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社員インタビュー第20回:800で「コンサルティング×エンジニアリング×アナリティクス」の新たなキャリアを切り拓く

800社員のキャリアパスや経験、そして800を選択した理由を掘り下げる社員インタビューシリーズ。 今回は、コンサルティング、エンジニアリング、アナリティクスと様々な領域を歩まれてきた、アナリティクス&テクノロジー本部ユニット長の露﨑さんにお話を伺いました。


―露﨑さん、まずはこれまでのキャリアについてお聞かせください。新卒で就職した会社では、どんなことをされていたのでしょうか?

新卒では800の親会社のマクロミルに入社しました。大学で学んでいた統計学関連で、自分の強みを活かせる分野を模索していました。

マクロミルのインターンシップに参加した際、QPRというサービスを通じて、消費者の購買データの分析や活用に触れたのがきっかけです。当時はビッグデータブームの真っ只中で、その流れに乗ってデータ活用の最前線に立ちたいという思いも強かったですね。また、若いうちからお客様と直接やり取りし、責任を持ってプロジェクトを進められる社風にも強い魅力を感じました。

1年目は、プログラミングでアンケート画面を作成する部署に配属されました。本当は分析中心の部署に行きたかったのであまり気が進まなかったのですが、実際に配属されてみると厳しくも優しい先輩方が多く、それまでの自分では気づけなかったであろうエンジニアの世界を知ることができました。結果的に広い視野を持ってキャリアを進むことができているので、今ではこの配属にとても感謝しています。

―その後、マクロミルではどのような業務をされましたか?

エンジニアの部署でも多くのスキルが身につき、楽しかったですが、やはり分析を経験したいという気持ちが大きくなり、コンサルティング×アナリティクスができる部署に異動しました。

それまでマーケティング知識もコンサルティングスキルも全くない状態でしたので、ロジカルシンキングやスライドの作り方など基礎的な本を何冊も読んだり、同じ部署の方にプレゼンの練習につきあってもらったり、先輩アナリストや大学の教授に教わった分析手法を実際に使ってみたりと、手厚く特訓をしていただきました。

そのおかげもあって、最初は緊張していた週次でのクライアントミーティングでも、自信を持って分析結果を報告できるようになりましたし、コンサルティング×アナリティクスの勘所を、徐々にではありますが身につけていくことができました。

新卒の一年目から能動的に動くことを意識していたこともあり、早くからたくさんの経験ができたと感じています。

―そんな中、なぜ転職を考えるようになったのでしょうか?

自分としてもやりたいことはできていましたし、若いころからたくさんの実戦経験を積むことのできる環境だったので、成長実感もやりがいもあったのですが、社会人5年目ぐらいのタイミングで、ふと「自分が培ってきた分析力やコンサルティング力は、他の会社でも通用するのだろうか?」という疑問が浮かぶようになりました。周りでも転職する人が増えてきたこともあって、自分の力を試すために転職を決意しました。

―次に進んだ仕事では、どのような経験をされましたか?

もともと新卒時から強い興味のあったプロ野球業界に、アナリストとして就職しました。私が転職した時期は、スポーツ業界でもデータを活用しようという流れが強まっていて、データ自体は取得できていたものの、それをどう活用すべきかが明確でないという課題がありました。私はその課題解決を含め、現場で使われるデータ分析全般を担当しました。

現場にデータ活用の価値を理解してもらう以前に、まず現場に信頼してもらうことがデータ活用を促すための大きな課題でした。このような状況では、ただデータを提供するだけでなく、選手やコーチたちと信頼関係を築き、対話を重ねることが重要で、前職で培ったコンサルティングのスキルが非常に役立ちました。たとえ相手の要望が曖昧でも、それを噛み砕いて整理し、迅速かつ丁寧に分析結果を提供できるスキルが身についていたことを実感しました。そうした姿勢で仕事を続ける中で、徐々に信頼を得ることができ、データに基づいたアドバイスを求められることも増えました。とても楽しくやりがいのある仕事でしたし、自分のスキルや経験に自信を持つことができました。

―「統計学」×「好きなこと」という当初の理想に近い仕事をされていた中で、なぜ800に転職されたのでしょうか?

ちょうど20代が終わるタイミングで、今後のキャリアについてあらためて考えたことが大きいです。そんな時に新卒のときの後輩であり、アナリティクス本部の小西さんと食事をした際に、800の話を聞いたことが転職のきっかけになりました。800にはマクロミル時代に繋がりがあったメンバーも多かったですし、業務内容や働き方についてもイメージしやすかったので、とくに不安はありませんでした。

当時の800では「テクノロジー」と「アナリティクス」の両方を理解し、架け橋となる人材を求めているとのことだったので、自分ならこれまでのキャリアを生かして力になれると思い、転職を決めました。

※現在、アナリティクス本部とテクノロジー本部は統合し、アナリティクス&テクノロジー本部となっています

―800ではどんな業務を担当されているのでしょうか?

入社して1年半以上経ちますが、入社して間もない頃から現在まで、ずっと金融業界のクライアントをメインで担当していて、社内で活用しやすいようデータを整理していくなどのDX支援業務を中心に行っています。

―800では今後どのようなことをやっていきたいとお考えですか?

今後は、最新技術のキャッチアップを常に行いながら、クライアントの課題解決の手段を多く持っているメンバーを増やしたいと思っています。最近はとくに技術面をリードする役割が求められていると感じているので、いわゆるCIOやCTOのようなポジションを目指していきたいですね。

また、分析やエンジニアリングを極めたいと考えているメンバーにとって、楽しみながら成長できる環境を作っていきたいと思っています。技術とビジネスの両面を理解し、強化できる存在として、組織に貢献したいです。

―露﨑さんがユニット長として、組織を作り上げるうえで大切にしていることを教えてください。

日々模索している最中ですが、新しい会社ということもあり、まずは心理的に安心して働ける環境作りを心がけています。とくに「言いたいことをちゃんと言える関係」を前提にしつつ、心理的安全性を確保することが非常に重要だと考えています。

また、情報の格差でマネジメントすることは避けるように心がけています。とくにコンサルティング業務では、チームとして成果を出すことが求められます。不信感が生まれると良い仕事をするのが難しくなるため、できる限り情報はオープンにし、メンバーからも積極的に発信してもらうようにしています。

―最後に、転職を検討されている方へメッセージをお願いします。

現時点で私たちの組織は、教育体制がまだ整い切っていないため、新しい挑戦をしたい!という意欲だけでは、活躍していただくことが難しいと考えています。「○○が得意だけど、今後△△の分野も成長させていきたい」といった、明確な得意分野を持ちつつも他のスキルを伸ばしていきたい方にとっては良い環境になると思います。

マネジメントの面でも、得意分野が明確な方はプロジェクトにアサインしやすく、その人自身も自信を持って業務に取り組めると考えます。その上で、自分のキャリアビジョンをしっかりと見据え、成長・活躍のステージとして800を最大限に活用してほしいです。

―露﨑さん、貴重なお話をありがとうございました。

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