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戦局は変えられる

栗原 悠輔 / くりはら ゆうすけ
株式会社アサイン シニアエージェント

外資系企業にてプロモーション戦略や営業パイプライン管理など、営業企画職として従事。国内における支店立ち上げを経験したのちに、コンサルティングファームや事業会社の役員様とのつながりを特徴とした、株式会社アサインの創業メンバーとして参画。

営業経験者のキャリアアップを中心に、経営幹部〜マネージャー層へのキャリア支援を得意としており、現在はパートナー企業からのご依頼のもと、戦略的に重要な案件に対するヘッドハンターとしても活動しております。

こんにちは!ASSIGN人事の阪本です。
この記事では、弊社メンバーの栗原 悠輔へのインタビューから、彼の「志」をご紹介します。

知って初めて、挑める世界がある

それではよろしくお願いします。
栗原さんは外資系マーケティング企業のWEBコンサルタントから始められていますが、なぜその道を選ばれたのでしょうか?

よろしくお願い致します。

必要な人に、必要な情報を展開していくことへ取り組んでいきたいと思ったからです。

当時地方創生への関心があり、埋もれている価値や情報を発信していくような領域に挑んでいきたいと感じ、中小企業やベンチャー企業の支援に強い前職への入社を決意致しました。


そう思ったきっかけは何かあるのですか?

私は地方出身なのですが、そのまま地元の大学へ進学しています。

小学校から大学までずっと部活動で野球に熱中していたのですが、
卒業した後もおそらくこのまま地元で公務員か何かになるんだろうなとぼんやりと考えていました。

大学の野球部を引退し、やることもなくなったので、
何の気もなくふらっと東京で働く先輩の家に遊びに行ったんですね。

そのまま飲みの場に連れて行ってもらい、流れで将来の話や先輩のインターンの話になったのですが、
これまで知りもしなかった世界の存在や枠組みがすごく広がった感覚があって、とても胸が高まりました。

それまで、このまま慣れ親しんだ地元で生きていくんだろうなと思っていたところから、
世の中の流動感というか、躍動感を感じ、僕もそこで挑んでみたい、と一度思ってからは、
「地元で公務員」を考えていたことが嘘みたいになって。

ありきたりではあるのですが、
“情報”というものは、それだけで一種の力なのだと体感を持って思い知りました。

知らないと挑めない世界がこんなにもあるんだと、身をもって痛感したことが大きかったです。


そんな思いでご入社され、支社の立上げ等のご活躍もされていた前職から、人材業界への転身を決められた背景を教えてください。

WEB広告やマーケティングを通し、目に見えない人の関心や流れが数字で可視化されていく過程や検証にとても面白さを感じていました。

同時に、”個”というよりはマスの動きや、予算そのものが大きいクライアントを優先していくいくことに、もどかしさや疑問を抱くようにもなっていきました。

人の世界を広げるための情報発信をしたかったはずが、広げやすい情報や訴求を広めることをやっているのではないか。

もちろん、知られないとそもそも始まることもないので、そこへの疑いを持ったわけでなないのですが、自分として、もっと”個”としての人の変化や動き、感情がリアルに感じられる、より人に近いところでの仕事がしたいとの思いが次第に強くなっていきました。

その上でまたマーケの世界に戻ったら、もっと見えてくるものもあるのではないかと思い、当時人材業界への舵切りを決意致しました。


そんな中でアサインへの入社を決めた理由は何ですか?

エージェントとして活躍するためにも、自分自身の経験がいかに積めるかは重要視していました。
よりリアルな現場感や説得力を持つためにも、ビジネスの経験値はできるだけ早く多く積みたいと思っていたんですね。

そのため、人材業界でもベンチャー企業に絞って活動を進めていました。

会社としてまだまだこれからであるフェーズの方が、仕組みのない分いろんな経験が積める、作っていけることに携われると思ったためです。

当時の自分の至らなさが大きかった部分があると思いますが、実際に転職活動を進めていくと、人材業界はマッチング重視で数を大事にしていく傾向が強いのかもしれないと思い始めました。そうでない企業様ももちろんあったのですが、その場合はそもそも会社としての規模の拡大を目指していなかったり。。何かを譲歩する必要があるかもしれないと思っていたところに、アサインが事業拡大と伴走型支援、どちらも追求している企業なのだと知り、また、様々な挑戦もしてけるこの環境で、自分も頑張っていきたいと思い、参画を決意致しました。

第三者でありながら、当事者としてもがく

実際にエージェントをやられてみて、どうでしたか?

苦労しました笑

それまでも一生懸命仕事はしていたのですが、おそらく自分の仕事として、数字とのみ向き合っており、こうすればこうなるでしょ?という仮説を立て、実際にその施策を実行すると数字が動く、という感覚があって、当時振り返ると“分かった気”になっていたのだと思います。

ある日、「君は優秀だとは思う。けど、ただそれだけ。」と言われたことがあって。

それだけで、特に怒られたり何か指摘されたりした訳ではなかったんですけど、すごく刺さって、悔しいというか腹立たしいというか、何とも言えない感情と闘ったのを覚えています。

僕は昔から比較的立ち回りは器用というか、合理的な選択が得意な方で、加えて前職で情報収集感度を鍛えられたこともあって、いろんな知識や情報は常に取り入れていたのですが、“それだけ”では変えられることは何もないんだとの自覚もどこかであったんですね。

実際、プロセスとしての数字は優良成績なんですが、最終的な結果には繋がらず、悩んでいたときに言われた言葉でした。

そこから枠組みを一旦外して、いろんなスタイルをとにかく全部試してみたり、試行錯誤したりした結果、当時圧倒的に自分に足りなかったのがその方への共感というか、当事者意識だと気づきました。

それに気づいてからは「こんな人もいるよね」だった捉え方から、同じ目線で迎えた感覚があって。
そこから大きく変わりましたね。

戦局は変えられる

若手層支援における目覚しい活躍を経て、現在はマネジメント層でも活躍されていらっしゃいますが、若手層支援と即戦力層支援で、変わることや、大切にされていることはありますか?

盤で例えると、若手層は盤が真っ白な状態なんです。
どんな一手を打つのか、どんな試合にしていきたいか、これからいくらでも描ける。

その緊張感とワクワク感があります。
ただ一足飛びにおいしい局面にいけるわけではないので、そもそものルールを知り、どんな局面にしていきたいかを考え、一手を進めていく必要があります。

一方で、マネジメント層は一定盤が組まれているんですね。
歩んできたもの、指してきたものがある、という方が正しいですかね。
だからこそ、一定自分がどんな手を打てて、何に弱いのか。俯瞰して見えますし、わかっていらっしゃる方が多いです。

でもそれが故に、夢物語を描かなくなります。
20代初めだったからこそ見られた夢が、見られなくなる。
実際、市場からの見られ方も厳しさは増すため、夢よりも足元7.8割になってしまう傾向があります。
でもだからこそ意志を持ち、力強く描く必要がある。まだまだこれからなんだと。

普通にしていたらもう夢を見なくなってきているタイミングで、改めて夢を見る、描くこと。
僕がエージェントを通して、伴走していく意味だと思っています。

どんな戦局も、変えられないものはないですからね。


第三者としての客観的視点を持ちながら、当事者として人に向き合い、真剣勝負をされている様子が伝わりました。普段は冷静沈着な栗原さんがそんな思いを秘めていたのを知れてよかったです!
最後に、転職を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。

同じスポーツや盤局でも、その戦局次第で、次のとるべき一手が大きく流れを変えることがあります。

世の中には様々な情報がありますが、こと転職はその方のフェーズや各々の状況によって取り入れるべき情報や捉え方、打ち手が変わってきます。

現在のご自身の状況を客観的に捉えながら、大切なのは「これから」ということに重きを置き、ぜひ転職だけでなく人生やキャリアの味方になってくれる人を見つけて有意義な活動を行っていただければ幸いです。

僕もキャリアに真剣に向き合っていかれたい方々へ少しでもお力添えができますよう、自分自身も精進させて参ります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後も順次メンバーインタビューを公開していきます。どうぞお楽しみに!

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