、図面ではイケると思ったけど、確かに実際は厳しいな…”
…そういう些細な事を、現場でしか感じられない事を、現場の温度感で身をもって感じられたことは本当に貴重な経験でした。


最後に一言お願いします!♡

僕は今回、入社2年目で海外に行かせてもらいました。他の会社で同じ裁量を持ってやらせてもらえるかと言ったら、正直難しいと思います。アイズだからこそ、こうして責任感のある仕事を任せてもらえたと思っているし、 “やりがい” を持って出来る仕事をさせてもらえるというのは、何よりの経験になると感じています。

社内では複数のプロジェクトがあちこちで動いていてそれぞれに担当者が決まっていますが、別のプロジェクトの人同士が集まって情報共有できるのも良い環境だなと思います。
気がつけば自分にも後輩ができて若手も増えてきました。アナリスト間でも情報共有をして決めていく事ができたり、些細なことでも確認し合ったり、同調して進めていけるような、そうやって若手主導でプロジェクトを回していける場に僕も貢献していきたいと思っています。

少数精鋭というのもありますが、圧倒的に人材が若いのも特徴だと思います。入社すれば同じ年代の人と働ける。もちろん、頼れる上司がいつだってフォローしてくれるから、失敗を恐れずにチャレンジしていけるんです。若いうちからこんなにも色々な事に挑戦できるチャンスを与えてもらえる・・・社会人として経験を積んでいく上で最高の環境に、僕は今身を置かせてもらっていると感じています。


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