大蔵海岸「ZAZAZA」で好評の「Connect BBQ」では、お客様だけでなく、地元食材の生産者も巻き込んでBBQを楽しんでいます。
今食べている野菜やお肉、どんな人が作っているか、誰が仕入れているか、知っていますか?
Connect BBQとは?
BBQ&Co企画、大蔵海岸「ZAZAZA」で始まったマンスリーイベント「Connect BBQ」。
第1回目は、大蔵海岸「ZAZAZA」で、素敵な方々にお集まりいただきました。
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■Connect BBQとは?
Connect(=つながり)。
お客様、私たちBBQ&Coスタッフ、多彩なBBQカルチャーを持つ人たちがフラットに交わって「おいしい」「楽しい」発見がある場を作りたい、というのがこのイベントのメインテーマです。
お客様に食べていただく地元食材の生産・加工サイドとのつながりも生み出せたらと思い、生産者の方々も巻き込んだBBQを楽しんでいます。
いわばConnect BBQは、「地産地消」の場づくりでもあるんです。
地産地消は何のため?
私たちBBQ&Coは、BBQ体験を通じて、その土地の魅力・価値を最大限に得られるような取り組みをしています。
そのひとつが「地産地消」。
食の地産地消とはズバリ「その土地の食材を食べること」です。
でも、私たちはBBQに使う食材のすべてを地物に限定したいわけではありません。なぜなら、地産地消の価値を考えたとき、目指すべきなのは「100%地物」ではなく、もっと別の意義があるように思うからです。
土地のものを食べ、土地の魅力に気づき、土地に誇りが生まれる。
つまり、食べる側にとっても生産者にとっても良いつながりを引き出すことができるのが、地産地消が生み出す大きなメリットだと考えています。
だから、単に産地を添えるだけではなく、提供する私たち自身がその食材が作られている背景やストーリーをちゃんと知っていて、いつでもお客様にお話しできるようにしています。
畑や生産者につながる。
例えばBBQメニューとしてもおなじみのトルティーヤ。
私たちもメニュー開発の参考にたくさんのお店のものを食べ比べましたが、トウモロコシ粉から生地を作っているお店のトルティーヤは、生地そのものに味がしっかりあってバツグンにおいしいです。
BBQ&Coでトルティーヤを開発するなら、やっぱり地元で育ったトウモロコシを使いたい(=地産地消)。
そして、トルティーヤを食べたお客様が
「これはどこのトウモロコシ?」
「神戸市西区でトウモロコシが採れるんだ!」
「どんな人が作ってるんだろう?」
と、興味の糸をたぐり寄せて、地元の畑や生産者さんにつながることができたら素敵だと思いませんか。その畑を実際に見に行ってみたり、地元食材への関心を深めたりできるきっかけを生み出す、そこまでやってこそ地産地消に取り組む意義があるんじゃないかと思うんです。
だから、私たちが考える地産地消とは、
「地元食材を使っています」
「100%地元産」
ということよりも、
地元食材を通じてその土地に価値を見出し、作り手の姿やストーリーまでも味わえる機会づくりを大事にしています。
地産地消のベストミックス。
できるところからちょっとずつ、地元産のおいしいものを取り入れて、現代人の消費スタイルとのベストミックスを探っていく。それが、BBQ&Coが大事にしているスタンスです。
たとえば以前紹介した明石だこの金楠水産さん。
とてもおいしい茹でだこですが、需要のほとんどが県外の高級料理店からで、地元で食べる機会があまりないことがもったいないと思っていました。そこで、「明石で明石だこを食べる」を当たり前にしたいと考えて、大蔵海岸ZAZAZAで特別メニューを作りました。
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■明石で明石だこを食べるを「当たり前」に。
また、神戸市西区で「八百屋のタケシタ」を営む竹下友里絵さんには、大規模流通では弾かれてしまう規格外の地元産野菜や、BBQメニューと相性の良いフルーツジャムを提供していただいています。酸味と甘味がお肉によく合っておいしいです!
■八百屋のタケシタ
ストーリーのある食材を。
地元産の食材を「食べる」だけでなく、その生産の担い手さんと直接触れ合うことができる、Connect BBQ。
「普段、生産者さんってこんなことを考えているんだ」
「面白い人だな」
「畑をしている人の手って厚い」
食材の向こう側にいる人を知ると、「食べる」がグッと面白くなります。
生産者さん側からしても、自分が丹精込めて育てた野菜や食材がおいしく食べられているのを目の当たりにする機会は意外と少ないものかもしれません。
BBQという場だからこそできる、地産地消のコミュニケーションがきっと生まれるはずです。