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【代表インタビュー】ドリミットが目指すもの

役員プロフィール

ドリミット株式会社 〈代表取締役〉 片波健太郎(27歳)。創立メンバーの1人として、2022年にドリミット株式会社を設立。黎明期から同社の経営に携わっており、現在は代表取締役として資金調達や新規事業の開拓を担当している。

趣味はサッカー観戦と美食巡り。特にサッカーは欧州クラブを一筋に応援している。

ドリミットの創業当初について教えてください!

ドリミットを設立したのは2022年。メンバーは僕と僕の奥さん、前職時代の部下の3人でスタートしました。

創業当初はとにかく資金不足で大変でした。会社員時代のように給料も保証されているわけではないので、仕事が成功した時の達成感や嬉しさは勤めている時の何倍もありました。

無論、毎日毎日休みなく、寝る暇も惜しんで働いていたような状態だったんですけど、意外と楽しかったと言いますか、充実していた記憶はありますね。


現在、不動産業界が抱える問題は何だと思いますか?

既にブラックなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、劣悪な労働環境ゆえに人の入れ替わりが激しく、イノベーションも起きず、悪しき文化が根深く残り続けていることだと思います。

その要因の1つとして言えるのが、業界全体にはびこる“個人主義”です。要は安い固定給で人材を確保し、営業成績の良い人だけを優遇するような制度を設けている。一部の人には嬉しい環境かもしれませんが、個人と組織で生み出せるイノベーションの大きさは全然違うじゃないですか。

当然、業界全体に影響するようなイノベーションが起きることもなく、よほど営業スキルに自信があるか、不動産が好きでも無い限り、好き好んで人が寄りつかない業界になってしまっている。

我々が考えているのが、まさにこの悪しき業界文化を壊すこと。不動産業界に不足している組織的イノベーションを起こし、不動産企業の在り方そのものを変えていこうと考えています。


そんな業界に対して組織として取り組んでいることは何ですか?

完全な“チーム主義”を貫いていることです。

かく言う我々も1年目は個人主義の会社でした。個人の営業成績に応じて役職の昇格・降格があり、個人成績に完全依存していました。でも、組織成長という側面から見るとすぐに限界を感じるようになったんですよね。

要は個人主義ゆえに、仲間の成功を素直に喜べないとか、仲間に自分のノウハウを共有しないとか、そういったことが環境要因で発生するようになった。それで解決策を協議したところ、「チーム主義にしたい」という現場からの声があり、そこから会社全体がチーム主義に変わりました。

チーム主義になってからは、各メンバーがそれぞれの領域を担って仕事をしているんですが、実際にパフォーマンスが以前よりも上がっています。当然、仲間の成功も素直に喜べるようになりましたし、結果的に組織全体の結束力も飛躍的に伸びたと思っています。

会社が目指すものは何ですか?

先ほども言ったとおり、不動産業界の悪しき文化を壊すこと。ですが、具体的なビジョンについてはまだ定まっていません。

というのも、自分たちが業界全体にイノベーションを生み出せるほどの企業力をまだ持っていないからです。なので、現時点では会社や社員一人一人の在り方を突き詰めることにコミットしています。

これについては順序の問題で、いずれ会社が大きくなれば必然的に社会的影響力も増しますし、一般のお客様に対する価値提供も今以上に底上げできると考えています。それを業界のスタンダードにすることで業界全体を変革する。その礎、中核を担えればなと思っています。

組織形成において意識していることは何ですか?

現場主義であるというところですかね。

それこそ不動産業界は上司の命令は絶対みたいな文化がありますが、そういったトップダウンの文化をうちの会社は好んでいません。現場を見ていないような人間が指示するのではなく、しっかり現場にいる管理者に権限を与え、物事を判断していく

そして判断に対しても、社員一人一人が意見を出し、概ね全員の合意を得た上で最終的な判断を管理者が下すという形を取っています。ここに上下関係はなく、組織形成は全員でやるというのが信条です。

社員のキャリア形成について意識していることは何ですか?

個々人のキャリアプランや自己実現には全面的に寄り添っています

例えば、「タワマンに住む」という夢であれば、具体的にどうすべきかはもちろん、その状況が本当に幸せなのかまで真剣に向き合います。

要は「タワマンに住む」という状況だけを切り抜いている場合が多く、それ以外は不幸でも良いのかと問うと、みんなそうではないと答えるんですよ。なので、どこまでの不幸は許容できて、どこまでの幸福を求めるのかみたいな、バランスを考えたゴール設定を一緒に作るということをやっていますね。 

結局のところ、タワマンに住めるだけの収入を得たとしても、税金の話であったり、ワークライフバランスの話があるわけじゃないですか。ただ単純に稼ぎ方を教えるだけでなく、そういった現実を教えることで遠回りせずに済むのかなと思っています。

社員育成において意識していることは何ですか?

成果よりも、行動にフォーカスするように教育しています。

まず前提として不動産業界そのものの固定給が安く、特に東京だと生活が苦しくなるため個人主義に走りやすいんですよ。一種の焦りが成果にフォーカスさせるんですが、うちはチーム主義ゆえに行動にフォーカスして欲しい。なので、未経験者でも固定給は40万円スタートにしています。

そもそも稼ぐにも行動にフォーカスしないと基本的に難しいと思っていて、例えば、月収100万円稼ぐとして、不眠不休で闇雲に働けば目標額に到達できるかもしない。でも、継続できるかと言われると怪しいじゃないですか。少なくとも、それが出来るのは若いうちや独り身の時だけですよね。

だから、月収100万円を安定的に得るための状況をどう作るか。そして、そこに至るまでのKPI設定が重要なんですけど、ここを疎かにしている人が非常に多いんですよ。

成果というものはコントロールできないとダメですし、その成果は行動でコントロールするものです。うちは行動を100%コントロールできる人を優秀人材だと定義しているので、行動にしっかりフォーカスしてもらえるように固定給はめちゃくちゃ高くしています。


ドリミットが求める人物像を教えてください!

圧倒的なリーダーシップを持つ人ですね。

具体的には率先して周りの面倒を見るような人であったり、与えられたミッションをしっかり実現するような人であったり、後ろ指を指されないような人格者であったり。もちろん、そういった人間はうちにも既にいますけど、事業成長の上で今後もっと必要になる。本当に欲しい人材で言うとそこになりますね。

ただ、採用自体は価値観さえ一致していれば窓口は広く設けています。チームプレイが得意な人だったり、協調性のある人だったり、チーム主義における根本的なマインドが整っている人は全然ウェルカムですね。それこそ外国人もそうですし、LGBTQ+の方を採用したこともあります。

とはいえ、価値基準のベクトルが全く違う人は水に油注ぐようなものだと思っているので、そこはちょっとまだ受け入れ体制は整っていないのかなと思います。将来的にはそういった方でも輝ける場所を作りつつ、より多様性というところに目を向けた会社にはなっていきたいなと思っています。


読者の方に一言メッセージをお願いします!

うちは圧倒的なチーム主義を貫いており、高い固定給を出せる不動産会社です。

昨今、物価高の影響で初任給も上がっていますが、その給料を払えるかどうかは企業力に掛かっています。これから生き残る会社というのは全員で稼いでるような会社であり、個人能力に依存した会社は高い固定給を出すことがより難しくなります。

ゆえに、我々がチーム主義に変えたのも未来を見越した判断です。現時点で初任給は40万円ですが、今後は50万でも、60万でも良いと思っています。会社として高い固定給を出せれば、より優秀な人たちと一緒に仕事ができますし、会社としても社会的な価値をさらに見出せると思っています。

そういった未来を作っていきたいと思っていますので、うちに興味がある方や働きたいと思う方はぜひお話を聞かせて欲しいですね。

本日はインタビューにご協力いただきましてありがとうございました!

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