株式会社TRIVE GROUPでCTOをしている 竹口 です。
私は、新卒DeNAで5つの新規事業を0->1で担当したあと、弊社代表の籔本と起業しCTOとして2社売却、現在TRIVE GROUPの共同創業者&CTOとして、主にmediableというサービスを開発しています。
mediableは『動画クリエイター向けサブスク型クラウドファンディング』であり、 クリエイターの収益性を高めてよりクリエイティブな時間を創出できるようなプラットフォーム を目指しています。
我々エンジニアも、常に本質的な開発に集中できる環境が理想ですよね。ちなみに弊社は、 全員がとてもエンジニアをリスペクトしてもらっていて、本当に開発に集中できる環境 だと思います。エンジニア陣もビジネスサイドをとても尊敬、信頼しており、 もらったリスペクトを超えるプロダクトを作成するべく最後の砦として最善を尽くしています 。正直、とても気持ちの良いチームです。
mediableはエンジニアが全く足りていません。。「動画事業に興味ある」「事業作りをしたい」エンジニアさん、ちょっとお話だけ軽く30mなど大歓迎ですので、お気軽に Twitter にDMください!
インターン生も、お話だけでも大歓迎です!
(こんなメンバーと取り組んでいます🙆♂️) --
さて、すっかり恒例となった「気になったサービス」シリーズ。本日は初のエンジニア担当ということで、いつもとちょっと違った角度からお届けしたいと思います。
過去のシリーズは下記から参照ください。
ソフトウェアテスト自動化プラットフォーム Autify
すでにとても有名なので今更感ありますが、やはりpickupしないわけにはいかないでしょう。
前社の時に、Autifyがちょうどベータが取れた時期だったかと思いますが、一度導入を検討したことがあり、サービスについて説明していただいたことがあります。当時は事業フェーズとマッチせず導入を見送りましたが「とんでもないサービスが出てきたな」という印象を強く持ち、その後もずっとウォッチしています。
ノーコードでテストシナリオを作成してデプロイフローに組み込む。この、「テストシナリオ」のメンテナンスコストがとても高い印象だったが、AutifyはUIの変更を検知して自動or半自動でテストシナリオをメンテナンスしてくれる。 リリース頻度と変更頻度の多いリーン開発において、この自動メンテナンスはとてもありがたいですね!全部というより、最低でもクリティカルパスだけ、など部分的な適用に価値があるように感じました。
テスト自動化もそうですが、ノーコードの文脈も合わせて、エンジニアがプログラミングしない日が早く来ることを願っています。頭で実装したら勝手にアウトプットされて欲しいですね!もっともっと、本質的価値に時間を割いていきたいところです。
42 Tokyo
フランスで成功したエンジニア養成機関で、2020/06に日本に上陸。学生完全無料のエンジニアスクールです。入学するためには1ヶ月に及ぶ入学試験Piscineを通過する必要があり、そこを乗り越えた人だけが通うことができます。 また、学生同士が学びあう「ピア・ラーニング」方式を採用していて課題解決能力・突破力が養われる、とされています。
弊社にこのPiscineを通過したインターン生がいますがとても優秀です。 Rails初めて、web開発初めてという状況下で、入社1ヶ月でmediableの主要機能の開発を任され 、問題なくリリースしています。 また、事業的な目線も強く、よくチームに良質な議論を巻き起こしています。
フランスではこのスクールの卒業生はGAFAMにも就職実績があるとのことで、納得のいく肌感を持っています。 今後より卒業生が増えて、どう活躍していくのか楽しみです。
mediableは エンジニアインターン生も募集 しています!事業・ユーザーととても近い環境で事業成長にコミットしたい学生さんお待ちしております。
QunaSys
量子技術の実用化を目指すスタートアップです。2019年の11月に 2.8億の資金調達 を実施しています。また、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)にも参画していて、この分野において日本を代表する企業の一つと言って良いでしょう。
ハードの研究においてはGoogleやIBM、Microsoftと戦うのは得策ではありませんが、アルゴリズムの開発においてはスタートアップでも多くのチャンスがあると思います。
私も趣味がてら2冊ほど量子アルゴリズム系の本を読んでいますが、とても難解ですね。情報修士程度では表面をなんとなーく理解する程度しかできませんでした。 余談ですが、この分野はP≠NP予想(計算複雑性理論のミレニアム問題)の解決にも関係してきており、個人的にはその進展も気になるところです。
弊社も15年後には技術で世界と戦っていけるチームになっているはずなので、QunaSysとともに日本から技術で世界で戦える企業となっていきたいです。
NFT関連のサービス やはり、技術 x サービスという面で気になるものとしてNFTも欠かせないでしょう。NFT(ノンファンジブル・トークン)とは、誤解を恐れず一言でいうと、デジタルコンテンツの所有権をブロックチェーン上に記憶したもの、です(とても意訳しているので注意)。 現実世界でも「世界で10個しかない限定品」とか、「シリアルナンバー入り。しかも一桁!」とかは、そのモノの本来の価値を超えた値段がつきますが、この現象をデジタルコンテンツにも適用させた世界です。ブロックチェーンならそれが実現できる、というわけですね。
先日、 Nifty Gateway で販売しているデジタルアートが7億2000万円で売れてました。また、アメリカバスケットボールのNBAでは動画版トレカのようなデジタルコンテンツを作成しており、例えばレブロンジェームズのダンク動画の所有権がNBA Top Shotというサイトで高額で売買されています。
この、NFTの世界を牽引しているのがDapper Labsという企業であり、上記のNBA Top Shotや世界初のブロックチェーンゲームであるCryptoKittiesを開発しています。
直近では、NFTの何かを売買するために暗号資産を保持するためのウォレットが必要であったり、そのウォレットの使い方や、そもそもの仕組みを理解する難易度の高さから、一般に降りていくことはないだろうと思われますが、デジタルネイティブであるz世代が活躍する世界に、必ず必要となる市場ではないでしょうか。
GKE Autopilot
スタートアップに生きるエンジニアとして、やはり抑えておきたいサービスの一つですね。Kubernetesの難易度は高く、スタートアップにはtoo muchだ、というのはよく聞く言葉でしたが、2021/02にGoogleがリリースしたGKE Autopilotはそこを突破して、甘い蜜だけ吸える環境が整うと期待しています。
弊社では、staging環境で既にGKE Autopilotが稼働しており、来月を目処に本番環境にも対応していく予定です。最高レベルの信頼性、セキュリティ、スケーラビリティを”よしなに”やってくれるので、我々エンジニアはより事業に集中できます。 このように 弊社は事業成長に必要と判断した新しい技術を積極的に導入しています。この辺りの柔軟性は強みの一つ だと感じています。
まとめ 5つのサービスを紹介してきましたが、これを書いているうちに改めて気がついたのが、今やっている エンジニアリング作業がもっと自動化できる分野 をよくウォッチしているんだな、ということです。 私は、 1分1秒でもユーザーに向き合って、ユーザーのために何ができるのかを考える時間を欲している ようです。
弊社は 全員が事業家であり、事業に全力でコミット しています。全員が私と同じような気持ちで事業に向き合っています。 こんな環境で一緒に事業を成長させたいエンジニアさん、下記募集または Twitter DM からいつでも気軽にお声がけください。最高のチームです。
少しでも気になった方、ぜひお話ししましょう!お待ちしています!