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うんちさえも愛おしい。初めての育休レポート

スッコココッ。Slackの通知音が鳴った。連絡をくれたのはQANDOバックオフィスを担当している前田さん。いつもニコニコしていて、社内申請書の作成や案件の困りごとなど、何かと助けてもらっている。そんな前田さんから届いたメッセージの内容は、育休をとらないかというものでした。

初めまして、こんにちは。QANDOコピーライターの阿部です。2021年に子供が生まれ、一児の父となりました。自宅でのリモートワークを基本としていたため、妻と子供の退院後、家事・育児は状況に応じて夫婦で行いながら、なんとか乗り切っていました。

子供が産まれる前に、弊社代表からは子供の生まれた後の働き方について希望を聞かれたことがあったのですが、当初は退院後すぐに妻のお母さんがヘルプにきてくれる予定だったため、「通常通りで大丈夫です」と返事をしていました(が、お母さんが自宅に来てくれたのは、コロナ禍の状況を踏まえ、退院後だいぶ経ってからでした)。そのようなこともあり、育休をとることなんて、すっかり頭の中にはなく、このままなんとか凌げればと思っていました。ただ、せっかく会社から気をかけてもらったわけですし、育休を取得した方が育児に専念できるのは間違いなく、何よりも1日1日成長する我が子の姿を見守りたい。渡りに船とばかりに土日・祝日を含めて10日間の育休を取得することを決めました。

育休を取得すると言ったものの進行中の案件もあり、いくらかは育休中に対応する必要があるだろうなと腹を括っていました。育休取得の報告後、案の定、打ち合わせの予定が入ったので、少しくらい大丈夫だろうと「参加します」と答えたところ、メンバーの方から「育休なんだから休んでいいよ」と言ってもらい、作業内容を引き継がせてもらいました。会社として育休を推奨していることや育休時のフォローをしてくれることなど、自分が育休を取るとなって初めて分かることもあり、非常にありがたく思いました。


いざ育休期間となると、時間はあっという間に過ぎていきます。子育てを中心に、洗濯、ご飯づくり、食器洗いもの、買い物に加え、風呂掃除、トイレ掃除など、夫婦間での役割は特に決めていなかったので、気づくことがあれば行うようにしました。

家事はやれば終わるのですが、育児はそうはいきません。特に、子供を寝かしつけることに一番苦労しました。育休期間の頃は寝つきが悪く泣いてばかり。夜10時ぐらいから夜中2時3時まで夫婦交代でだっこをしていることがざらにあり、ベッドに寝かせると泣いて、ミルクを飲んで寝たかと思いきや、また泣いて。そのうち妻の方が限界を迎え、交代した私が夜中ソファで子供を抱いたまま一緒に寝てしまったこともありました。

とはいえ、初めての子供はとにかくかわいい。頬ずりが止まりません。退院時は目も開いてなかったのが、次第に物を目で追うようになり、育休の頃には笑ったり、声を出したりすることも増え、物を握ることも少しずつできるようになっていました。どれだけ見ても飽きず、笑顔はもちろん、変な顔もかわいい。夜中ずっと泣き止まない子供から2日ぶりにうんちが出て、スッキリしたと言わんばかりに満足げな顔をしていた時には、そのうんちさえ愛おしく思えました。

子育てを始めて数ヶ月。おもりで子供にベタ付きになってしまうことが多く、洗濯が終わる頃に子供が泣き出してしまったりと、一人だとどうしても家事まで手が回らなくなってしまう。夫婦二人でギリギリ、妻のお母さんと三人で助け合って、やっと余裕ができる印象でした。徐々にこの生活に慣れてきたものの、子供も手のかかる今のうちは夫婦で協力しないとまともに生活ができないと感じました。今までは想像もしなかったのですが、QANDOにも小さい子供を持つママ・パパクリエイターがいて、その大変さが分かってきました。中には時短の方もいて、限られた時間の中で自分の思うように時間を使えないこともあったはずです。そんな苦労を感じさせずに平然と仕事をしていたメンバーに、尊敬する気持ちでいっぱいです。

育休は終わっても、リモートワーク中心の業務は続きます。おかげで声の届く距離間に夫婦がいられるので、より一層お互い助け合っていきたいと思います。これから先ハイハイしたり、しゃべったりするようになるかと思うと、ますます子供の成長が楽しみです。





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