株式会社Hogetic Labは、mint(本社:東京都渋谷区/ジェネラル・パートナー:白川智樹)を引受先とする第三者割当増資と日本政策金融公庫からの融資により総額5,000万円の資金調達を実施しました。この度の調達資金は、データ収集&統合に特化したData Collect as a Service(DCaaS)である「Collectro(コレクトロ)」のプロダクト開発ならびにデータ分析に関わる社内体制の強化に活用し、データの力で”経営”を再発明する、というミッションの実現に向けたプロダクトやソリューション群を生み出してまいります。
■今回の資金調達の背景と目的
新型コロナウイルスは個人のみならず多くの企業の経営に大きな影響を与えました。新しい生活様式のもとで、リモートワークの普及やMA(マーケティング自動化)、SFA(セールス自動化)、RPA(業務自動化)、データを用いた新規ビジネス開発など、DXを推進する企業は増加しています。
こうしたDXへの取り組みは進む一方で、旧来より変化していないものがあります。それが”経営”です。会社経営では日々重要な意思決定が行われますが、これらは経営者や事業意思決定者の直感による部分が大きく、意思決定の過程とその結果はほとんど蓄積されていません。
そのため会社経営そのものは、実はそこまで進化していないと当社では考えています。今後も人口減少が続く日本で企業が世界で戦い続けるためにはデータ分析の力で経営の形をアップデートし、個人の生産性を高めていくことが重要と考え、ともに株式会社ディー・エヌ・エーの分析組織出身の2人(代表取締役CEO:大竹 諒、取締役COO:白石 裕人)が一念発起し、2020年4月にHogetic Labは誕生しました。
データの力で”経営”を再発明する、という企業ミッションに向け、当社ではボトムアップアプローチで事業展開をしています。事業に関わる様々なデータを集める分析基盤を簡単に高速で安く構築できる「Collectro(コレクトロ)」、意思決定を推進する現場のメンバーのデータリテラシーを強化するための「BizSchola(ビズスカラ)」、集めたデータを高度なAI技術を活用して経営の意思決定につなげるための「Factolithm(ファクトリズム)」がそれぞれ連携し、企業様のデータ利活用水準を飛躍的に向上させます。データアナリティクスと高度なAI技術で経営の現状と未来の可視化を進めつつ、現場メンバーのデータリテラシーを引き上げることで、経営判断における全ての意思決定の効果・リスクが見通せる世界を作っていきます。
「データはあるけどどうやって事業に組み込めばいいのかわからない」という企業様に対し、CollectroとBizScholaによってあっという間にデータ分析ができる社内環境を整え、組織にデータ分析がフィットするまで我々が粘り強く並走します。
現時点で既に複数の企業様に向けてデータ分析ソリューションを提供開始しており、この度の資金調達は「Collectro」のプロダクト開発、社内体制の強化に主に活用し、データの力を最大化させて新たなデータ経営の形を日本中に広げていきます。
■mint 白川 智樹 様からのコメント
「経営の再発明」というミッションに対して、「データの収集」「データの利活用」「人材の育成」の観点からのアプローチを考えるHogetic Lab社に共感して、ご出資させていただきました。様々なクライアント様からもすでにお引き合いを頂くなかで、Hogetic Lab社自身もニーズに合わせてスピーディにプロダクトが改善されていくところが素敵だなと感じています。ぜひ、皆様お問い合わせください!