こんにちやっほー。新井です。
仕事で自社のエンジニアだけでなく協力会社の方とも関わっています。
55歳を過ぎた人もいれば20代前半の若手まで、様々な世代の方々。
そこでこんな相談をたまに受けます。
中高年層からは
「若い人に注意指導をするとすぐにパワハラだとか言われる…」
若年層からは
「あの人がパワハラ気質でキツイっす…」
と。
両者に対して
「まあそうだよね。」
というスタンスで基本聞いているのですが、この辺りに関して思うことをつらつらと書いておこう。
結論としては
「感情が揺さぶられた時には山崎まさよしさんのセロリを聞こう。」です。
もう少し書くと
感情をコントロールできるか否か。感情の源泉を理解できるか否か。
という話になります。
まず最初にですが、僕は「結果さえよければすべて良し主義」であり、そのためなら割と平気にプライドや主義主張を(表面上は)抑える事ができる体質なので、中高年も若手も双方で歩み寄った方が健康・健全への近道ですよ。
と思ってます。
その前提がある上で、中高年層の方が人生経験長いのは事実なので
「そう思われないようにうまい事やってちょーよ。」
と実は内心で思っています。
ただまあ、
・まあ年を重ねることに人間の深みが自動的に増すわけでもなく、勝手に成長するわけでもないのでそこばかりを求めるのも駄目か。
・大体においてPJの責任やプレッシャーや政治的圧力を受けている人たちなのでイライラしやすいのは解る。大変ですもんね。理解はできる。
・文化や背景が違う人に理解してもらうには中々大変ですよね。
という点も考慮して、
「まあ気持ちは解りますが、まずはそのイライラ感を少し控えるようにしましょうよ。大人が感情に振り回されていたらみっともないですよ。余裕なくても余裕感は演出しましょうよ。実際は余裕ないっすけどね笑」
というお願いをしたい所です。
そして若年層には
・セロリ聞こう。
・中高年も色々と背負うモノや育ってきた背景からの生真面目さが身に染みていて、ついつい感情が昂っちゃうのよ。そういうもんなの。
・受け止めた内容から感情を排除してプレーンテキストにしたら意外と真っ当な事を言っていて勉強になる点多いよ。
と伝えていきたい所存です。
~中座~
話はそれますが若年層の市場価値に関してです。
今から書くことは良い悪いでもなく、勧める勧めないという話でも無いですので悪しからず。
市場価値は基本的に需給バランスによって成り立つので、逆張りをする事で希少性は上がります。
一般論として希少性が高いと価値が高まりやすいです(需要が完全に消滅すれば死にますが。)
つまり逆張りすると市場価値が上がる(かもしれません)。
そのため、若年層が「めちゃくちゃ昭和よりな言動・意識」をすると市場価値が上がる可能性が生じます。
個人的にお勧めしているわけではないので、確かめてはいませんが恐らくこれは当たりです。
周囲を見渡してみても、
・そこまで生産的ではないが周囲の残業に付き合う。
・他チームの失敗をフォローする
・明らかにそもそも厳しい納期で間に合わなくて当たり前だが、間に合うよう努力する(様子を見せる)。
・飲み会などがあれば積極的に参加し雑談をする(今はさすがに無いけど)
・なんなら幹事をする(今はさすがに無いけど)
といった人が結局、単価が上がりやすかったり別PJへのアサインが優先されたりするケースを見たことはあります。
体感としては上記が評価される現場も減ってはいるが、それ以上に供給が減っているので結果的に市場価値増大になっているという印象。
そのため、「あっ…自分の技術力ではこれ先々しんどいな…」と察した場合に生存戦略の一つとして上記を採用するのはアリだと思います。
(ちなみに僕自身は割と平気で採用します。ゴマゴマスリスリ…)
~中座終わり~
話を収束させましょう。
要はパワハラもアドバイスも、助言も八つ当たりもどっちに転ぶかは発信者と受信者の感情によって左右されやすいという話です。
※八つ当たりの本来の使い方とは違いますが、ご容赦ください。
※稀に人格攻撃を至上の喜びとする人もいますので、そういうレベルの人に出会ったときはさっさと逃げましょう。ここではもう少しマイルドな人を想定しています。
パワハラだ。八つ当たりだ。
と認識してしまった時点で基本的には中身が入ってこなくなります。
そのため端的にいってしまえば
お互いの時間の無駄です。
時間の無駄でもあり健康的でもない事案に付き合うのはあまりよろしくないのは明確でしょう。
お互いの時間を無駄にしないためにも、
双方が相手の心情・背景を理解しつつ、感情のコントロールを意識してプレーンテキストで内容を嚙み締められる関係になれば良いですね。
喜びは感情的に、苛々は冷静に。
どうでしょう。どこぞの標語みたいな言葉が出来ちゃいました。使っていいよ。
言葉は言霊。
気を付けていきたい所存ですね。
おわり。