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【PMインタビュー】core scoutのPMが志すのは“成功を手引きする採用の伴走者”

こんにちは!シンギョクの採用担当です。

今回は、2022年3月から株式会社シンギョクの執行役員兼「core scout」の事業責任者・PMとして参画している山田 悠策(yamada yusaku)さんにインタビューを行いました!

2020年末に代表の花房さんから誘いを受けて、副業で採用支援に携わるところからスタートした山田さん。

どんな経緯でシンギョクに入社し、「core scout」を通してどんな価値を提供しているのか、“シンギョクのPM(プロジェクトマネージャー)”の魅力に着目して色々お伺いしてみました。


新しい知識・経験に出合える環境が「人材業界」だった

ーー山田さんは新卒でパーソルキャリア株式会社に入社し、その後Wantedly, Inc.へ転職。そして現在は株式会社シンギョクに執行役員として参画ーーと、人材業界を基軸にご活躍されていますね。

はい、パーソルキャリアでは不動産・建設業界を中心に人材紹介の法人営業を担当していました。その後Wantedlyへ転職し、セールス・カスタマーサクセス・イベント運営など幅広く経験を積ませてもらいました。

そして今は、もともとパーソルキャリア時代のメンターだった花房さんに誘われたことがきっかけでシンギョクに参画し、「core scout」の運営面全般を管掌しつつ自社プロダクトの開発ディレクションなど多岐に渡る業務を担っています。

心が動くのは「何をするか」より「誰と働くか」

ーーもともと代表の花房さんとは、以前から繋がりがあったのですね。

そうなんです。パーソルキャリアで最初に配属された時のチームが同じで、企業訪問に同行してもらったり、花房さんが参加する他部署との飲み会に参加させてもらったりと、とても良くしていただいていました。

ただ1年くらい経って花房さんが転職し、先の通り僕もその1年後くらいにWantedlyへ転職したので、実は一緒に働いていた期間はそれほど長くないんですよね。ただ、その後も時々一緒にサウナに行ったり飲みに行ったりと、細々と繋がっていた記憶があります。が、そんな中、2020年の年末だったと思いますが、とくに前触れもなく急に花房さんから「採用支援を手伝ってほしい!」と連絡が来ました。

よく覚えてるのは、連絡が来てすぐに「やります!」と二つ返事で承諾したことです。ちょうどその時期にWantedlyで部署異動があり、以前より業務が落ち着いていたことと、「今も楽しいけど、前に花房さんと働いてる時も楽しかったなー、副業ってことだしとりあえずやるか!」くらいの軽い気持ちでした。笑 これまでの自分の人生における意思決定を振り返ると、僕は「何をするか」も大切だけれど、それ以上に「誰と働くか」を重視するタイプだと自覚していて、詳しい話を聞く前からワクワクと心が動きました。

ーー新卒時代の縁がこうして今に繋がっているんですね。ちなみにシンギョクではエンジニア採用が主な領域ですよね。エンジニア採用に関する知見はもともと持っていたのでしょうか?

パーソルキャリア在籍時代に、ふと「これからはITの時代だ!」と思い立ち、エンジニアリングについて少しでも触れようと動画を見て見よう見まねでコードを書いたり、プログラミングスクールに通ったりしていたので、多少かじってはいました。当時営業として担当していたのが不動産や建設系の企業だったので、どうしてそう思ったのかは今でも良くわかりません。笑

とくに「エンジニア採用の勉強のため」という理由ではなく、自分の肩書きに専門性をプラスすることが目的でした。営業という肩書きだけで突き抜けるんじゃなくて「営業+エンジニアリング」みたいにスキルをかけ合わせながらキャリア形成をしていきたいと考えていたんです。

その点では、Wantedly時代のクライアントがIT業界中心だったので、エンジニア採用という文脈ではその時から関わり始めていました。ただ、自分が実際に企業の募集記事を作ったりスカウトを打ったりするわけではなかったので、シンギョクに参画するにあたってすごく不安というわけではなかったものの、「これから頑張って学んでいかないとな」という気持ちではありました。

単なるアウトソースではなく「メンバーの一員」として価値を感じていただけるように

ーーまずはシンギョクが運営する「core scout」について教えてください。

「core scout」はとくにエンジニアポジションに強みをもったダイレクトリクルーティングの運用代行(RPO)です。戦略立案や媒体提案〜スカウト選定/送信〜改善施策まで、クライアントと二人三脚でメンバークラスから役員クラスまでさまざまなレイヤーの採用をご支援しています。

クライアントからの要望に応じてエンジニアポジション以外にビジネスやコーポレートポジションも並行してご支援しており、割合でいうと「エンジニアポジション:7割程度/ビジネス、コーポレートポジション:3割程度」でしょうか。

ーー「core scout」のPMは、具体的にどのような役割や業務を担っているのでしょうか?

主にクライアントのスカウト運用プロジェクトにおける責任者という役割を担っています。シンギョクでは役割別に社内メンバーが複数名集ってチームとなり、分業型で進行する体制を取っているため、PMはクライアントと社内チームの双方をつなげるハブとなるポジションでもあります。現在は1人あたり6〜7社程度を担当している状況です。

基本的にスカウト送信などの実務は他メンバーに任せており、採用背景や要件などのヒアリング・定期的なMTGの実施・スカウト戦略や戦術の立案/改善策の検討などを行っています。

スカウト経由の採用実績を増やすために、各ポジションの採用背景や要件を深く理解できるよう努め、数値や他社実績などのエビデンスに基づいたPDCAを主導することが求められます。採用成功という共通のゴールに向かって、PMが如何に良質な仮説や問いを立てられるか、自らの働きかけで周囲を動かせるかどうかが重要です。

また、これまではスカウトの運用支援が案件の大半を占めていましたが、最近ではエージェント対応や日程調整など、ハンズオン的に幅広く対応することも増えてきました。

(※ハンズオン支援はcore scoutと別プランになります)

ーーハンズオンの支援まで手掛けるとなると、クライアントによって業務の進め方は変わっていきますよね。

そうですね。まだ支援内容がしっかりパッケージ化されているわけではないということもありますが、クライアントの期待値やカルチャー、組織体制などによって業務の進め方は変わります。

たとえば「ゼロベースでシンギョク側が考えたものをクライアントとすり合わせながら進める」こともあれば「ある程度クライアント側の考えが明確だったり踏襲してほしいものがあったりして、それらを尊重しながらもより良くなるよう改善をしていく」こともあるので、まずは期待値を掴むことが大事です。

ーー「シンギョクが主導するケース」と「クライアントの先例を踏襲するケース」だと、どちらが多いのでしょうか?

それでいうと前者の「シンギョクが主導するケース」ですね。採用の難しいところは、他社で効果のあった施策をそのまま転用してもうまくいくとは限らないところです。各ポジションの採用要件や給与レンジ、クライアント自体の魅力など変数がとにかく多いですから。ただ、正解はなくても、とった行動を正解に近づけることはできると思っています。その点で、先にも言った「良質な問いや仮説を立てられるか」「自らの働きかけで周囲を動かせるか」を常に意識しています。

ポジション横断で改善を図るのか、それとも緊急度や重要度、採用進捗を鑑みて特定のポジションの改善を優先的に行うのかなどの方針についても、シンギョクから提案したものをベースにクライアントと意見交換しながら進めています。

ーーすると、やはり先にお話されていた「期待値を掴むことの重要性」がより際立ちますね。実際、PMはどのような期待を向けられることが多いのでしょうか?

スカウト戦略/戦術や具体の手法の検討・実行・改善の主導はもちろん、「役員や現場を巻き込みつつ、採用体制を強固にしたい」といったニーズが多いです。採用は人事だけで行うものではなく役員・現場を含めた全員で実施した方が結果的に採用実績にも繋がりやすいと考えています。

昨今は売り手市場で、各社が人材を取り合う構図が加速しています。そんななかで企業の各メンバーが「営業は営業だけやればいい」「開発は開発だけやればいい」と考えていては、組織に必要な人材が明確に定まらなかったり、企業の魅力を伝えきれなかったり……と採用力が半減してしまいます。

だからこそ「採用は全員で取り組むもの」という意識を持ち、各メンバーが担当領域を超えて企業の土台となる採用を推進していかないといけない。しかし、そこで課題になるのが「どうやって役員や現場を採用に巻き込むのか」という点です。

期待に応えるためにも、単なる採用業務のアウトソース先ではなく採用プロジェクトメンバーの一人として価値を感じてもらえるよう、僕を含めシンギョクのPM全員がこだわりを持って進めています。

ーークライアントの採用チームに席を設けてもらい同じ土壌に立って採用を支援するのがシンギョクのPMなんですね。ちなみに、シンギョク内で他のPMが連携を取り合う機会はあるのでしょうか?

PMはもちろん、他の役割を担う各メンバー同士と連携しあえる体制を組んでいます。たとえば週次で定例を組んでいるのですが、そこでは良い事例を共有しあったりクライアントごとに抱えている悩みや課題を相談したり、アイデアを出し合うことも多いです。

また、シンギョクはフルリモート/フルフレックス且つ分業制なので、非同期のやりとりがコミュニケーションの多くを占めています。そのため「テキストで記録を分かりやすく残すこと」を大事にしており、どんな取り組みをしてどんな成果が出たのかなど、結果の良し悪しに関わらず記録を残して共有するようにしています。常にノウハウを横展開できる状態かつ悩みをシェアできる状態となるよう心がけています。

PMがクライアントからの期待に応えるためには、シンギョク全体で力を集結させ実行していく姿勢が欠かせませんから。

質の高いアウトプットを早く出し続けることができる

ーー山田さんがPMとして仕事をするなかで感じる「やりがい」についてお話いただけますか。

やりがいは、めちゃめちゃありますよ……!

スカウトってかなり奥が深いんです。深さを語ると長くなるので一旦割愛しますが(笑)、スカウト戦略部分からじっくり入り込める点は非常に面白いです。とくにシンギョクの場合、スカウトの選定/送信自体は他メンバーに任せている分、戦略・戦術を練ったり、改善策をいくつも検討したりする時間に比重を置けるので質・スピード共に一人で行うよりも遥かに高いアウトプットを出し続けることができる環境だと感じています。

それに担当するクライアントによって全く状況が異なるため、社内で培っているナレッジを頭に並べながら、いかに共通項を見出して横展開できる状態にノウハウを持っていくか……と考える時間も楽しいです。

クライアントとのコミュニケーションに集中することもできるので、スカウトで成果を出すという最低限の土台をクリアしている必要はありますが、もともと期待されていた部分以外のご支援の提案機会(面談・面接時のアドバイスやスカウト以外の手法も含めた採用戦略の検討など)も得やすいので、アップセルやサービスとしてのパッケージ化など事業成長にも繋げられることにやりがいを感じています。

インプットとアウトプットをし続ける胆力と素直さが必要

ーー続いて山田さんが仕事をするなかで感じる「PMの難しさ」についてお話いただけますか。

やはり、決まったことの実行ではなく、いかに良質な課題設定ができるかどうかを求められる点でしょうか。先にも言いましたが、やはり担当するクライアントによって状況が全く異なるので、A社で試して成功したことがB社では全くうまくいかないという事象も度々発生します。都度立ち返って採用成功のために足りないピースは何なのかを思考し、課題を設定して走り続ける胆力は必要ですね。

それから「開発における専門性」と「採用における専門性」の棲み分けをいかに区分できるかという点もエンジニア採用ならではの難しさかなと思います。

プロダクト開発において必要なエンジニアリングの知識と、採用担当に必要なエンジニアリングの知識は異なります。たとえばエンジニアはコードを書くスキルが求められますが、採用担当はコードを書けなくてもいい。高度な開発スキルを有したエンジニアへのリスペクトは持ちつつも、採用では組織に必要な人材要件を理解して、企業にマッチする人材を引っ張ってこれる力の方が重要だと考えています。

その意味で、もちろん専門知識はあるに越したことはないですが、採用の観点では一定のラインに留めても良いと僕は思っています。むしろ、クライアントから情報を引き出すことができるかどうかや、分からないことが出てきたときに「教えてください」と素直に伝えられるかどうかが大切です。臆してクライアントに聞けない方が問題ですよね。

ただ、エンジニアリングは新しい技術や思想が次々と出てきますし、トレンドの移り変わりも早いです。さらに、クライアントによって求められる知見の深さも変わってくるので、教えていただくばかりにならないように、書籍や動画、各所との会話、社内勉強会などを通じて常にインプットするなど、学び続ける姿勢が何より必要です。

発展途上の今だからこそ味わえる多様な経験

ーーシンギョクのPMとして経験を積んでいった先に、どのようなキャリアを築いていけると考えていますか?

RPOとしての採用支援、事業会社の人事、フリーランス、さらに事業企画や事業開発などさまざまなキャリアに繋げられる可能性があると考えています。

というのも、シンギョクはスカウト運用以外にクライアントにどんな価値提供ができるかをまだ模索している段階なんですよね。

スカウト運用自体も一定の成果を出す勝ち筋は見えてきたものの、もっと出来ると思っています。決まったサイクルをぐるぐる回していくのではなく、新しい取り組みをどんどん取り入れて、手掛けられる採用支援の円を大きく広げていきたい。だからこそシンギョクでは採用という側面を持ちつつ、サービス企画をはじめとした事業開発的な側面にも携われる面白みがあると思います。

ーー発展途上のサービスだからこそ、他社では味わえない多角的な経験を手にできる点は非常に魅力的ですね。

そうですね。あとは現場のエンジニアをはじめ、CTOやVPoEなど経営レイヤーの方々とコミュニケーションを取る機会も多いので、ファリシテーション力・ヒアリング力・要件定義力・ディレクション力などの経験を積んでエンジニア採用担当としてスキルアップできる側面も強いです。

新しいことを知る体験に喜びを感じる方と一緒に働きたい

ーーさいごにシンギョクにはどういった人材がマッチするのか、また山田さんが一緒に働きたいと思う人物像について教えてください。

基本的にエンジニア採用に関わることが多いので、やはりプロダクト開発や各技術に関してなど広くITやエンジニアリングへの興味関心が高い人は合っていると思います。とくにエンジニアの世界は技術進歩が早く、常に情報のキャッチアップが必要となるので、そこを面白がれる人だと良いですね。僕個人としても、新しいことを知る体験に喜びを感じる方と一緒に働けたら嬉しいなと思います。

また、自身でアイデアを出して実行していきたいという前向きな方も相性が良いと思います。シンギョクのPMは自分で課題設定をして、議論を主導し、施策を決めて動いていかなければならないシーンが多く発生します。自らどんどん動きたい人にとってはベストな環境なのではないでしょうか。

手掛けられる領域と裁量が大きい分、「知らないこととの出合い」や「新しい挑戦」を存分に味わえる環境だと思います。たとえ今はエンジニアに関する知識や経験がない状態だとしても、「分からない」という状態を自身の「伸びしろ」と捉えて素直に行動できる方は活躍できますよ。






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