「親身」と「実力」を兼ね備えたエージェントに

山崎 達也｜Tatsuya Yamazaki

大学卒業後、大手化粧品メーカーよりキャリアをスタート。
営業職として販売戦略の立案から策定まで一貫して経験した後、セールスアナリティクス部門にて、競争優位性の構築を目的としたマーケット調査から分析までリード。
その後、株式会社アサインにヘッドハントされ転職を決意。営業・マーケティング経験者を中心に若手ハイエンド層に特化したキャリア支援に従事。

よろしくお願いいたします。
前職は大手化粧品メーカーで働かれていたと思いますが、なぜエージェントをキャリアに選択したのでしょうか。

よろしくお願いいたします。
エージェントをやりたいと考えたのは、自分らしく働く人を増やしたいと心の底から思えたからです。

私は、大学も就職先も他の小さな意思決定も全て親や他人から評価されることを優先して決めてきました。今となっては恥ずかしいですが、「自分は何をしたいのか」ということに向き合うことを放棄し、学歴や給与や会社のブランドなど一般的に良いとされる指標の中で生きてきました。

しかし、その価値観の中で戦うことが本当に幸せなのか、ふと疑問に感じた瞬間があったんですよね。

もちろんそういった一般的な指標の中で「高いところ」を目指すことは大変な努力が必要ですし、本人が勝ち取ったものだと思います。

しかし、キャリアの充実度を測るものがそれだけではないからこそ、その先で何を目指したらよいか分からなくなる人が多いというのも事実であると思います。

他人の価値観ではなく、自らの個性や可能性を活かして活躍する人を増やしたい。また、そのために、私自身が個性や可能性に挑み続けなくてはいけないと強く感じエージェントへの転身を決意しました。

なるほど。それができるのがアサインだったんですね。

そうですね。
アサインは「キャリアに真剣に向き合うすべての人」へのキャリア支援を掲げています。

キャリアに真剣に向き合うからこそ、
「もっとできることがあるのではないか」
「自分はこんなもんじゃない」
と漠然とした不安や焦りを感じる方も多いと思います。

まさにそういった方に対して、個性や可能性を発揮するサポートを届けたいと思ったのが、アサインへの入社のきっかけです。

具体的にはどのように一人ひとりの個性や可能性の発揮をサポートしているのでしょうか。

まずは、その方の価値観を探します。

アサインでは、「好き」でかつ「得意なこと」が価値観につまっていると定義していますが、その価値観を徹底的に理解し活かすことが、良いキャリアに繋がると信じています。

そのため、面談では価値観を見つけエージェントと転職者双方で共通の認識をもつことに多くの時間を使います。通常の転職支援のスタイルですと、法人営業経験が2年、カウンターパートは決裁者、年収はいくら以上を希望しており、会社の規模としては社員数10,000人以上などといった、経験や条件でのマッチングが中心になっているかと思います。

しかし、効率化を突き詰めたマッチングで正しくキャリアを選択できるほど、キャリア形成は簡単ではありません。

キャリアを取り巻く環境の変化が急速に進む昨今、企業ありきではなく自らキャリアを歩まなければいけないということは疑いようのない事実ですが、何よりも価値観に合った仕事をしなければ素晴らしい活躍ができません。それはキャリアの充実度に間違いなくネガティブな影響を与えると思います。

だからこそ、我々は顧客価値を最大限高めるために、その方の価値観に徹底的に向き合います。

仕事に関する話に留まらず、どういった経験がその方の価値観を形成しているか探すために、学生時代に遡って話をうかがいますよね。

そうですね。よく「そんなことまで聞くんですね」と驚かれることもあります。

しかし、転職者の明日が確実に変わるような価値を届けることは、親身に寄り添うことだけでは叶いません。「親身さ」と「実力」の双方があって初めて意味のある支援ができると思います。

その実力とは、エージェントとしてキャリア知見があることはもちろんのこと、在籍企業や業界、職種を深く理解しており、キャリアプランに結び付けられるということです。

例えば、営業職のキャリアの選択肢として、組織マネジメントと営業企画の違いを正しく理解していること。それぞれのポジションに必要な経験・スキルは何であるか。また、特定の経験を取りに行くためには、企業ごとの事業ドメインやビジネスモデル、事業優位性まで理解できていないと、最適なキャリアを描くことはできません。

顧客価値を高めるために、終わりはないですね。

キャリアに伴走するエージェントだからこそ、顧客価値に対して常に真摯に向き合わないといけないですよね。最後に今後の展望についてお話いただけますか？

転職シーンをポジティブに変えていきたいです。

転職活動の中で、面接対策を行わせていただきますが、その際に論理的な話し方や結論ファーストの伝え方など何度も一緒に練習をします。

また、さまざまな企業を受けていく中で、企業ごとの経営方針や事業優位性に触れる機会は多くあります。その取り組みすべてが単純に行きたい企業に受かるためだけではなく、その後のキャリアにも活きる取り組みだと思っています。

キャリアに漠然とした不安を抱えている人がエージェントに相談したら前向きになれる。そういった存在にすぐにアクセスできると思えるだけで、キャリアに前向きになるひとが増えると考えています。

それができる環境がアサインにはあるからこそ、恐れずに挑戦していきます。