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初めまして、フリーアナウンサーの江間です。以前、尾花社長にネクプロのビジョンについて対談をさせていただきました。(https://www.wantedly.com/companies/company_9123504/post_articles/444531)
普段は放送に出演する立場の私が実際に個人で行なっている事業にネクプロを取り入れたらどれほどの成果が上がるのか、オフラインに戻る企業が多い中、「リアルが良い」という先入観に疑問を投げかけるネクプロの熱量を、体験をもとにお伝えします。
〜Agenda〜
第1回 導入相談(担当:尾花社長)
第2回 セットアップ〜オンボーディング
第3回 ウェビナー実施と感想、本当に他社と違うのか?
第4回 2回目ウェビナー実施とその成果
(江間)
よろしくお願い致します!
(尾花さん)
よろしくお願いします。
(江間)
今回、ネクプロの体験レビューということで根掘り葉掘り聞かせてください!
(尾花さん)
わかりました。インタビューの前に一点よろしいでしょうか?
(江間)
なんでしょうか?
(尾花さん)
もちろん魅力を伝えて欲しいのは大前提なのですが、ユーザーとして感じたことを正直に意見してもらえるとサービス向上につながるので嬉しいです。
(江間)
かしこまりました!
新しい旅の形を提供する集団でありたい。ウェビナーで何かできるのか
(江間)
今回、旅行の満足度を高める新たなサービスのキックオフウェビナーを開催したいと考えています。よろしくお願い致します。
(尾花さん)
誰に何を提供できたら、イメージしているバリューを体験してもらえると思いますか?
(江間)
個人旅行者を対象に、旅行先の映像コンテンツを提供していきます。アクセスや料金などの施設情報ではなく「歴史」という切り口で紹介することで、実際に現地で受ける感動の最大化を目指します。また、ガイドブックやウェブサイトにある有名な場所を巡る旅行ではなく、旅行者それぞれがコンテンツを通して本当に自分が行きたい場所なのかを判断する1つの軸になり、背景知識などと照らし合わせることで物思いに耽る時間を過ごして欲しいという思いがあります。
(尾花さん)
ウェビナーの三段設計というのがあります。オンラインセミナーはなぜ有効かというと「気軽に入ってもらえる」からです。リアルのセミナーだと時間と場所が拘束されて、担当者との話をしなければいけない。ウェビナーなら興味がなければ途中で抜けられますしハードルが下がります。
(江間)
確かにおっしゃる通りですね。第二段階、第三段階はどのようなイメージでしょうか?
(尾花さん)
ウェビナーを皮切りにより深い情報を提供する場が第二段階、クロージングが第三段階という認識です。日時を変えて同じウェビナーを何度も行うというイメージを持たれている方もいるのではないかと思います。認知を高めるためには有効な施策の一つだと思いますが、実際のセールスのように段階を踏んで顧客の熱量を高めていくことができます。
(江間)
そうなのですね!私のウェビナーのイメージは異なるテーマを毎回「一回完結」で行うイメージがありました。
(尾花さん)
もちろん一回完結のウェビナー開催も認知向上目的であれば有効です。しかし、実際に契約や販売を目的とするならば、ウェビナーを1回したところでモノなんて売れないんですよ(笑)認知→興味→深化と座組を組んでいくことが大事です。体系的に複数のウェビナーを実施することによって顧客の関心もわかりますし、本当のニーズに触れられることもよくあります。一方で、単発での開催となると単発の感想はアンケートなどで集積できますが、継続性が見られないので関心度合いを見極めるのは非常に難しいです。
(江間)
今のお話ですと結局認知の数を上げることが大前提になると思いますが、経験がないので正直不安です。
(尾花さん)
例えば江間さんのケースで言えば、第3段階のステップを意識しながらも、初回を10回、第2段階を3回というような形でそれぞれのウェビナーの回数に差をつけるといいかもしれません。また個人向けのサービスを想定していると思うので、一方的なウェビナーではなく1対1の関係が意識できるように設計することが大事かもしれません。アンケートや視聴者参加型にすることによってより臨場感が伝わるような形にできたら面白そうですね。
(江間)
一度のウェビナーを開催するためには何人くらいのスタッフが必要でしょうか?
(尾花さん)
ネクプロを導入してくださっている企業様を見ると2,3人のところも多くあります。チャットを頻繁に動かしたい場合は、出演者の他に1人担当を用意することで解決できると思います。いずれにせよ非常に少人数で開催できるのもウェビナーの良いところです。
「旅行満足度=タイパ」が顕在化していない今、ウェビナーを通じてどう「気づき」を提供するか
(江間)
観光ガイドブックやWebページに掲載されている『The観光地』が本当に個々の旅行者にとって「感動する場所」なのか疑問に思っています。世界遺産が多くある都市に行けば、観光ガイドブックで見たことがある有名な建造物や博物館が多くあります。有名だから行く、実物を見て「本物だ」と感動する、3箇所目くらいから飽きてきて「行った」という記録作りになってしまう。しかし、「記録作り」がタイパを下げていることに気づいていない人がほとんどです。ウェビナーを通じて、この「気づき」を提供することはできるのでしょうか。
(尾花さん)
ウェビナーを通じて、「その視点に気づかなかった」という感想のウェビナーは非常に有効です。上記の目的のウェビナーにおいてはそこがゴールになるのではと感じました。私の出身は京都なのですが、1年を通して観光客が多くいます。観光客の数はガイドブックで大きく取り上げられている名所に偏っていることが多くあります。一方で、有名だからといって「古くから京都に住んでいる人はほとんど行かない」という場所もあるわけです。旅行において何を「価値」として感じるかはそれぞれですが、「有名」「美味しい」「綺麗」などといった表面上の価値に奥行きが出てくれば、旅の愉しみ方が変わるかもしれませんね。まだウェブサイトやプラットフォームが未定であれば、コンテンツの展開やウェブ上で顧客の関心を捉え、お客様にとっての価値を最大化するお手伝いをネクプロで完結できるかと思います。
(江間)
ネクプロはエンタープライズ企業が主なクライアントだと伺っていましたが、中小企業や個人など少数でビジネスを行っている事業者が求めるニーズも満たしてくれるように感じます!
(尾花さん)
エンタープライズ企業と中小企業では「抱えている課題」が異なります。競合他社と予算、機能面での比較をされることも多くありますが、お客様の叶えたい機能を100%叶えるべくエンジニアと連携してシステムの運用をしています。圧倒的な経験値と自社開発システムを提供しているところが強みを生んでいると自負しています。
ウェビナーは「終わった後が勝負」
(江間)
今回主催ウェビナーを行うのが初めてなのですが、導入企業の皆様が困りがちなことはありますか?
(尾花さん)
そもそも「何をしたらいいかわからない」という相談をよく受けます。その際、お客様とウェビナーをして何を生み出したいのかを一緒に話し合って目標設定を行います。オープンな環境でなるべく多くの人に向けて行いたいのか、ある程度制限をしたクローズドな環境で行いたいのかといったターゲット設定からウェビナーの映像をどのように二次利用していくのかなども含め具体的に詰めていくことが重要ですね。
(江間)
ネクプロの競合はよく名前を耳にするオンライン会議システムになるのでしょうか?
(尾花さん)
実はそうとも限らないのです。というのも、ネクプロの最大価値は「映像配信に限定したウェビナーの実施そのもの」ではないからです。利用者がウェビナーをどう捉えているかによって競合になる場合もありますが、システム的には競合ではないのです。
(江間)
利用者の捉え方というのは具体的にどのようなことでしょうか?
(尾花さん)
映像を届けることのみを目的とされている方にとっては、ともに同じ機能を備えているので競合になります。一方で、ネクプロは映像配信のみに価値を置いていません。どちらかといえば、ウェビナーを実施した後にどのように事業(売上)につなげていけるかという点にコミットしています。そのためにはウェビナーを実施する前後が非常に重要ですよね。
(江間)
具体的な機能面ではどのようなことができますか?
(尾花さん)
受講後のアンケートの文面も、参加者特性に合わせた複数のパターンを用意することができます。参加者の特徴を細かくセグメント化し、全く異なるアンケートを実施することで、参加者の潜在ニーズや関心の強さ、参加者全体の傾向などが推測できる場合もあります。
(江間)
今回、海外旅行がテーマで参加して下さる皆さんが何に関心があるのか分析していく必要があるので私にもマッチした機能です。我々が伝えたいことはもちろんありますが、お客様が求めていることと乖離がある場合も多くあるので、さまざまな業種、商材で有効な分析ですね。
(尾花さん)
ネクプロがウェビナー企業ではなくウェビナーマーケティングという言葉を強調しているのにはこういった理由があるのです。アンケート一つをとってもさまざまな方法で顧客の関心を分析できます。最終的にこういったそれぞれの分析が顧客のニーズを捉えることに繋がると自負しています。
(江間)
データをとることができても、それを分析するというのはまた異なるスキルのように思うのですが?
(尾花さん)
マーケティングの経験がない方にとってもネクプロのサービスは非常に使いやすいと思います。無数の機能がありながらも、顧客の用途に合わせて機能の取捨選択をネクプロとしてバックアップできるからです。機能が多すぎるとオペレーションが複雑になり、使いこなせないという事態が発生しますが、自社開発サービスだからこそのバックアップの体制が整っています。一方、既にマーケティングの経験がある人や企業にとっては、どのようなデータを抽出することができるのか、いわゆる「機能面」が求められます。この機能面に関しても、過去に数百項目のリクエストに応えて大手企業からの受注も受けていますので安心していただけたらと思います。
(江間)
私の場合はまだ事業そのものがローンチしていない状況なのですが、自社ページの代用としてネクプロを利用することは可能でしょうか?
(尾花さん)
有効です。行ったウェビナーのアーカイブを掲載したり、自社ページ用のコンテンツを作成しても面白いかもしれません。旅行系の映像を制作した場合、無料会員と有料会員で視聴できるコンテンツを分けることも可能です。さまざまな機能があるので、実際に色々触って試してみてください!
ネクプロの尾花社長は元々開発エンジニア。
お話を聞くとネクプロのセールスやCSなどにもエンジニア出身者がいるそうで、自社開発だからこそ「システム理解」に自信がない人ほど安心できるのではと感じました。また場合によっては自分の使いたい機能や効果的なデータの取り方を相談すればカスタマーサクセスチームが相談に乗ってくれるみたいです。
しかしまだ「旅行のタイパを爆上げする」旅行社向けのコンテンツ事業のキックオフイベントに向けてどのようにウェビナー分析ができるのか明確なイメージはできていません。マニュアルには詳細な情報とオペレーション解説の動画も豊富なのですが、全て見ている時間はない中でどのような情報整理をしていくのか、今後次回、カスタマーサクセスとのオンボーディングの様子をお届けします!