こんにちは、トクイテンの豊吉です。
緑肥として植えてる蕎麦の花。奥は新ハウス
来週完成する予定の新ハウスの準備と、もうすぐ出展する展示会の準備でかなり忙しくなってきました。20aのハウスの栽培ではバケツやジョウロは何個いるのか?下駄箱のサイズは?そういった基本的なことから初めてなので周囲の経験者に聞きながら1つ1つ進めています。
数ヶ月前までは農作業の人員の採用ができておらずこのニュースレターの読者の方にも協力をお願いしてきましたが、幸いよいチームが作れそうです。ありがとうございました。
さて、今回はトクイテンでの副業やパートタイムの方の働き方を紹介します。
Slack(社内チャット)には18人が所属
トクイテンは現在フルタイム3名、副業4名、パートタイム3名、ボランティア参加2名というような構成です。フルタイムの人よりそれ以外の人が多い状態ですね。また代表の私は愛知にいますが、取締役の森は東京オフィスで、他の人もバラバラの場所で働いています。
リモートワークは私は前職の時からしていたので慣れていますが、こうもいわゆる正社員以外の人が多い状態というのは初めてです。特に単なるパートタイムではなく副業の方が多いというのはとても面白く、ものすごい可能性を感じています。
副業が広がっていくことによる可能性
私が副業が面白いのは副業が当たり前である方があるべき姿だと思うからです。リモートワークの普及というのは「オフィスに行かなくてもできる仕事はあるよね」というあるべき姿に近づいたということですが、副業の普及も同じような力で進んでいるように感じます。
そもそも我々人間は単一の会社に所属するような本能を備えているわけではありません (*1)。しかし、これまで情報技術の発達が十分でなかったり、そもそもそういう仕事が少なかったりという理由で一つの会社に所属するのがほとんどの人にとってが効率がよい状態でした。しかしさまざまな変化により一つの会社に所属するメリットとデメリットが逆転し始めています。
*1・・・副業はあるべき姿に近いが、そもそも我々は働くために生まれててないというのはある
副業は一度に複数の組織に所属することを可能にしますし、「一か八かの転職」みたいなリスクをとる必要も下げてくれるはずです。人が行き来しやすくなるというのは会社同士の健全な競争もより活発になり、ブラック企業と言われるような会社も減るかもしれません。
私は高専をでて個人事業主として独立していますが、就職したくなかった理由に「一度就職すると同じ会社に40年間同じ時間に出社し、2度と長い夏休みもない」という思い込みがあり、それが怖かったというのがあります。当時もっと自由な働き方があれば、そんな不安を抱えてわざわざ起業か就職かという2択をする必要はなかったはずです。
そんなわけで、働く人の人生の豊かさのためにも、企業の健全な競争のためにも副業はどんどん広がっていってほしいと思います。
トクイテンでどんな副業の人がいるか
いまトクイテンで副業の方にお願いしているのは大きく次の4つがあります。
- ビニールハウスの建設管理
- 人事・採用
- 広報
- ロボット開発
ビニールハウスの建設では工事の見積もりをとりながら工事業者とのやりとりをしています。現場の確認は私と分担しながら進めています。動く金額が数千万という弊社にとっては大金ですが、その副業の方はメーカー勤めの方で、私よりそういった交渉の経験や建設の経験があり安心して任せています。
人事・採用は本業で人事をやっている方で、募集を出したり、日程調整、入社手続きをしてもらっています。応募者の方とのコミュニケーションはとても大事なところなのですが、こちらもとても人の気持ちを想像して先回りできる方にやっていただいていています。
広報についても本業で広報をしてくださってる方にやってもらっています。いつ、どんなタイミングでメディア関係者とコミュニケーションをしていくのか。プレスリリースも大事だがそれ以前に会社がどうあるべきか、そんなことを考えてくださる方です。
ロボット開発は車両開発系の方に手伝っていただいていましたが、今月から弊社に転職していただきました。10年以上の実績があり設計、調達、組み立てまでやってくださって非常に心強いです。副業期間を経ての転職でしたのでおたがいほとんど心配なく入社してもらえたのもよかったです。
名古屋のオフィス。東京オフィスは大手町にあります。
副業の方の働き方
副業の方には週1回平日の日中に1時間程度の定例の時間をもらうことと、週8時間以上の稼働をお願いしています。それ以外は特に決まりはありません。リモートでできる仕事であればリモートでもいいですし、名古屋か東京のオフィスに出社いただいても大丈夫です。
今のところ正社員と副業で働き方について区別していることはありません。正社員がアクセスできる情報は秘密保持契約を結んだ上で副業の方にもアクセスできるようにしています。(会社の財務状況等を含む)また、副業だからという理由で参加できないイベントやミーティングもありません。
例えば広報の方だと、普段はSlackの #広報 や #広報人事 や #メッセ名古屋 (イベント) といったチャンネルを中心に仕事を進めてもらっています。各種ドキュメントや議事録はNotionやGoogle Driveにまとめていきます。広報の定例は水曜日の9:30からです。これはこの方が水曜午前が都合が良いからです。あとは必要に応じてビデオ会議をしたり、全体ミーティングなどに出たい時はでてもらっています。
開発の場合は金曜日午前が今のところ定例の時間で、上記ツールに加えてGithubを使ったりして開発を進めています。
トクイテンの今後の副業
今後もどんどん副業の方を受け入れていく予定です。受け入れるというより、そもそも副業やパートタイムの方が最初から多いのでそちら中心の会社運営になっていたりもします。任意参加の全体進捗報告会も金曜日の夜開催でやっています。(録画配信・議事録完備)
個人的には副業かそうじゃないかというのがもっと薄まっていって、全部副業みたいになっていくのが自然なのかなと思っています。トクイテンではそんな状態を目指して特に差は設けずにいろいろ引き続き試していこうと思います。
もちろんロボット開発関連(特にROS)やそのほかの分野でも副業やパートタイムやインターン歓迎です。お待ちしております。