理系学生によるAZAPAエンジニアリング潜入レポート、第二弾は前回も登場した採用責任者・野口さんにビシバシ質問をぶつけます!
ーーーあらためて、今日はよろしくお願いします!普段は社会人の方とお話する機会があまりないので緊張します…
大丈夫ですよ。今日は何でも答えますので、気軽に質問して下さい。
ーーーありがとうございます!では、早速質問させていただきますね!野口さんは今は採用の仕事をされていますが、元々エンジニアだったとお聞きしました。以前はどんなお仕事をされていたんですか?
そうですね。もともとエンジニアでしたけど、社員研修や採用担当も経験してきたんです。
ーーーえ!?幅広いですね!?
そうなんですよ。
エンジニアとしては、はじめは自動車関連メーカーの仕事として、ディーゼルエンジン部品の開発に携わっていました。
チームには優秀な人が集まっていて、周囲に付いていくのが大変で休みの日も勉強していたりしてましたね。そうこうしているうちに、現場リーダーやマネージャーを任されるようになりました。
エンジニアは自分に向いている職業だったと思います。
でも、教育や育成にも関心があって、3年目頃からは新入社員研修も担当していたんですが、会社から「社員研修をやらないか?」と言われて、研修担当になりました。すごくやりがいを感じましたね。
得意な技術分野と興味のある教育分野を掛け合わせたエンジニア出身の採用担当者として、現在はAZAPAエンジニアリングで主に採用の仕事をしています。
ーーー人に教える仕事って、苦労も多かったのではないですか?
そうですね。人に教える・習得してもらう難しさや、社会一般で通用する人材になってもらうことなど、いろいろ大変でしたね。
ですから、教えるという経験を積んで、どうやったら分かりやすくできるか?自分でも理解を深めたりしました。
ーーーエンジニアと・研修・採用って、全然違う仕事だと思うんですが、どちらが自分に合ってると思いますか?
う~ん、エンジニアが合ってるとは思いますが、今は採用・研修の仕事がやりたいですね。エンジニア出身で採用研修もできれば自分の市場価値が上がると思うので、今は採用の仕事をやっています。
大企業だと、会社から指示された仕事しかできないと思いますが、当社ならやりたいことができる環境があるんですよね。
ーーーなぜ自分の市場価値を高めようと思うんですか?「エンジニアを極める」でもいいと思うんですけど…
そうですね、大企業でエンジニアとして「その他大勢」の一人としてやってもいいけど、自分は、
「自分にしかできない仕事」
をやりたいと思うんです。
ーーー僕もエンジニアに一番興味があるんですが、他の分野もいろいろ経験していきたいんですよね!野口さんのように、エンジニアだけでなくて幅広く活躍されている方って本当にスゴいと思いますし、尊敬します!たぶん自分にはできないと思うので…
たしかに簡単な事ではないですね。
実際、会社に入ると、やることが既に決められていて、自分のやりたいことはなかなかできない場合も多いですからね。
ただ、当社のようなベンチャー企業だったら、私みたいに決められたことだけじゃなくて、やりたいことをやらせてもらえる会社もあるので、そういう会社だったら案外自由にできたりしますよ。
ーーーなるほど!大企業に行けばいいってものでもないんですね。自分の進路が複雑になりすぎて悩ましいです…
難しいですよ!
私の時代は就職氷河期でしたから就職できる会社が限られていて苦しんだものですが、それでも当時は「大企業・有名企業に就職すれば正解」みたいな時代でしたからね。周りも大体目指すところは同じで、それほど選択肢もなかったんです。
皆さんの世代は、就活は「売り手市場」でたくさんの会社から選べるし、大企業が絶対イイ!っていう時代でもないから、選択肢が多い分、自分で正解を探しに行かないといけないので、また別の苦しさがあると思っています。
若い世代にはたくさんの可能性があるので頑張って下さい!
ーーーありがとうございます!頑張ります!ところで、やっぱり一番気になるのはAZAPAエンジニアリングの技術です!エンジニア志望の自分としては、今どんな技術があるのか知りたいです!
今、当社で一番の売りにしている技術は
「モデルベース開発」です。
ーーーモデルベース開発?
モデルベース開発とは、車を制御するECUという部品をPC上で試作・テストするものです。今は自動運転関連の技術が多いですね。
通常の開発では、作成した試作品をもとに実際の動作を記録しながらテストしますが、モデルベース開発ではほぼすべてをPC上で行います。
モデルベース開発を取り入れれば、コストや時間が大幅に短縮できるんです。今話題の「自動運転」も実用化に一気に近づきますよ。
ーーー今注目されている分野だ!AZAPAエンジニアリングの強みは成長分野に関連している技なんですね。
モデルベース開発という手法は、2000年代に入って開発現場で取り入れられたものです。今では自動運転や電気自動車の開発であらためて注目されています。
AZAPAグループでは2008年からモデルベース開発を取り入れていますので、かなり古参な方なんです。培ってきた経験と技術は他社には負けない当社独自の強みですよ。
ーーーじゃあ、これからもモデルベース開発メインで事業を行っていくんですか?
モデルベース開発を基本としながらも、他にも社会課題を解決する事業にも取り組んでいたりします。
たとえば、高齢者の方でも生活しやすい社会にするためのシニアカー「パワースクーター」を設計製造していたりします。
まだまだ社会課題を解決できるような事業を模索してるので、是非アイデアがあったら教えて下さい。
「どんどん若手に任せよう!」というのが当社の社長の考えなので、いろんなチャンスがあると思いますね。
ーーー本日は貴重なお時間ありがとうございました!最後に、頑張る学生に向けて、アドバイスをお願いします!
当社は「社会課題の解決」を標榜しているので、社会のさまざまな話題に興味を持ってほしいですね。自分が興味を持つことって、他の人はやらない自分の強みにつながると思うんです。
そして、自分の興味や得意を把握し、それを生かすにはどうしたらいいか?を考えみてください。個人の特性は、まわりの環境によって「長所」にも「短所」にもなるんです。自分の長所が生かせるところを見つけてほしいですね。
そのためには、何より色んなことにチャレンジしてみることが大切だと思います。
「食わず嫌いはダメ」で、それは理系でも文系でも同じなんです。
興味のあることは何でもやってみてください!
ーーー本日は貴重なお時間ありがとうございました!
いかがでしたか?
本当は、現役の工学部生が元エンジニアだという採用責任者・野口さんにいっぱい質問して「問い詰めてやろう!」ぐらいの勢いだったんですが、、、最後は就活やキャリアについてアドバイスをいただくことになりました。
AZAPAエンジニアリングの技術もさることながら、いろいろなことに挑戦できる、社会課題の解決に力を入れている、そんな会社としての一面を覗き見ることができました。