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子会社のNCメディカルリサーチが富士フイルムより総額4.3億円の資金調達を実施

子会社のNCメディカルリサーチ株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役: 佐々木 経世、以下「NCMR」)は、富士フイルム株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長・COO: 助野 健児、以下「富士フイルム」)を引受先とする第三者割当増資により、総額4.3億円を調達しました。今回の資金調達により、NCMRは急性期脳梗塞を適応症とした再生医療等製品「NCS-01」の、2018年以降の臨床試験開始を目指します。

■ 資金調達実施の背景と今後の展望

NCMRは、独自の製造プロセスを用い、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞(MSC)を原材料とした再生医療等製品「NCS-01」の開発を行っています。「NCS-01」は脳梗塞モデルラットにおいて脳梗塞サイズの減少や神経機能の改善をもたらすことが確認されており、2018年以降、急性期脳梗塞を適応症とした臨床試験を日米2カ国で開始する予定です。

脳梗塞は、脳血管が詰まり、血流が止まることで、脳組織が壊死または損傷することによっておこる脳機能障害です。日本の新規患者の発生数は年間約30万人で、その約8割において死亡または後遺症が残るケースになると言われています。さらに要介護状態となった場合、家族の機会損失を含めた経済的負担は一家計あたり年間約1,100万円、介護が数年続いた場合の負担総額は数千万円以上と試算されており、社会的に重要な問題となっています。

現在、急性期脳梗塞の治療は血栓溶解療法が主流ですが、適用が発症後4.5時間以内に限定されているため、実質的には脳梗塞患者の数%しか治療を受けられていないと言われています。そのため、脳梗塞治療には利便性と効果を兼ね備えた“革新的治療法”が望まれています。

■ NCメディカルリサーチ株式会社について

イーソリューションズ株式会社の子会社として、急性期脳梗塞を適応症とした再生医療等製品「NCS-01」の研究開発を行っています。今回の資金調達も含めて、これまでに総額約20億円の資金調達を実施しています。現在米国にて非臨床試験を進めており、2018年以降に日米2カ国で臨床試験を開始する予定です。

本社: 東京都港区虎ノ門4-3-1
代表者: 代表取締役 佐々木 経世
設立日: 2004年12月14日
ウェブサイト: http://www.ncmr.co.jp

■ イーソリューションズ株式会社について

「事業プロデュース」という活動を通じて社会に新しい価値をもたらすことを目的に、社会システムのデザインを行うプロフェッショナルファームです。社会的に重要性が高いテーマ(環境・エネルギー・食料・医療・健康など)を事業プロデュースの対象としており、これまでに「チーム・マイナス6%」(クールビズ)の企画・運営を始めとした、様々なプロジェクトを展開しています。

本社: 東京都港区虎ノ門4-3-1
代表者: 代表取締役社長 佐々木 経世
設立日: 1999年1月11日
ウェブサイト: http://www.e-solutions.co.jp/

■ 富士フイルム株式会社について

富士フイルム株式会社は、ヘルスケア、高機能材料、デジタルイメージング、グラフィックアーツ、光学デバイスなどの分野で事業を展開しています。なかでも注力するヘルスケアでは、機能性化粧品やサプリメントを扱う「予防」領域から、デジタルX線画像診断装置や内視鏡、超音波診断装置などの医療機器を扱う「診断」領域、医薬品や再生医療製品を扱う「治療」領域までカバーし、事業拡大に向けた取り組みを積極的に行っています。現在、再生医療事業では、再生医療製品の開発・製造受託事業を拡大するとともに、眼疾患、心疾患、神経疾患、がん領域をターゲットとした再生医療製品の開発を推進しています。

本社: 東京都港区赤坂9-7-3
代表者: 代表取締役社長・COO 助野 健児
ウェブサイト: http://fujifilm.jp/index.html

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